Q1“黄金の耳”と呼ばれる軍関係者は、どんな仕事をしているでしょうか?
答え. = 黄金の耳:/音響解析のアナリストにつけられるニックネーム
音響戦のアナリストたちは、主として原子力潜水艦に、任務によって数日から数か月の間配備される。本作では主人公・シャンテレッドの役職となり、彼の奮闘劇が描かれていく。
戦闘部隊の一員として、艦長のために音の分類や解析を行う、必要不可欠な役割である。潜水艦には船窓がないため、操縦、そして脅威やターゲットの感知も音だけで行っている。黄金の耳になるためには、いくつかの段階を得ながら、音を感知し、分析し、分類することを学ぶ。現役のアナリストの数は機密情報であり、明らかにすることはできない。
CIRA(黄金の耳の養成学校)が1983年にできてから、フランスで220人のアナリストが誕生した。
Q2 SSBNとは、どんな潜水艦でしょうか?
答え = 弾道ミサイル原子力潜水艦/原子力潜水艦とは原子炉を動力とする潜水艦
スペック:魚雷と16体の核弾頭を搭載している/乗組員:110名/艦隊:フランスに4つ
弾道ミサイル原子力潜水艦(SSBN)の使命は核抑止である。最低でも一隻のSSBNを永続的に配備することにより、いかなる時でも大統領命令による核攻撃を可能にする。核攻撃の命令は大統領の執務室から直接届く。配備中のSSBNは探知されてはならず、海に“溶け込む”。その航路を把握しているのは艦長のみ。機関長にさえも、どこにいるかは明らかにされない。攻撃命令を撤回するプロトコルは存在しない。
Q3 SSN :とは、どんな潜水艦でしょうか?
答え = 攻撃型原子力潜水艦/原子力潜水艦とは原子炉を動力とする潜水艦
スペック:魚雷および対船ミサイルを搭載している/乗組員:70名/艦隊:フランスに6つ
高速攻撃。原子力潜水艦は国防の大きな役割を担う。戦闘用戦艦であり、攻撃的な潜水艦。弾道ミサイル原子力潜水艦を護衛するという役割に加え、フランスが所有する6つのSSNは遠方への長期間の配備に適しており、情報収集任務、特別な軍事作戦、そして水中や海面からの脅威に介入するのに適している。
「ウルフズ・コール」とは?
フランス軍の潜水艦で、並み外れた聴覚を活かし「黄金の耳」と呼ばれる特殊分析官として従事するシャンテレッド。それは僅かに聞こえる音から敵の動向を探る重要なポジション。しかしシリアでの潜航任務中、彼は怪しげな音に気づくも識別に失敗し、その判断ミスから甚大な危機を招いてしまう。彼の耳を惑わせたのはまるで“狼の歌(呼び声)”のような正体不明のソナー音。やがて再びその音が聞こえたとき、シャンテレッドは人類滅亡の危機を賭けた決断を迫られる。
【CAST & STAFF】
監督・脚本:アントナン・ボードリー /出演:フランソワ・シヴィル、オマール・シー、マチュー・カソヴィッツ、レダ・カテブ
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