世界を牽引するバンド“オアシス”のリアム・ギャラガー。その成功と挫折、ソロアーティストとしての復活までを克明に映す『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』が9月25日(金)公開となる。
音楽ファンならば知らぬ者はいない稀代のフロントマン、リアム・ギャラガー。オアシスの成功でスターダムにのしあがる反面、破天荒でスキャンダラスな行動をとったことでメディアから度々バッシングを受けていた。さらにバンドメンバーである兄ノエル・ギャラガーとの確執が表面化し、バンドは解散状態に。そこから新たに結成したバンド「ビーディ・アイ」も軌道に乗らず解散となってしまう。失意の中、自らの力だけで音楽の世界を生き抜くことを決意したリアム。本作はイギリスのロックシーンを牽引するロックンロール・スター リアム・ギャラガーの成功、挫折、苦悩からの復活をありのままに映し、彼の素顔に迫っている。
解禁された本編映像のシーンは、オアシス解散後に離婚訴訟問題が勃発し、結成したバンド、ビーディ・アイも軌道に乗らず自然消滅したリアム・ギャラガーが失意のどん底にあった時期。
ある日リアムは、結局は8時間飲み続けることになる酒場でギネスビールを飲み続けていた。リアムの兄ポール・ギャラガーが明かすようにベロベロの状態だったリアムは、酔った勢いでパブの老人が渡してきたギターを手に自ら作った未発表曲「ボールド」を演奏。後にこの様子を撮影した映像がネットにアップされ話題になり、リアムの復活を予感させる伝説の映像となった。
「飲んだギネスは、ほぼ30杯」と語るリアムは、当時一般客が混じる酒場で1stソロアルバム「アズ・ユー・ワー」に収録されることになる楽曲「ボールド」を歌った経緯について、「誰かがギターを出してきたら、俺が弾いてた」とごく自然に歌唱していた状況を振り返る。
元オアシスのメンバーのボーンヘッドは「ボールド」について、リアムが楽曲発表前、携帯に録音して送ってきた過去を振り返る。「『聴けよな。頭がブッ飛ぶぜ』っていう態度じゃない。『どう思う?いいかな?』と、もっと謙虚な態度だった」。破天荒でビッグマウスな言動で知られるリアムからは想像がつかない素顔の一つだ。
『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』はそんなリアムの知られざる姿が映し出されている。
本編映像
ドキュメンタリー映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』
2020年9月25日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督:ギャビン・フィッツジェラルド、チャーリー・ライトニング
出演:リアム・ギャラガー、ボーンヘッド、ノエル・ギャラガー、ポール・ギャラガー、クリス・マーティンほか
2019年/イギリス/カラー/スコープサイズ/英語/原題:LIAM GALLAGHER: AS IT WAS /89分
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