総督役はヒュー・ボネヴィル、その夫人にジリアン・アンダーソンが扮しており、若い恋人たちはマニーシュ・ダヤールとフマー・クレーシーが演じている。
インド人監督が自身の祖先が体験した史実をドラマ化
第二次世界大戦が終わり、イギリスはインドを独立させるために最後の総督を送り込んだ……自身の先祖が体験した史実を「ベッカムに恋して」のグリンダ・チャーダ監督が綴った歴史ドラマで、インド独立劇と共に若い男女の運命的な愛も描く。
総督役は「パディントン」シリーズのヒュー・ボネヴィル、その夫人にTV「X-ファイル」のジリアン・アンダーソンが扮しており、若い恋人たちは「マダム・マロリーと魔法のスパイス」のマニーシュ・ダヤールとフマー・クレーシーが演じている。共演はマイケル・ガンボン、オム・プリら。
インドを植民地から解放するための最後の総督
1947年、インドを植民地支配から解放するため、イギリスは最後の総督としてマウントバッテン卿(ボネヴィル)を夫人エドウィナ(ジリアン)ら家族と共に送り込んだ。統一インドを望むヒンドゥー教徒らの国民会議派と、分離とパキスタン建国を悲願とするイスラム教徒のムスリム連盟が対立するインドは混乱のさなかにあった。
若い恋人たちは宗教の違いで引き裂かれるのか
総督の新任の秘書となったジート(ダヤール)は、邸内で総督令嬢の世話阿係の女性アーリア(フマー)を見かけ驚く。かつて思いを寄せていたが転居で行方知れずになっていたのだ。
ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立は激化し暴動が発生、総督はやむなく分離独立を決意し主権譲渡を前倒しする。混乱極まる中で、異教徒同士のジートとアーリアは結ばれるのか。
「英国総督 最後の家」
監督/グリンダ・チャーダ
出演/ヒュー・ボネヴィル、ジリアン・アンダーソン、マニーシュ・ダヤール、フマー・クレーシー、マイケル・ガンボン、オム・プリ
8月11日公開/キノフィルムズ配給
©Pathe Productions Limited, Reliance Big Entertainment (US) Inc., British Broadcasting Corporation, The British Film Institute and Bend It Films Limited 2016