第77回ベネチア国際映画祭<金獅子賞>第45回トロント国際映画祭<観客賞>受賞
賞レースを席捲する数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが『スリー・ビルボード』で2度目のアカデミー賞主演女優賞を手にしたフランシス・マクドーマンドを再び主演に据え、今まさに注目の新鋭監督クロエ・ジャオと共に贈る最新作、『ノマドランド』。
先日開催された第77回ベネチア国際映画祭では<金獅子賞>、さらにはアカデミー賞にもっとも近い賞との呼び声も高い第45回トロント国際映画祭では<観客賞>を受賞。
それぞれの映画祭における最高賞を制覇するという史上初の快挙を成し遂げ、本年度アカデミー賞最有力作品として賞レース最前線を独走中!
米批評家たちによる辛口レビューサイトRotten Tomatoesでは97%Freshの高評価を獲得し、世界のジャーナリストからも「実在する“ノマド”たちに自然と溶け込んでいくマクドーマンドの演技は、キャリア史上最高のパフォーマンスとも言える素晴らしさだ。また並外れた知性とスタイルで引き出されたプロットにも圧倒された。ジャオが手掛ける作品には偉大さが詰まっている」(ガーディアン紙)などと絶賛評が相次いでいる。
賞レースの幕開けとなったボストン批評家協会賞をはじめ、数々の賞を軒並み制覇し、2021年2月3日(現地時間)に発表されるゴールデン・グローブ賞の最多ノミネートにも大きな期待がかかっている本作に世界中から熱視線が集っている。
企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンは、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド=遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。
今回解禁されたのは、アメリカの広大な自然と夕焼け空のなかを、車上で生活を送るノマドの主人公・ファーン(マクドーマンド)がたったひとりで歩んでいく姿を美しく捉えたポスタービジュアルと、ファーンのノマド生活や旅の途中で出会う他のノマドたちの姿が切り取られた場面写真。
10年以上も車上で生活している実際のノマドたちが主要キャラクターとして出演するほか、マクドーマン自身も撮影期間中にノマド生活や労働に身を投じるなどリアルを追求した撮影が行われた本作だが、場面写真からもノマドの日常のなかで自然と溶け込み合うマクドーマンドや実在のノマドたちの姿が確認できる。『ザ・ライダー』でキャストに実在のカウボーイたちを起用し、高く評価されたジャオ監督の得意とする演出が本作でどのように作用するのか目が離せない。
1月29日(金)からは全国のTOHOシネマズの幕間で上映されるTOHOシネマズハリウッドトピックスにて、フランシス・マクドーマンドが登壇したドライブ・イン・シアターの貴重な舞台挨拶の様子が流れるのも見逃せない!
2021年3月26日(金)全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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