一般社団法人外国映画輸入配給協会が主催する「第57回優秀外国映画輸入配給賞」が決定。2019年4月17日に都内で授賞式が行なわれた。

最優秀賞は「ボヘミアン・ラプソディ」などの20世紀フォックス

1962年からスタートした本賞は毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間に公開されたすべての外国映画を対象に審査が行なわれ、優秀かつ新分野の開拓や日本の映画界の発展に大きく寄与すると認められる作品を輸入公開した配給会社を表彰するもの。今回の結果は以下のようになった。

「最優秀賞」20世紀フォックス映画

「ボヘミアン・ラプソディ」は129億円(式当日)を超える興行成績を上げ現在も上映が続く大ヒット。数十回も映画館に通うリピーターを生み出すなど社会現象にまで押し上げた20世紀フォックス映画の力は特筆すべき。ほかに「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」「女王陛下のお気に入り」など独創的でユニークな作品も配給。

「優秀賞」ギャガ株式会社

何よりもアカデミー賞作品賞受賞の「グリーンブック」で18億を越える興行収入をあげたことが評価されるが、ほかにも「スターリンの葬送狂騒曲」「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」「華氏119」などの優れた作品を数多く輸入公開した。

「奨励賞」株式会社ツイン

近年「1987、ある闘いの真実」などアジア映画を中心に公開本数を増やしていく中、「LBJ ケネディの意志を継いだ男」「記者たち衝撃と畏怖の真実」といった様々な国の骨太な社会派作品を映画ファンに届けた 点が評価を受けた。

「奨励賞」有限会社ロングライド

アメリカの作家たちの優れた作品(ウディ・アレンの「女と男の観覧車」、バリー・ジェンキンズの「ビールストリートの恋人たち」)と共にレバノンの「判決、ふたつの希望」など世界に広く目を配りながら確かな選択眼で個性的な秀作を映画ファンに届けた配給姿勢に評価が集まった。

This article is a sponsored article by
''.