原作となる累計発行部数17万部超えの雫井脩介のベストセラーサスペンス小説「望み」を映画のみならずドラマ・音楽・演劇様々な分野で幅広いジャンルを手掛ける堤幸彦監督がメガホンをとった本作。
主演を務めるのは、堤真一。建築デザイナーの石川一登(かずと)を演じる。そしてその妻の貴代美役を石田ゆり子が、高校生の息子・規士(ただし)役を岡田健史が、長女・雅(みやび)役を清原果耶が演じている。
高校生の息子が消えたその日、同級生が殺された。幸せだった家族の日常は一変する。息子は犯人なのか。それとも、もう1人の被害者なのか?極限の家族愛を描く、サスペンス・エンタテインメント。
今回解禁されたのは、行方が分からなくなった兄・規士(岡田健史)が何かしらの形で事件への関与していることがニュースで流れ、父・一登(堤真一)、母・貴代美(石田ゆり子)、雅(清原果耶)のそれぞれの生活にも大きな影響が出始め、それぞれの<望み>が交差するシーン。
一流高校の受験のラストスパートに手応えを感じていた雅は、「なんで私がお兄ちゃんの犠牲にならなきゃいけないの」と突然の状況に戸惑う。そんな雅を諭そうとする母・貴代美だが、「お母さんは私よりお兄ちゃんの方が大事だから」と、感情をむき出しにする清原演じる雅。
原作者の雫井脩介は堤監督らに、「貴代美の存在が鍵になる」という考えを伝えたそうだ。
その貴代美像を伝えたことで、意見が逆に働いてしまうことも危惧した雫井だったが、「石田ゆり子さん演じる貴代美は、まさに絶妙だった。台詞一つ一つに母性がにじんでいて、過剰でないがゆえに耳に届きやすく、共感せずにはいられない。観ていて心を大きく揺さぶられるのだ」と石田を大絶賛した。
石田ゆり子(母)と清原果耶(娘)の本編映像
STORY
一級建築士の石川一登(いしかわかずと)とフリー校正者の妻・貴代美(きよみ)は、一登がデザインを手掛けた邸宅で、高校生の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)と共に幸せに暮らしていた。規士は怪我でサッカー部を辞めて以来遊び仲間が増え、無断外泊が多くなっていた。受験を控えた雅は、志望校合格を目指し、毎日塾通いに励んでいた。冬休みのある晩、規士は家を出たきり帰らず、 連絡すら途絶えてしまう。翌日、一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、同級生が殺害されたというニュースが流れる。警察の調べによると、規士が事件へ関与している可能性が高いという。行方不明者は三人。そのうち犯人だと見られる逃走中の少年は二人。息子は犯人なのか、それとももう一人の被害者なのか。
映画『望み』
大ヒット公開中
出演
堤真一 石田ゆり子 岡田健史 清原果耶 加藤雅也 市毛良枝 松田翔太 竜雷太
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介「望み」(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
音楽:山内達哉
主題歌:森山直太朗「落日」(UNIVERSAL MUSIC)
© 2020「望み」製作委員会
配給:KADOKAWA
公式 Twitter@nozomimovie