7/17-7/30 開催の米ジャパン・ソサエティー主催の日本映画祭・第14回「ジャパン・カッツ」 において、東日本大震災における福島第一原発事故を完全映画化した『Fukushima 50』(フクシマフィ フティ)に出演の佐藤浩市と渡辺謙が、CUT ABOVE 賞(CUT ABOVE Award for Outstanding Achievement in Film)を受賞した。
ジャパン・ソサエティー(JS)は、1907年(明治40年)にニューヨークに設立された米国の民間非営利団体です。全米 最大の日米交流団体として、両国間の相互理解と友好関係を促進するため、多岐に渡る活動を1世紀以上にわたって続けています。その活動範囲は、政治・経済、芸術・文化、日本語教育など幅広い分野にまたがる各種事業や人物交流 などを通じて、グローバルな視点から日本理解を促すと同時に、日米関係を深く考察する機会を提供。JS映画部が毎夏に開催する日本映画祭「ジャパン・カッツ」は、2007年の開始以来、7万人以上の観客を動員し全米初公開作品を多く含む300本以上の邦画作品を上映しています。CUT ABOVE 賞は、日本映画界に貢献をしている監督や俳優の功績を称え2012年に設けられた。
ジャパン・ソサエティからのコメント
佐藤浩市様
ジャパン・ソサエティーを代表して、日本映画祭・第14回「ジャパン・カッツ」 CUT ABOVE 賞(CUT ABOVE Award for Outstanding Achievement in Film)をあなた に授与できることをとても嬉しく光栄に思います。
カット・アバブ賞は、近年の日本映画界に素晴らしい業績を残した俳優や監督を表彰する ために 2012 年に創設されました。過去の受賞者には、役所広司さん、豊田利晃監督、北 村一輝さん、安藤サクラさん、リリー・フランキーさん、樹木希林さん、塚本晋也監督が います。今年はあなたをこの輝かしい受賞者の中に新たにお迎えできることが出来てと ても誇りに思います。
ブロックバスター作品にもインディペンデント作品にも出演し、主役から嬉々とした悪 役まで演じる、最も多才で力強い日本人俳優の一人として、あなたのキャリアはジャパ ン・カッツが称賛する日本映画の多種多様さとダイナミズムを体現しています。 「GONIN」から「壬生義士伝」「64-ロクヨン-」そして「Fukushima 50」等、作品に関わ らずあなたは常にあなたの演じる役において素晴らしい才能と献身を証明し、日本とア メリカで世代を超えた観客たちを魅了してきました。
我々は、あなたの出演最新作「Fukushima 50」をジャパン・カッツのセンターピース作品 として上映することも特に嬉しく思います。本作は 2011 年 3 月 11 日の福島第一原発事 故の国難について、困難な現実に尻込みせずに戦った人々の素晴らしき人間性を称賛す る並外れた力強いドラマです。
今年は、あなたを同じくカット・アバブ賞を受賞した渡辺謙さんと共にオンラインでお迎 え出来ることを嬉しく思います。おふたりとジャパン・カッツで「Fukushima 50」につい てお話しできることを心待ちにしています。そして将来映画祭に実際に招待できること を願っています。
ジャパン・ソサエティ 副部長 K. F. Watanabe
渡辺謙様
ジャパン・ソサエティーを代表して、日本映画祭・第14回「ジャパン・カッツ」 CUT ABOVE 賞(CUT ABOVE Award for Outstanding Achievement in Film)をあなた に授与できることをとても嬉しく光栄に思います。
カット・アバブ賞は、近年の日本映画界に素晴らしい業績を残した俳優や監督を表彰する ために 2012 年に創設されました。過去の受賞者には、役所広司さん、豊田利晃監督、北 村一輝さん、安藤サクラさん、リリー・フランキーさん、樹木希林さん、塚本晋也監督が います。今年はあなたをこの輝かしい受賞者の中に新たにお迎えできることが出来てと ても誇りに思います。
日本国内のみならずハリウッドや国外で国際的にも称賛され、最も広く知られている有 名な日本人俳優の一人として、あなたのキャリアは、世界情勢の中でアメリカと日本の相 互理解を深めていくと言うジャパン・ソサエティの継続的な目標の模範となっています。 「タンポポ」から「ラスト サムライ」「硫黄島からの手紙」そして「Fukushima50」等、 作品に関わらずあなたは常にあなたの演じる役において素晴らしい才能と献身を証明し、 日本とアメリカで世代を超えた観客たちを魅了してきました。
我々は、あなたの出演最新作「Fukushima 50」をジャパン・カッツのセンターピース作品 として上映することも特に嬉しく思います。本作は 2011 年 3 月 11 日の福島第一原発事 故の国難について、困難な現実に尻込みせずに戦った人々の素晴らしき人間性を称賛す る並外れた力強いドラマです。
今年は、あなたを同じくカット・アバブ賞を受賞した佐藤浩市さんと共にオンラインでお 迎え出来ることを嬉しく思います。おふたりとジャパン・カッツで「Fukushima 50」につ いてお話しできることを心待ちにしています。そして将来映画祭に実際に招待できるこ とを願っています。
ジャパン・ソサエティ 副部長 K. F. Watanabe
新型コロナウイルスのあおりで劇場での影響を受けたものの、順次再上映中で、7 月上旬をめどに上映館が増加する見込みだ。
STORY
あの日、原発内に残り戦い続けた 50 人の作業員たちを、世界は“Fukushima 50(フクシマフィフティ)”と呼んだ。
2011 3月11日午後2時46分。マグニチュード 9.0、最大震度7という日本の観測史上最大の東日本大震災が発生した。 太平洋から到達した想定外の大津波は福島第一原発(イチエフ)を襲う。内部に残り戦い続けたのは地元出身の作業員たち。外部と遮断されたイチエフ内では 制御不能となった原発の暴走を止めるため、いまだ人類が経験したことのない世界初となる作戦が準備されていた。それは人の手でやるしかない命がけの作業。 同じころ、官邸内では東日本壊滅のシミュレーションが行われていた。福島第一原発を放棄した場合、被害範囲は東京を含む半径 250km。避難対象人口は約5,000万人。それは東日本壊滅を意味していた。避難所に残した家族を想いながら、作業員たちは戦いへと突き進む―
