「スパルタカス」「OK牧場の決闘」など映画史に残る名作に主演したハリウッド黄金時代の大物スター、カーク・ダグラスが死去した。
1940年代から2000年代までハリウッドで活躍し続けた伝説的な大物スター、カーク・ダグラスが2月5日、103歳で亡くなったことを、息子の俳優マイケル・ダグラスがSNSで発信しました。
カークは帝政ロシアからの移民の子として1916年ニューヨークに生まれ、数々の職を経て、40年代に映画デビュー。49年の「チャンピオン」で注目され、56年の「炎の人ゴッホ」ではゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。
初期のスタンリー・クーブリック作品「突撃」(57)「スパルタカス」(60)に主演しました。他に「探偵物語」(51)「海底二万哩」(54)「OK牧場の決闘」「バイキング」(57)「五月の七日間」(61)「テレマークの要塞」(65)「明日なき追撃」(75・兼監督)「フューリー」(78)「ファイナル・カウントダウン」(80)など多数のヒット作品で主演。日本ではコーヒーのCMなどでおなじみの顔になりました。50年代ハリウッドの赤狩りにも反抗精神を見せる気骨ある人物としても知られました。オスカーには3回演技賞でノミネートされましたが無冠。96年にはアカデミー賞名誉賞を受賞しています。