発売まであと10日!“サメ”だけじゃない!最恐サメ映画最新シリーズ
2020年10月7日(水)にダウンロードを販売・デジタルレンタルの先行配信が開始、10月9日(金)にブルーレイ&DVDが発売される映画『ディープ・ブルー3』。このリリースを記念し、一足早く本編&特典映像を視聴した映画コラムニストのジャンクハンター吉田さんより、徹底的にこだわったセットや、サメ映画史上初の日本人女優“蒼れいな”をはじめとするキャストが魅せたアクションのリアリティさを解説したレポートが到着した。
巨大セットからアクションまで徹底的にこだわった「ディープ・ブルー3」のリアリティとは?
今日における世界的な......いや、地球規模でのシャーク・ムーブメントは1999年公開の『ディープ・ブルー』が作られていなかったら1つのジャンルとして確立していなかっただろう。サメ映画の始祖『ジョーズ』の頃のような作り物のサメを操演するアニマトロニクス技術だけに頼らず、CGIで形成されたサメの躍動感ある動きが本作によって映画界へ衝撃を与えたのである。
そして長い沈黙の間に幾多のサメ映画が作られ市場が拡大していく中、2018年には『ディープ・ブルー2』が投入。王道健在ぶりを見せた後、2020 年の秋にシリーズ第三弾『ディープ・ブルー3』がリリース。満を持してシリーズ化のアドバンテージを発揮する!シリーズ最新作『ディープ・ブルー3』。今作の見どころは大暴れするサメ......は当然なのだが、南アフリカでの撮影にて海に浮かぶ海上都市ならぬ人口の海上島を大掛かりなセットで作ってしまったことだろう。海が舞台になると水平線が続くだけ、もしくは海中シーンの閉塞感しか味わえない。そんなメリハリのない部分を払拭させてくれるかのように、遺伝子操作されたサメたちから逃げ場のない恐怖を作られた海上島で堪能できる本作のポテンシャルは無限大。過去作もすべて助けの来ない沖合の海洋施設が舞台という『ディープ・ブルー』シリーズのテンプレートが踏襲されているからだ。
サメに関心持つのは当たり前だが、それ以外で個人的に注目しているポイントは2つ。台湾と日本で活躍している女優の蒼れいなが見事オーディションで重要なキャラクター役を勝ち取り、唯一のアジア人配役でエキゾチックな魅力を押し出しているところ。作品を観るまではノーマークだったが、最後の最後までまさかの美味しい役で助演していることに驚き、前言撤回。もう1つはディスクに収録されている特典映像の興味深さ。特に本作ではサメ映画なのにリアリティ溢れる人間同士の格闘シーン。なぜかチカラが入っているなぁと思ったら......ああ、そういうことだったのね、と舞台裏を覗くとその理由が良くわかる仕掛けも。
オーストラリアの俳優で格闘家のブレン・フォスターをルーカス役で起用し、スタントマンなしの格闘パートを撮らせている。彼はテコンドーやブラジリアン柔術の有段者で、過去にはスティーヴン・セガールやダニー・トレホなど曲者アクション俳優たちとも共演している他、ゲーム版『マッドマックス』では主役のマックス役を演じ、鋭い切れ味の格闘術で圧倒的強さを誇るキャラクターもこなせる、器用な実力派俳優で注目株でもあるのだ。/Text:ジャンクハンター吉田(映画コラムニスト)
『ディープ・ブルー3』
2020年10月7日 (水) ダウンロード販売・デジタルレンタル先行配信開始|2020年10月9日 (金) ブルーレイ&DVD 発売・レンタル開始|ブルーレイ=2619円(税込)、DVD=1572円(税込)【映像特典】死闘シーンの舞台裏 、メイキング
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
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