1950年代から映画界の第一線で活躍し続けたフランスの伝説的大物アクター、ミシェル・ピコリが2020年5月12日死去していたことがわかった。
ピコリは12日、脳卒中のため94歳で死去したと遺族が明かしたもの。1950年代に舞台俳優から映画に出演するようになり、ジャン・リュック・ゴダール監督の「軽蔑」(1963)、ルイス・ブニュエル監督の「昼顔」(1967)、ジャック・ドゥミ監督の「ロシュフォールの恋人たち」(1967)、アルフレッド・ヒッチコック監督の「トパーズ」(1969)など名匠の作品に次々出演し、国際的な知名度を高めた。
ほかにも「最後の晩餐」(1973)「自由の幻想」(1974)「仮面」(1975)「サン・スーシの女」(1982)「五月のミル」(1990)「美しき諍い女」(1991)「家路」(2001)「夜顔」(2006)「エレニの帰郷」(2008)「ローマ法王の休日」(2011)など芸術作品から大作まで150本以上の映画に出演した。
カンヌ国際映画祭とベルリン国際映画祭で男優賞を受賞している。