3人の子供たちの子育てを完璧にこなそうとするあまり、ついに限界を超えてしまった主婦の前に現われた優秀すぎるベビーシッター。一体彼女は何者なの? 最後に驚きの結末が待ち受けるヒューマンドラマ。
監督ジェイソン・ライトマン、脚本ディアブロ・コディ、主演シャーリーズ・セロンという「ヤング≒アダルト」の名トリオが再集結し、“こんなはずじゃなかった”と今の自分に悩む女性の本音を描き出す。若くて完璧な謎のベビーシッターを演じるのは「ブレードランナー2049」のマッケンジー・デイヴィス。他にロン・リヴィングストン、マーク・デュプラス、アッシャー・マイルズ・フォーリカ、リア・フランクランドらが共演。音楽を「さよなら、僕のマンハッタン」のロブ・シモンセンが担当。シンディ・ローパー、“ヴェルヴェット・アンダーグラウンド”などのヒットナンバーが、物語の秘密を解く鍵として効果的に使われている。
もうすぐ三人目の子供が生まれるマーロ(シャーリーズ)。毎日、小学生の娘サラ(リア)と息子ジョナ(フォーリカ)の世話で手いっぱい。夫ドリュー(リヴィングストン)は優しいが、家事も育児もマーロに任せきり。そんな彼女の疲労困憊ぶりに、兄クレイグ(デュプラス)が夜だけのベビーシッターを紹介してくれる。だが他人に頼りたくないマーロは、すべて自分でこなそうとする。
やがてマーロは女の子を出産。授乳や夜泣きでほとんど眠れない日々が続く。ついに限界を超えたマーロはベビーシッターに電話を。夜10時に現われたタリー(マッケンジー)はまったくイマドキの女の子。なのにシッターとしては完璧で、久々にぐっすり眠ったマーロが目覚めると、居間も台所もピカピカになっていた。
その後も完璧なタリーだがなぜか自分のことは何一つ明かさない。そんな中、突然タリーが“もう来られない”と言い出す。一体彼女に何があったのか、そして彼女の正体は?
2018年度作品。1時間35分。アメリカ映画。キノフィルムズ配給
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