バート本人が主演した『トランザム7000』(77’)のワンシーンと融合
映画・テレビで半世紀以上にわたって活躍し、2018年9月6日にこの世を去った、ハリウッド稀代の映画スター、バート・レイノルズ。『脱出』『トランザム7000』『ブギーナイツ』など多くの名作に出演してきた彼の最後の主演作となるのが本作だ。
彼が演じるのは、かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズ。彼のもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知り憤慨するが、そこは彼が生まれ育った街ノックスビルの近くだった。育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアムなど過去の思い出が甦る…。
このたび解禁された新映像は、主人公が空港へと向かう帰路。かつて過ごしたノックスビルの標識を見たヴィック(バート・レイノルズ)が行き先を変更するように迫ると仕方なくハンドルを切るリル(アリエル・ウィンター)。すると映像は、かつてバート本人が主演したカー・アクションムービー『トランザム7000』(77’)のワンシーンへ。警察の追跡から逃れるかつての映像をそのままに、当時のバート(バンディット)の横に座るバート(ヴィック)が現代の技術を駆使して見事に共演を果たしている。
実際の『トランザム7000』での本シーンは助手席にいるサリー・フィールドとの会話となるこの場面も、VFX監督のアダム・クラークの手によって、新旧のバートによる違和感のない会話が繰り広げられている。また本作では、『トランザム7000』以外にも、『脱出』(72’)の映像を使用しての共演シーンも見どころのひとつとなっている。
ラスト・ムービースター
2019年9月6日(金) 新宿シネマカリテ・シネリーブル梅田ほか 全国順次公開
配給:ブロードウェイ
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