アレックス・プロヤス監督のデビュー作『スピリッツ・オブ・ジ・エア』が8月5日(水)に国内初となるBD・DVD化が決定した。

圧巻の映像美とともに絶望と希望、そして自己犠牲を描いた作品

多くのミュージックビデオを手掛けていたアレックス・プロヤス監督のデビュー作『スピリッツ・オブ・ジ・エア』が8月5日(水)に国内初のBD・DVD化。製作に4年半の月日を費やした本作は過去のVHSを最後にソフト化されておらず、今回が待望のパッケージ発売となる。『クロウ/飛翔伝説』(94)、『アイ、ロボット』(04)、『キング・オブ・エジプト』(16)などで、圧倒的映像美により独自の世界観を描いてきたアレックス・プロヤス監督が1988年に手掛けた伝説のデビュー作『スピリッツ・オブ・ジ・エア』。

画像: 圧巻の映像美とともに絶望と希望、そして自己犠牲を描いた作品
画像1: アレックス・プロヤス監督のデビュー作『スピリッツ・オブ・ジ・エア』初ディスク化!
画像2: アレックス・プロヤス監督のデビュー作『スピリッツ・オブ・ジ・エア』初ディスク化!

『荒野の千鳥足』(71)の舞台となり、『マッドマックス2』(81)や『プリシラ』(94)の撮影地として知られる豪州ブロークン・ヒルにて撮影され、登場人物はたった3人のみという本作。「空を飛ぶこと」への憧れを持つ男を軸に《絶望》と《希望》、《夢》と《現実》の物語を幻想的に描き出し、セルジオ・レオーネやアンドレイ・タルコフスキーらから多大な影響を受けたその世界観は、得も言われぬ後味を残している。

貴重な出演者のインタビューを含む豊富な映像特典を収録!

本作は同年のオーストラリア・アカデミー賞にて最優秀美術賞・最優秀衣装賞にノミネートされたほか、第 1 回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて審査員特別賞を受賞。この時、審査員を務めたのはジョン・ヴォイト、アンジェリーナ・ジョリー、ジョゼ・ジョバンニ監督、相米慎二監督、根津甚八、竹中直人という錚々たる映画人たち。91年には日本でも劇場公開され、12週間というロングランヒットとなったが、その後VHSは発売されたもののDVD化はされず、長年にわたって観る事が難しい<失われた作品>として存在感を高めてきた。

画像: 貴重な出演者のインタビューを含む豊富な映像特典を収録!

そして約30年を経てこの度、16mm撮影ながら 2Kスキャンでの監督自身によるデジタル・リマスター化が実現、心に深い余韻を残すファンタジーの傑作が、鮮烈な映像で復活した。本年2月にまさかのリバイバル公開を経て、ついに初ディスク化。セルBD、DVD には豊富な映像特典が収録。本作の背景を知るための絶好の素材となることは間違いなしだ。

アレックス・プロヤス監督の公開当時のコメント

『スピリッツ・オブ・ジ・エア』は、目の前に立ちはだかる、時には馬鹿げているとさえ思えるような障害物と戦いながらも、夢を実現させようとする者たちの物語である。この映画に登場する人々は、エキセントリックで弱点も見せる。彼らのシチュエーションはしばしば滑稽であるが、それは実際に我々が経験している日常ほどではない。これは、ある意味での犠牲と失敗についての映画だ。それはただ、笑うしかすべのないものである。

画像3: アレックス・プロヤス監督のデビュー作『スピリッツ・オブ・ジ・エア』初ディスク化!

スピリッツ・オブ・ジ・エア 8月5日(水)発売

BD=¥4,800+税、DVD=¥3,800+税|本編約96分+映像特典|【共通映像特典】●予告編●ライズ・デイヴィスインタビュー●マイケル・レイクインタビュー●メイキング「Spirits: Making a Post Apocalypse Western」●「Spirits Song」ミュージック・ビデオ●オーストラリア版2018年予告編|発売・販売:キングレコード ©1988 COMPANY BIZARRE PTY LTD.

STORY
果てしなく広がる荒野に一軒だけの小さな家に住む足の不自由なフェリックス。彼は手作りの
飛行機によって空を飛ぶという妄想に取り憑かれ、いつかこの場所からの脱出を夢見ている。一方、偏執的な気質を持つ妹ベティは、この場所を一生離れてはいけないという父の遺言を忠実に守り、十字架に囲まれて暮らしている。そんな2人の生活の中に、ある日、スミスと名乗る逃亡者が現れ……

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