『愛しの母国』は、1949年の中華人民共和国の建国から70年を記念して製作された。祖国の7つの歴史的瞬間と関わった7組の名もなき人々の物語を描き、国民一人一人の目線から大きな時代の流れを捉えた作品となっている。本作の興味深い点は、あくまで歴史的瞬間そのものや、その出来事の当事者ではなく、その歴史的事象に関わった一般市民の奮闘を描いている点である。7つのストーリーは全て、一般市民を主役に据え、より身近に歴史を感じることができる心温まる作品になっている。
中国を代表する名監督チェン・カイコーを総監督に迎え、最新作『八佰(原題)』が今中国で大ヒット中のグアン・フー、チャン・イーバイ、シュー・ジェン、シュエ・シャオルー(『海洋天堂』)、ニン・ハオ、そして、中国で大ヒットを記録した『薬の神じゃない!』の日本公開が控えるウェン・ムーイエなどベテランからフレッシュな監督まで、現代中国映画界を代表する面々が顔をそろえた。
キャストには、サイモン・ヤム、グォ・ヨウ、リウ・ハオラン、などこちらもベテランから若手まで多彩な面々が集結した!さらに、チェン・カイコーとも同期の名監督ティエン・チュアンチュアンの役者としての参加や、日本でも人気のフェイ・ウォンが主題歌を務めるなど大きな話題を呼んだ。
そして今年また10月1日より中国にて『愛しの母国』の姉妹編ともいうような形で、『愛しの故郷
(ふるさと)』の公開もスタートし、国慶節期間4日間で最速で興行収入10億元(約155億円)を超え見事No.1を獲得、大ヒットを記録中だ。こちらはチャン・イーモウが製作総指揮をつとめ、彼が認めたこれからの中国映画界を担っていくであろう新たな才能が集結した作品で、『愛しの母国』とは違いコメディ色が強めでありながらも、ぐっと心に迫る感動作品となっている。
【『愛しの母国』クレジット】
総合監督:チェン・カイコー (陳凱歌) 主題歌:フェイ・ウォン(王菲) 総合プロデューサー:ホワン・ジェンシン(黄建新)監督:グアン・フー (管虎)、チャン・イーバイ(張一白)、シュー・ジェン(徐崢)、シュエ・シャオルー(薛晓路)、ニン・ハオ(寧浩)、ウェン・ムーイエ(文牧野)
出演:ホアン・ボー黄渤)、オウ・ハオ(欧豪)、レン・スーシー(任素汐)、チャン・イー(張訳)、ハン・ハオリン(韓昊霖)、ファン・ユジェ(樊雨潔)、リウ・タオ(劉涛)サイモン・ヤム(任達華)、カラ・ワイ(惠英紅)、ドゥー・ジアン(杜江)、チュー・イーロン(朱一龍)、グォ・ヨウ(葛優)、ワン・ドン(王東)、ティエン・チュアン・チュアン(田壮壮)、リウ・ハオラン(刘昊然)、アーサー・チェン(陳飛宇)、ソン・ジア(宋佳)、トン・リーヤー(佟丽娅)(※上映作品順)
2019年/中国/シネスコ/155分/中国語/原題:我和我的祖国/日本語字幕:西村マサ、胡晶坤、濱野茉茉
配給協力:東京現像所 (c)2019Huaxia Films
配給・宣伝:wow cool entertainment
【『愛しの故郷(ふるさと)』クレジット】
製作総指揮:チャン・イーモウ(張芸謀)総企画:チャン・イーバイ(張一白)総監督:ニン・ハオ(寧浩)
監督:ニン・ハオ(寧浩)、チェン・スーチェン(陳思誠)、シュー・ジェン(徐崢)、ダン・チャオ(鄧超)、ユー・バイメイ(兪白眉)、ポン・ダーモ(彭大魔)、イエン・フェイ(閆非)
出演:グォ・ヨウ(葛優)、ホアン・ボー(黄渤)、ワン・バオチャン(王宝強)、リウ・ハオラン(刘昊然)、ドン・ズージェン(董子健)、トン・リーヤー(佟丽娅)、ファン・ウェイ(範偉)、タオ・ホン(陶虹)、チャン・イー(張訳)、ダン・チャオ(鄧超)、イエン・ニー(閆妮)、スン・リー(孫儷)、シェン・トン(沈腾)、マーリ(馬麗)ほか (※上映作品順)
2020年/中国/シネスコ/152分/中国語/原題:我和我的家乡
配給・宣伝:wow cool entertainment
︎©BEIJING JINGXI CULTURE&TOURISM CO.,LTD /CHINAFILM CO.,LTD