キノフィルムズ配給作品『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』が、2020年7月24日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国公開。この度、本作の本編映像が解禁となった。

17歳の⻘年が、精神分析学者フロイト教授の教えを請いながら成長していく

1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れる激動のウィーン。17歳の⻘年フランツが、精神分析学者ジークムント・フロイト教授の教えを請いながら、恋に悩み、成⻑していく姿を幻想的な映像美とともに描いたニコラウス・ライトナー監督作品『17歳のウィーンフロイト教授⼈⽣のレッスン』。原作は、2012年にオーストリアで出版されて以降、社会現象に発展するほどの⼈気からドイツ国内で50万部以上が発⾏されたローベルト・ゼーターラーのベストセラー「キオスク」。また、本作でフロイト教授を演じたのは『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー〜最期の12⽇間〜』などで主演を務めその名を世界に知らしめた名優ブルーノ・ガンツ。遺作となった本作では、ナチスによる抑圧や、⽼いからくる病に耐えながらも、うぶな⻘年の⼈⽣に華やかな彩りを添える⼈⽣の師を演じている。

画像1: 17歳の⻘年が、精神分析学者フロイト教授の教えを請いながら成長していく

第⼆次世界⼤戦直前の時代を舞台にした本作。ライトナー監督は「政治的な闘争や混乱は、フランツの⾝近でもそういった出来事が起こるようになって初めて映像内に出てくる」と語る。「それまでは、彼の⽬はまったく異なる物事を捕えるんだ。客観的にこの時代を⾒せるのでなく、フランツがどう世界を⾒たのかを撮ることが⼤事だと思っていた。それでこそ真実が⾒えてくるからね」と歴史的背景から起こる事件に否応なく巻き込まれるフランツの姿から、彼らの⽣活に知らぬ間に迫る戦争の影を表現したことを明かす。

画像2: 17歳の⻘年が、精神分析学者フロイト教授の教えを請いながら成長していく

プロデューサーのヤコブ・ポポラトコは「現代のような政治的に不穏な時代と、この映画の主題は密接に関係している」と分析。「観客には、⽇々の暮らしの中にも、ひどい事態に⾄る⼩さな萌芽が根付いているということに気づいてほしい」と明かし本作に込められたメッセージを明かす。歴史的背景の影響により個⼈の⽣活が侵される様⼦が描かれているこの場⾯は、すぐそこに迫る戦争の影とやがてタバコ店、そしてフランツに訪れる危機と決断へと繋がる重要なシーンとなっている。

監督:ニコラウス・ライトナー脚本:クラウス・リヒター、ニコラウス・ライトナー
原作:ローベルト・ゼーターラー(「キオスク」2017年東宣出版酒寄進⼀訳)
出演:ジーモン・モルツェ、ブルーノ・ガンツ、ヨハネス・クリシュ、エマ・ドログノヴァ
提供・配給:キノフィルムズ配給協⼒:REGENTS

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