制作発表から10年を経て、ついに待望のブルーレイ&DVD化決定
『地獄の逃避行』『天国の日々』といった名作を生み出してきた寡作の巨匠テレンス・マリック監督と、アカデミー賞3度受賞の名カメラマン、エマニュエル・ルベツキが挑んだ、幸せを模索する4人の男女の物語。テキサス州オースティンの音楽業界で夢を追い求め、誘惑と裏切りに満ちたこの世界で生きる2組のカップルの姿を魔術的な映像美で描き出す『ソング・トゥ・ソング』は、2011年に企画が発表され、2012年に撮影されるもポスプロに長い時間をかけ、2016年のSXSW映画祭でようやくプレミア上映された。
その情報が都度メディアを通じて日本にも紹介されてきたにもかかわらず、米国公開のタイミングでの公開はかなわず、そのまま日本ではビデオや配信含むあらゆる手段でも観ることのできない作品となる可能性が高いと、多くの熱心な監督ファンや豪華出演陣のファンの方々をやきもきさせてきた。しかし昨年末、遂に満を持しての劇場公開が実現した。個性豊かな4人を演じるのは、ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン。ハリウッドを代表する主役級のスターたちが“テレンス・マリック監督作品に一度は出演したい”という想いのもと、奇跡の共演を果たした。
2016年のワールドプレミア上映に駆け付けたマイケル・ファスベンダーは「今まで経験したことのない、とても激しく、何かに挑戦する、やりがいのある経験でもあり、恐ろしいものでもあった。特に決まった台本があるわけではないので、台詞をこんな短時間におぼえるのは大変だった。テレンス・マリックはこの国の偉大な詩人のひとり。自分にとってマリック作品に出演するのは夢だった」と語っている。
また「第62回グラミー賞・特別功労賞・生涯業績賞」を受賞した<ゴッドファーザー・オブ・パンク>イギー・ポップ、<パンクの女王>の異名を持つシンガーソングライターのパティ・スミスが本人として出演、さらに全世界のトータルセールスが8000万枚以上のレッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバーや、リッキ・リー、フローレンス・ウェルチなど、様々なミュージシャンがハリウッドスターと共演しているのも見逃せない。特に現実のアーティストとして出演、自身の人生を語るパティ・スミスの言葉は多くの人々の心に残るものとなった。
この度のブルーレイ、DVD化では●キャストインタビュー(マイケル・ファスベンダー&ナタリー・ポートマン)●スタッフインタビュー(プロデューサー、衣装デザイナー)●フューチャレット映像●予告編など様々なEXTRAを収録。さらには日本語吹替音声も搭載。出演のベレニス・マルローいわく「いろいろ試したり、挑戦したり、その人生を生きようとする。その瞬間をとらえようとする監督はすごくかっこよかった」というようにほぼすべてが即興で、その瞬間を映像に封じ込めるマリック監督の演出が吹替音声でどのように我々に響いてくるのかにも注目だ。
『ソング・トゥ・ソング』 BD&DVD4月28日(水)発売
BD|KIXF-973|税込価格:5280円(税込)
DVD|KIBF-1964|税込価格:4180円(税込)
【BD・DVD 共通映像・音声特典】
●キャストインタビュー(マイケル・ファスベンダー&ナタリー・ポートマン)●スタッフインタビュー(プロデューサー、衣装デザイナー)●フューチャレット映像●予告編●日本語吹替音声
【吹替キャスト】
ルーニー・マーラ(小林沙苗)、ライアン・ゴズリング(内田夕夜)、マイケル・ファスベンダー(花輪英司)、ナタリー・ポートマン(坂本真綾)、ケイト・ブランシェット(西村野歩子)、ホリー・ハンター(五味沙也香)、ベレニス・マルロー(五味沙也香)、ヴァル・キルマー(栗田圭)、リッキ・リー(仁胡)、イギー・ポップ(江原実)、パティ・スミス(亀中理恵子)、ジョン・ライドン (栗田圭)
2017 年|アメリカ映画|128 分|2020 年 12 月 25 日全国劇場公開作品|原題:SONG TO SONG|販売:キングレコード
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