© 2018 Pantaleon Films GmbH / Erfttal Film & Fernsehproduktion GmbH & Co. KG / WS Filmproduktion / Warner Bros. Entertainment GmbH
新型コロナウイルスの影響によって大きく変わった生活様式。家の中で過ごす時間が増えたことで、自宅の掃除、整理整頓、身の回りのモノについて改めて考えることも増えたのではないだろうか。
コロナ禍以前からシンプルな生活の考え方の 1 つとして浸透してきている“ミニマリズム”は、必要最低限の持ち物のみを所持し、シンプルな生活を追求していく暮らし方。
実験的に「持ち物をすべて預け、1日1つ持ち返る生活」を1年間=365日行ったフィンランドの若者が存在し、その衝撃の生活を追った人気ドキュメンタリー映画がある。その実験生活をベースに脚色した映画『100日間のシンプルライフ』をご紹介する。この中には、with コロナ時代に役立つヒントが隠されているかもしれない。
持ち物をリセットして行われた365日の実験生活
自分の持ちモノ全てをリセットし「人生で大切なもの」を見つけ出していく365日の実験生活を描いたフィンランドのドキュメンタリー映画『365 日のシンプルライフ』。
本作は、監督・脚本・主演を務めたペトリ・ルーッカイネンが失恋を契機に “究極のミニマリズム生活”を送る様子が描かれている。
実験生活を送っているうちに、モノが恋しくなったり、逆に数日間受け取りを避けるなど様々な感情に襲われていくが、悩んだり、助けを求めるペトリに対し家族や友人が手を差し伸べていく。そして、365日の生活を終えたペトリはある答えを導き出す。
フィンランドで公開されると、そのシンプルな考え方や、ミニマリズム的な発想がモノに溢れた現代を生きる若者の共感を得て多数の“実験”フォロワーを生み、世界各地で評判になったのだった。日本でも2014年の劇場公開後に起きた「幸せな北欧シンプルライフ」や「ミニマリスト」のブームと併走しスマッシュヒットを記録。また現在、コロナ禍での外出自粛生活において再び注目され、配信や自主上映で未だに根強い人気を誇っている。
そんな作品のその後を知ることができる DVDブックが11月11日に発売が決定した。これまであるようでなかった「映画の『その後』を語る本」は、映画をつくった後、つくった人はどうなったのか、映画を観た後、観た人には何が起きたのか、映画をつくった人や観た人が「その後」を語る本となっている。本作のDVDとミニブックがセットになった DVDブックでは、日本での公開前後から2020年のコロナ禍に至るまで、つくった人=監督とシンプルライフや丁寧な暮らしを実践する5人の観た人が、映画と「その後」を振り返っている。
映画『365日のシンプルライフ』
監督・脚本・主演:ペトリ・ルーッカイネン
2013 年/フィンランド/フィンランド語/カラー/80 分
原題:Tavarataivas 英題:My Stuff
提供・配給:パンドラ + kinologue www.365simple.net
©Unikino 2013
【AFTER THE CINEMA 映画の「その後」を語る本】
#1 『365 日のシンプルライフ』DVD ブック(DVD+ミニブック)
2020年11月11日発売予定
<DVD ブック> amazon&一部書店にて発売予定
『365 日のシンプルライフ』DVD + ミニブック
(本文 80P・カラー・A5 以下サイズ)※大型帯&シュリンク
ISBN:978-4-9911740-0-1
本体価格:4,000 円+税
発行者:kinologue books
発行:kinologue + パンドラ
<ミニブック内容>
◎配給裏話、ペトリ・ルーッカイネン監督の「その後」インタビュー
◎インタビュー:大九明子さん(映画監督/テレビ東京系ドラマ『捨ててよ、安達さん。』監督・脚本)
◎ケーススタディ(実際に自分のモノと向き合い、シンプルライフを体現している人たちの話) :佐々木典士さん(ミニマリスト/『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』著者)、鈴木菜央さん(web マガジン greenz.jp 代表)、柳本あかねさん(茜夜店主/『小さな家の暮らし』著者)、ばっさーさん(実験中女子)
◎映画の「その後」イベント=クリーニングデイ、上映ワークショップのつくり方 など。
さらにこの人気作をもとに脚色を加え、ドイツ・ベルリンを舞台に笑い、ロマンスなどのワクワク要素を詰め込んだ『100日間のシンプルライフ』は、二人の青年実業家がプライドをかけてシンプルライフバトルに挑む姿を映し出している。
実話に基づいたシンプルライフ・エンターテイメント『100日間のシンプルライフ』
『100 日間のシンプルライフ』は、モノをすべてリセットし、新たに買い物をすることなく、全所持品の中から必要なモノを1日1つずつ取り戻していくという『365 日のシンプルライフ』の設定はそのままに、親友でありビジネスパートナーでもある2人が大金をかけ、究極のミニマリスト生活にチャレンジするトンデモない勝負を描いたシンプルライフ・エンターテインメントムービー。
『365日のシンプルライフ』では、ペトリが自ら進んで実験生活を始めるのに対し、『100日間のシンプルライフ』では、ミニマリズムとは無縁の生活を送っていたパウルとトニーが、半強制的(!?)に究極のミニマリズム的な生活を送ることになる。
さらに劇中にはコミカルなシーン、ラブロマンス、事業の買収などエンタメ要素がちりばめられており、中でも注目は、やはりシンプルな暮らしを通じて、価値観が変わっていくパウルとトニーの 2人の姿。モノに囲まれた現代だからこそ、シンプルな暮らしの中に点在する「幸せ」へのヒントが詰まっている。『365 日のシンプルライフ』同様に新しいライフスタイルへの変化のきっかけになるかもしれない。まだまだ先の見えないウィズコロナの時代に『100 日間のシンプルライフ』を観て暮らし方を考え直すきっかけにしてみてはいかがだろうか。今を生きる私たちの人生を豊かにする“モノ”がたり『100 日間のシンプルライフ』は、12月4日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷・ヒューマントラストシネマ有楽町・シネマート新宿ほか全国順次公開となる。
予告映像
映画『100日間のシンプルライフ』
2020年12月4日全国公開
監督・脚本:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
キャスト:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、マティアス・シュヴァイクホファー、ミリアム・シュタイン
配給:トランスフォーマー、フラッグ
提供:フラッグ
原題:100 DINGE/英題:100 THINGS/2018/ドイツ/111 分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:吉
川美奈子 【PG-12】
© 2018 Pantaleon Films GmbH / Erfttal Film & Fernsehproduktion GmbH & Co. KG / WS
Filmproduktion / Warner Bros. Entertainment GmbH
公式サイト:100simplelife.jp
Twitter/Instagram:100_simplelife