日曜夜の9時、今や国民的ドラマとして注目されている「半沢直樹」がいよいよ最終回を迎える。“おしまいDEATH!”など堺雅人と香川照之のアドリブを交えた熱演がさらにヒートアップするなか、ふたりが共演するサスペンスコメディ映画「鍵泥棒のメソッド」がその原点では?と話題になっている。

女性ファンからSNSで「可愛い」とつぶやかれる大和田暁こと香川照之

当初は4月スタート予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大防止による撮影中断のため3ケ月遅れてスタートしたTBS系日曜劇場「半沢直樹」(午後9時)。第8話の関東地区での最高視聴率が25.6%を記録(ビデオリサーチ調べ)するなど、初回からすべて20%以上の高視聴率をキープし、いよいよ今週末の27日、最終回を迎えようとしている。

主演の堺雅人はもちろんのこと、北大路欣也をはじめ、柄本明や及川光博、片岡愛之助など多彩な豪華俳優陣の際立った熱演が話題となっているが、なかでも毎回ツイッターなどSNSで女性ファンから「可愛い」とつぶやかれているのが香川照之演じる大和田暁だ。

2013年に放送された前シリーズでは、大和田はあくまで半沢の宿敵で、憎々しいキャラクターだったが、今回のシリーズでは、第9話の“親亀・子亀の土下座シーン”など、これまでとは違ったコミカルともいえるアドリブを交えたシーンが話題となっている。

コメディとどんでん返しのサスペンスを両立させた内田監督オリジナル脚本

画像1: (C)2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会

(C)2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会

今回のシリーズで一層注目度を上げている堺雅人と香川照之の掛け合い。実は2012年9月に公開された映画「鍵泥棒のメソッド」(配給:クロックワークス)ですでに共演、話題となっていたことをご存じだろうか?

前作「アフタースクール」(2008)でコメディとどんでん返しのサスペンスを両立させた内田けんじ監督・脚本作品の長編第3弾として注目された「鍵泥棒のメソッド」は、スリリングな展開とどこか微笑んでしまうアットホームな雰囲気が評価され、この年の第36回日本アカデミー賞最優秀脚本賞のほか数々の賞を受賞している。

売れない役者・桜井武史は友人から借金を重ね自殺をも考える毎日。傷心を癒すため銭湯に向かうが、そこで、ある男が転倒し頭を強打する事故に居合わせてしまう。ほんの出来心からロッカーの鍵をすり替え、ある男=コンドウになりすました桜井だったが、コンドウは実は伝説の殺し屋だった。

桜井を演じるのは、前作「アフタースクール」でも内田監督とタッグを組んだ堺雅人。記憶を失い、殺し屋時代のすごみの利いた存在感から一転、愚直な好青年に変化するコンドウ役には、香川照之が扮する。このふたりに真面目に努力すれば結婚できると信じて婚活する“少し変わった雑誌編集長” 水嶋香苗役として広末涼子が絡む。

公開前から注目を集めていた内田けんじ監督の練りに練られたオリジナル脚本と妥協を許さない演出、一瞬たりとも目が離せない群像、そして出演者たちの阿吽の呼吸は、翌年放送が開始されたテレビドラマシリーズ「半沢直樹」の原点をも感じさせる。

ますます気になるシリーズ最終話を待ちきれない貴方、動画配信サービスで映画「鍵泥棒のメソッド」をご覧になってはいかがだろうか。何年経っても色褪せない新たな映画との出会いを内田監督が気付かせてくれるに違いない。

画像5: (C)2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会

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