3本の主演映画を残して早世した、伝説のスターがスクリーンに蘇る!
今なお語り継がれる伝説的俳優ジェームス・ディーンは、ブロードウェイの舞台に出演中、監督エリア・カザンに見出されて『エデンの東』の主役に大抜擢、その後ワーナー・ブラザースと立て続けに契約を結び、爆発的な人気と共に『理由なき反抗』『ジャイアンツ』に主演。瞬く間に多くの若者たちの心をつかみスターとなったジェームス・ディーンだが、『ジャイアンツ』のクランクアップの1週間後、人気絶頂の中で1955年9月30日に自動車事故に遭い、24歳の若さで早世した。
時代を超えて、青春の象徴として輝き続けるジェームス・ディーンが2月8日に生誕90年を迎える。これを記念し、ジェームス・ディーンが残した『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』の3作品が、東京・新宿ピカデリーと、大阪・なんばパークスシネマにて期間限定で上映されることが決定。新宿ピカデリーでは4Kで上映される。
ジェームス・ディーン James Dean
1931年2月8日、米インディアナ州マリオン生まれ。高校卒業後、UCLAで演劇を学ぶ。テレビやラジオ、映画の端役を経て、舞台俳優を志してニューヨークへ。アクターズ・スタジオでリー・ストラスバーグに師事。ブロードウェイの舞台に出演中、監督エリア・カザンに見出され「エデンの東」の主役に大抜擢。ワーナー・ブラザースと立て続けに契約を結び、爆発的な人気と共に「理由なき反抗」「ジャイアンツ」に主演するが、「ジャイアンツ」のクランクアップの1週間後、1955年9月30日に自動車事故で死去。
上映作品は以下の3作品
『エデンの東』 (1955年)【118分】
旧約聖書の「カインとアベル」を下敷きにしたジョン・スタインベックの原作を、名匠エリア・カザン監督によって映画化したジェームス・ディーンの本格デビュー作。主役のジェームス・ディーンは一躍銀幕の寵児となり、その名演はハリウッドの歴史に永遠に刻まれることになる。
複雑な感情うずまく、あるひとつの家族を描き出す本作。父親の愛情に飢えた孤独な若者キャル(ディー父親の愛情に飢えた孤独な若者キャル(ディーン)、品行方正な兄アロン(リチャード・ダヴァロス)、そして兄ばかりを溺愛する厳格な父親(レイモンド・マッセイ)。本作はアカデミー賞®4部門にノミネートされ、キャルの勝ち気な母親を演じたジョー・ヴァン・フリートは、助演女優賞で見事オスカー®を射止めた。
『理由なき反抗』 (1955年)【111分】
ティーンネイジャーの社会や大人への不満・反抗を繊細に描いた傑作。初公開から半世紀以上が経つ今でも愛され続け、映画史上に刻まれている。ジェームス・ディーンの最高傑作との呼び声も高い。ニコラス・レイ監督の力強い演出のもと、荒ぶるティーンエイジャーをディーンが極限まで演じ切り、本作でアカデミー賞®助演女優賞、助演男優賞にノミネートされたナタリー・ウッドとサル・ミネオとともに、戦後アメリカの悩める若者のサブカルチャーを見事に代弁した。
観る者の目に焼きついて離れない彼の熱演は、この記念碑的作品の象徴といえる。『理由なき反抗』はアメリカ議会図書館の国立フィルム登録簿に加えられ、1998年にアメリカ映画協会が発表した「偉大なアメリカ映画 100」にも選ばれた。
『ジャイアンツ』 (1956年)【201分】
ジョージ・スティーブンス監督が家族の葛藤とその時代の世相を描いた大河ドラマ。原作はエドナ・ファーバーのベストセラー小説。本作はアカデミー賞®で10部門にノミネートされ、スティーブンスは監督賞を受賞した。
大牧場主ジョーダン“ビック”・ベネディクト役にロック・ハドソン、その妻レズリー役にエリザベス・テーラー、そして成り上がりの石油王ジェット・リンク役にジェームス・ディーンをキャスティング。テキサスの人々の歴史が3世代にわたって綴られた本作は、雄大であると同時に我々にとって馴染み深い物語でもある。なお、本作がディーンの遺作となった。
【ジェームス・ディーン 生誕90周年 記念上映 公開情報】
上映劇場:新宿ピカデリー(東京) 、なんばパークスシネマ(大阪)
上映期間:2021年1月29日(金)~2月10日(水)
※チケット発売情報、上映時間等は各劇場のホームページ要確認。
※新宿ピカデリーは4K上映となります。
ジェームス・ディーン生誕90周年特設サイト開設!
ジェームス・ディーンが主演する3作品の情報のほか、往年の名作や監督、俳優たちのアニバーサリー特集や、歴代アカデミー賞®作品の紹介など、ワーナー・ブラザースが贈る数々の名作紹介や、貴重な映像を公開するスペシャルサイト。定期的に様々な情報が更新されているので、ぜひチェックしてみよう。