「型破りなヒーローだ!」とジャクソンも太鼓判!
イギリス作家フィリップ・リーヴのファンタジー小説「移動都市」を『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』三部作で監督/脚本/製作を手掛け、その名を世界に知らしめたピーター・ジャクソンが映画化。“都市が移動し、都市を喰う世界”を舞台に、衝撃的で新しく、壮大な物語を圧倒的な映像迫力で描き出す冒険ファンタジー超大作『移動都市/モータル・エンジン』。
たった60分で文明を荒廃させた最終戦争後の世界。残された人類は空や海、そして地を這う車輪の上に移動型の都市を創り出し、他の小さな都市を“捕食”することで資源や労働力を奪い生活している。“都市が都市を喰う”、弱肉強食の世界へと姿を変えたこの地上は、巨大移動都市“ロンドン”によって支配されようとしていた。他の都市を次々に飲み込み成長を続けるロンドンを前に、小さな都市と人々が逃げるようにして絶望的な日々を送る中、一人の少女が反撃へと動き出す―。
今回到着したのは、本作の主人公へスター・ショウを演じたヘラ・ヒルマーと本作の製作を務めたピーター・ジャクソンが、へスターについて解説する特別映像!ピーター・ジャクソンが「ヘスターは社会ののけ者だ。孤児なんだ」と明かすように、幼少期での出来事をきっかけに、子どもながらにたった一人で移動都市の世界を生き抜いてきたへスター。当時の復讐を胸にロンドンへ潜入するが、ヘラが「へスターは仲間たちと共に真実を知ることになる」と語るように、ロンドンの博物館で見習いとして働くトムや、へスターの過去を知る空賊のアナと出会い冒険するなかでロンドンに隠されたとんでもない秘密を知ることとなる。映像内では凛々しい表情のヘスターが仲間とともに数々の困難を乗り越える本編映像も映し出され、そんなヘスターの姿を「型破りなヒーローだ!」とジャクソンも太鼓判!を押している。
ジャクソンは「移動都市」の実写化を決めた理由として、“へスター・ショウというキャラクター”を挙げており、「ヘスターはこれまで見たことのないようなキャラクターに思えたんだ。ヘスターほど幾層にも重なる複雑な深層心理を持つキャラクターはいないと思った。白黒や善悪を決めつけられるようなキャラクターではないんだ」とその魅力を熱弁。またそんな複雑なキャラクターを見事演じきったヘラはヘスターを演じるにあたって「物語の冒頭でのヘスターは怒りと悲しみの塊のような人で、とにかく復讐することしか考えていない。でも徐々に自分にはもっと色々な一面が秘められていると知ることになるの。ヘスター役をきちんと演じ上げるためには、とにかくまず彼女の心の奥を理解することに努めたわ」と明かしている。
(C)Universal Pictures