「彼は不滅の男だと思っていた」
1984年、世界的な人気を誇るアルゼンチン出身のサッカー選手ディエゴ・マラドーナは、熱狂的な観客が集うイタリア南部の弱小クラブSSCナポリに移籍する。ピッチでは“神の手”“5人抜き”でメキシコW杯優勝、“クラブ史上初”のセリエA優勝により、スーパースターとして崇め立てられたかと思いきや、プライベートではマフィアとの交際、愛人とのゴシップ、コカインでの逮捕により、トラブルメーカーとして忌み嫌われてしまう。やがて、サッカーを愛するピュアな“ディエゴ”、マスコミを騒がせるダークな“マラドーナ”という、相反する二つの顔が浮かび上がる・・・。映画の内容はこんなストーリーだ。
監督・製作総指揮を手掛けたのは、『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』で英国アカデミー賞受賞、『AMY エイミー』でアカデミー賞®受賞を果たした、イギリスの俊才アシフ・カパディア。また、製作にジェームズ・ゲイ・リース、編集にクリス・キング、音楽にアントニオ・ピントなど、前作と同じスタッフが集結。さらに、マラドーナ本人の完全な協力を得て、500時間の貴重な秘蔵映像と共に、栄光と挫折を繰り返す天才の光と影が明かされる。カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション、英国アカデミー賞ノミネート、ロッテントマト89%大絶賛など、世界中で高く評価されている。
この度、アシフ・カパディア監督が、twitterにてマラドーナに向けた追悼コメントを発表した。
「ディエゴ・マラドーナが亡くなったなんて信じられない。受け入れられない。彼は不滅の男だと思っていた。私は彼と10時間も共に過ごしたんだ!彼の左足にも触れた。彼自身、彼の神話、そして彼が如何に戦っていたかを、私達は世界に見せようと全力を尽くした。偉大なるレジェンド、ディエゴ・マラドーナ」と哀悼の意を表している。
監督・製作総指揮:アシフ・カパディア/製作:ジェームズ・ゲイ=リース、ポール・マーティン/編集:クリス・キング/音楽:アントニオ・ピント
出演:ディエゴ・マラドーナ、ペレ、チーロ・フェラーラ、ディエゴ・マラドーナ・ジュニア、クリスティアーナ・シナグラ、クラウディア・ビジャファーネ
2019年/イギリス/130分/ビスタサイズ/5.1chデジタル
配給:ツイン
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