本作から映画作りについてまで語ったゼメキス監督
70年代後半から精力的に作品を発表し続けるロバート・ゼメキス。本作の好きなところ、キャスト、原作、そして映画作りに関してをインタビューでは語っている。
「この物語の好きなところは?」との問いには「悪者だけどどこかユーモラスな魔女たちだ」と回答。決して反省せず子供たちを撃退しようとするような、ロアルド・ダールの物語らしい破壊的な面が好きとのことだ。
キャストについては「最高のキャストだ」と即答。初の悪役を演じた”大魔女”役アン・ハサウェイについては「大魔女の邪悪さを味わい深いものにした」と大絶賛。孫への慈愛に満ちた”おばあちゃん”役オクタヴィア・スペンサーについては「非常に優れた演技力と卓越したコメディーセンスを持つ」とベタ褒め。
また、ホテルの支配人を演じたスタンリー・トゥッチを「楽しくてどんな役でもこなせる大好きな役者」と称賛。スタッフとキャストのリスペクトにあふれた現場であったことがうかがえる。
ロアルド・ダールの原作については「決して子ども向きじゃない」と断言。そんな原作を映画化するにあたり、「(中略)8歳から80歳まで楽しめる、全世代に向けた作品を目指した」と語り、その上で「子どもを子ども扱いしないこと」が大切だという持論を述べた。
最後に映画作りの楽しみについては「映画を作ることが好きだから作っている」と答え、「映画は観る人を笑わせたり、泣かせたり、怖がらせたり、感動させたり、心を動かすことができる。だから映画作りは楽しい。私自身も映画をそうやって楽しんでいる」と映画作りへの愛を語った。
作品情報&商品情報
『魔女がいっぱい』
制作年2020年/原題:The Witches/映倫:G/本編分数:約104分
【STORY】
実は世界には、人間になりすました魔女がいっぱい潜んでいる。美しく恐ろしい魔女には、とてつもない秘密の企みが――。60年代—とある豪華ホテルに現れたおしゃれな美女の集団。中心にいる、最も美しく世界一恐ろしい大魔女<グランド・ウィッチ>(アン・ハサウェイ)は、そこであるとてつもない秘密の計画があることを明かす。偶然ある少年は魔女集会に紛れ、その企みを知ってしまう。大魔女が少年をネズミに変えたことで、物語は世界中の魔女を巻き込んで思いもよらぬ方向へ――。
【CAST】
大魔女:アン・ハサウェイ(朴璐美)
おばあちゃん:オクタビア・スペンサー(斉藤こず恵)
ストリンガー:スタンリー・トゥッチ(岩崎ひろし)
【STAFF】
監督:ロバート・ゼメキス
製作:ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロン
原作:ロアルド・ダール
『魔女がいっぱい』
2021年3月19日(金) ブルーレイ&DVD発売・レンタル開始
■ブルーレイ&DVDセット(2枚組)
価格:¥4,980(税込)
<映像特典:約20分収録内容>
・メイキング・ストーリーの舞台裏・ネズミニナール
・NG集
・未公開シーン集(バスケの誘い/浴室、往診、ホテルの廊下、再会)
■レンタルDVD
■レンタルBlu-ray
発売元:ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
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