相手役には「ダンケルク」で注目されたビリー・ハウルが扮しているほか、エミリー・ワトソン、アン・マリー・ダフ、サミュエル・ウェスト、エードリアン・スカーボローらベテランが共演。
監督は演劇畑出身(演出・脚本)でローレンス・オリヴィエ賞の受賞経験もあるドミニク・クック。
シアーシャ・ローナンが新婚の若い人妻役に挑戦
互いに愛し合い結婚した若い二人。新婚旅行で訪れた地で初夜を迎えるが、その時起こった出来事が二人の運命を変えてしまう……ブッカー賞受賞作家イーアン・マキューアンが、長い間映画化を待たれていた自身の原作『初夜』を自ら脚色、「つぐない」以来のコンビとなるシアーシャ・ローナン(「レディ・バード」)を主演に迎え、繊細な物語を紡ぎ上げた。
相手役には「ダンケルク」で注目されたビリー・ハウルが扮しているほか、「博士と彼女のセオリー」のエミリー・ワトソン、「未来を花束にして」のアン・マリー・ダフ、「私が愛した大統領」のサミュエル・ウェスト、「英国王のスピーチ」のエイドリアン・スカーボローらベテランが共演している。
監督は演劇畑出身(演出・脚本)でローレンス・オリヴィエ賞の受賞経験もあるドミニク・クック。BBCのドラマ「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」で監督デビューし、今回が劇場映画初監督となる。
様々な困難を乗り越え結ばれる二人
1962年夏、ロンドン。バイオリニストのフローレンス(シアーシャ)は弦楽四重奏団の一員として大きな舞台に立つことを夢見ている。その彼女が歴史学者志望の青年エドワード(ハウル)と出会ったのはほんの偶然だったが、二人は互いに一目で恋に落ちてしまった。
とはいえ、実業家として成功した厳格な父と過保護な母を持つ裕福な家庭で育ったフローレンスと、学校の校長の父と脳に損傷を負った母を抱えるエドワードは対照的な家庭環境。二人が結ばれるには様々な困難が予想されたが、互いの愛情はそれを乗り越えるほど強いものだった。
新婚旅行で訪れた地で迎えた初夜だったが……
ついに二人は結婚。新婚旅行でチェジル・ビーチにやって来た。いよいよ初夜を迎えることになるが、互いに初体験の二人はぎこちない。会話もつまりがち。ようやくその時が訪れるが、喜びから焦るエドワードに対しどこか不安げなフローレンス。そしてある出来事が起こり、二人は口論になってしまう……
「追想」
監督/ドミニク・クック
出演/シアーシャ・ローナン、ビリー・ハウル、エミリー・ワトソン、アン・マリー・ダフ、サミュエル・ウェスト、エイドリアン・スカーボロー
8月10日公開/東北新社=STAR CHANNEL MOVIES配給
©British Broadcasting Corporation/Number 9 Films (Chesil) Limited 2017