全米で大ヒット・スタートを切った超実写版「ライオン・キング」の日本公開(2019年8月9日)を前に、7月22日都内でジャパン・プレミアが開催され、監督のジョン・ファヴローが駆け付けた。

サークル・オブ・ライフにはいろんな意味が込められている

ファヴローといえば、「アイアンマン」や「ジャングル・ブック」などの監督というだけでなく、俳優としても活躍中。公開中の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でもハッピー・ホーガン役でおなじみのマーベルシリーズの仲間でもある。そのためプレミアイベント会場に集まった観客からも大きな拍手が送られた。

『日本に来るたびに本当に温かいおもてなしを受けて、そのたびに謙虚な気持ちになります』とあいさつするファヴロー監督。その隣には本作の日本語吹替え版でシンバの声を演じる賀来賢人、スカー役の江口洋介、ナラ役の門山葉子、オフィシャルソングを歌うシンガーのRIRIが揃った。

画像: 左からRIRI、江口、ファヴロー、賀来、門山

左からRIRI、江口、ファヴロー、賀来、門山

オープニングで「サークル・オブ・ライフ」の日本語バージョンを披露したRIRIの熱唱に、『RIRIさんとはLAですでにお会いしたんですが、その時は英語バージョンを歌ってくれましたので、すでに歌唱力は知っていました。でもここでオーケストレーションをバックに歌うのを改めて聞いて、さらに感慨深いです』と再会を喜んだファヴロー。

この大ヒット・ソング『サークル・オブ・ライフ』はこの映画のテーマでもあるが、『この言葉にはいろんな意味があると思います。自分が自然の一部だと思うシンバのような方もいるでしょう。また私のように父親世代にとっては、自分の世代から次の世代へと受け継がれて行くものを感じる方もいるでしょう。責任という感情もそのひとつですね。成長する時期、色あせていく時期、いろんな捉え方ができる言葉です』と持論を聞かせてくれた。

画像: 観客の拍手に応えるファヴロー監督

観客の拍手に応えるファヴロー監督

また監督は日本語吹替え版も見たということで、『製作中の三年間はずっと英語で聞いていたセリフが日本語で聞こえてくるのは、ちょっと奇妙であるけれど、ディズニーが各国で選ぶ声優さんは本当に皆さん適役で、きちんとキャラクターの精神を受け継いでくれていると確信しました』と感想を述べた。日本の観客に対しても『この物語は最初の公開からもう長い期間が経っているので、どうやって私が受け継ぎ、今の時代に合うようにアップデートするのかに苦心しました。映像は本物の自然のように見えるかもしれませんが、全部バーチャルです(笑)。最新の技術を詰め込んで作りましたが、ぜひ大画面で没入するような感じで見ていただければ』とメッセージを送ってくれた。

撮影:大西基

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