撮影/奥田耕平(THE 96) ヘア&メイク/大木利保《CONTINUE》 スタイリスト/中瀬拓外
衣裳/ベスト¥57,000、パンツ¥88,000(コウズ リック クロ 03-6427-1405)、シャツ¥41,000(アポクリファ/サカス PR 03-6447-2762)、サンダル¥22,000(ドクターマーチン/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン 03-6746-4860)
――映画『私がモテてどうすんだ』は吉野さんの初主演作となりますね。初主演のお話を聞いた時の心境はいかがでしたか?
「最初聞いた時は本当に嬉しかったです。『PRINCE OF LEGEND』、『HiGH & LOW THE WORST』 ときて、この流れですぐ本作が決まって、主演ということで嬉しかったですし、責任も感じましたけど、いい作品にしたいという気持ちでした。絶対いい作品にしようという志で取り組みました」
――初主演を務めてみていかがでしたか?
「いろいろなプレッシャーとかありましたけど、現場の雰囲気も良くて、キャストみなさん歳も近かったですし、自分が一番年上で芝居経験も少ないにもかかわらず、みなさんついてきてくださったので、芝居の話をしたりしてコミュニケーションとったり、そういった意味でもとてもやりやすかったです」
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
「(吉野北人、神尾楓珠、伊藤あさひ、奥野壮の)4人で話していることが多かったんですけど、(神尾)楓珠は共演したこともあって知ってましたが、それ以外のメンバーともよく話しました。撮影をするにあたって、もっと距離を縮めたかったので、4人でご飯に行ったりしました。焼肉に行っていろんな話をして仲良くなったりもしたので、若干歳は違いますけど、気を遣わずに撮影できましたね」
――映画の挿入曲として「私がモテてどうすんだ 六見ver.」が流れますね。ファンの方にとっても演技だけでなく吉野さんの歌声も聴けるのは嬉しいポイントです。歌うにあたって意識したことなどありましたか?
「歌うのは最初から決まっていた訳ではなくて、編集をしている段階でやってみないかというお話をいただいて“ぜひ”ということで歌わせていただきました。(主題歌を歌っている)Girls²(ガールズ ガールズ)とは違うテイストで、男っぽい感じで歌わせてもらいました。(神尾楓珠演じる)五十嵐のテーマソング的な感じになればいいねと話していて、おもしろくギャグっぽい感じに仕上がっていておもしろいなと思いました(笑)」
――吉野さんの好きなシーンを教えてください。
「やっぱり、(山口乃々華演じる花依と)おでこ(を合わせるシーン)ですかね。急過ぎて!キュンキュンするシーンってくるなっていうのがわかると思うんですけど、このシーンはよりキュンキュンが増すというか、瞬きする暇さえないくらい急にくるっていう。新しいポイントだと思うので、そこは好きですね。あとは、恥ずかしいんですけど、4人で花依のお家に行って六見が本を拾うシーンで花依の手を取って、ひとこと“雑に扱っちゃダメ。”っていうところ。すごく恥ずかしかったんですけど、六見っぽくていいなと思いました(照笑)。本番は照れないように堂々と演じました!」
――六見先輩と吉野さんの共通点を挙げるとしたらどんなところですか?
「芯があるところですかね。クールで落ち着いていて、でも天然で、歴史オタクなんですけど、人を見た目で判断しない六見のすごく芯があるというか、一つの事に対して熱中するところは、僕も歌手になりたくて一生懸命、学生時代、いろんなオーディションだったりとか人前でカラオケ大会に出て歌ったりと、一つの事に対して熱中していたので、共通しているなと思います」
――吉野さんが演じた六見先輩は作品内でサブカル系に分類されていますが、吉野さん自身を●●系と分類わけするとしたら何系ですか?
「九州男児系と他の取材で答えてるんですが、あえておふざけ系(笑)」
――六見先輩は史学部所属で城の石垣に妙にテンションが高くなるキャラですが、吉野さんにとってテンションが上がることは何ですか?
「アウトドアというか遊園地とかに行ってるときはテンション上がっちゃいますね!」
――では最後に作品のアピールをお願いします。
「この作品は、笑って楽しんでいただける作品なので、気楽に楽しんで周りの人と笑い合いながら観ていただけたらと思います。ぜひ観たらおもしろかったよと言っていただけたら嬉しいです!」
吉野北人 HOKUTO YOSHINO
1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。
〈近年の主な映画出演作〉
『PRINCE OF LEGEND』(2019年)
『HiGH & LOW THE WORST』(2019年)
『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』(2020年)
STORY
妄想大好き女子...なのに、4人のスーパーイケメンDKにモテまくる!?笑って!歌って!踊って!抱腹絶倒のミラクル☆ラブコメディ
自分の恋よりもイケメン同士が恋する妄想に夢中な花依(富田望生)は、大好きなアニメキャラが死んだショックで1週間も寝込んでしまったらなんと激ヤセして、超絶美少女(山口乃々華)に!そんな花依を好きになってしまう同じ学校のイケメンたち――六見先輩(吉野北人)、五十嵐くん(神尾楓珠)、七島くん(伊藤あさひ)、四ノ宮くん(奥野壮)。恋愛興味ナシなのにモテまくる花依だが、ついつい彼らをBL目線で見て妄想してしまう。「イケメン同士のカップリングが好きなのに、私がモテてどうすんだ〜!」悩む花依が出す、想定外の答えとは?!
映画『私がモテてどうすんだ』
7月10日(金)全国ロードショー
■出演:吉野北人 神尾楓珠 山口乃々華(E-girls) 富田望生 伊藤あさひ 奥野壮(男劇団 青山表参道X) 上原実矩 坂口涼太郎 水島麻理奈 ざわちん 中山咲月
優希美青 宮崎秋人 戸田菜穂
■原作:ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」(講談社「別冊フレンド」刊)
■監督:平沼紀久
■脚本:吉川菜美 / 福田晶平 渡辺啓 上條大輔 平沼紀久
■主題歌: Girls² 「私がモテてどうすんだ」(Sony Music Labels Inc.)
■企画・配給:松竹
©2020『私がモテてどうすんだ』製作委員会 ©ぢゅん子/講談社
16問16答や役作りの話など吉野北人さんのグラビア&インタビューは7月3日発売の「SCREEN+Plus(スクリーンプラス)Vol.67」本誌にてご紹介しています。
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