「映画の街・新宿」から新しい映画文化を発信していくことを目指し、2021年5月28日(金)より開催される【新宿東口映画祭】にて、2つのトークイベントが決定した。
個性豊かなゲストが登壇!映画祭を飾る二つのトークイベント決定
1つめは6月7日(月)に実施される『淪落の人』トークイベント。本作は2020年2月1日より、新宿武蔵野館他にて公開されると同時に、香港映画ファンのみならず、幅広い客層に支持され、大ヒットを記録した感動作。
半身不随となり人生に絶望した中年男性と、家族のために夢を諦め出稼ぎ家政婦として働く若いフィリピン人女性。背景も文化も異なる見知らぬ2人が出会い、やがてお互いの人生で最も大切な存在になっていく。香港の四季と重ねながら人生の四季の切なさと美しさを描き、人生にとって大切なものは何かを観る者に優しく語りかける本作は、ぴあ映画初日満足度調査(2月1日ぴあ調べ)では、堂々の1位を獲得した。
【新宿東口映画祭】では『淪落の人』の上映を記念して、6月7日(月)に映画評論家の宇田川幸洋さんと久保田明さんによるトークイベントを実施。香港映画界に造詣の深いお二人が、本作の見どころやオリヴァー・チャン監督とアンソニー・ウォン来日のエピソード、香港映画界の変遷など、知れば知るほど深く本作を楽しめる話を独自の切り口で語る。
2つめは映画祭のフィナーレを飾るクロージング・トークイベント。本映画祭では、無声映画の弁士・楽士付上映の「活弁作品」から、日本の映画史を語るに欠かせない名作の数々、懐かしのアニメーションや、今年日本で公開される話題の最新作まで幅広いラインナップを上映。
映画祭のクロージング作品は、ドイツ表現主義の映画で最も古く、またその芸術性の高さから今日でも世界的に評価されている『カリガリ博士』と、1886年に原作が出版されて以来、数多く映画化されている「ジキルとハイド」作品の中でも決定版との評価が高い『狂へる悪魔』の2本。
上記2作の上映後に、活動弁士の文化を継承する澤登翠さん、映画の未来を担うお一人である中野量太監督を招き、フリーアナウンサーの中でも映画通と知られる笠井信輔さんをMCに迎え、映画にまつわる思い出を伺う。さらに印象深い出来事を振り返っていただきながら、「映画のこれから」への思いや考えについても尋ねる予定。素敵なゲストを迎えてのトークイベントに是非期待しよう。
【新宿東口映画祭】 概要
2021年5月28日(金)~6月10日(木)開催
開場:武蔵野館 & シネマカリテ
公式 HP:http://www.filmfest.musashino-k.co.jp/
『淪落の人』トークイベント
日時:6月7日(月)
映画上映開始:18:30~
トークイベント :20:25~20:45(予定) ※本編上映後のトークイベントになります。
場所:新宿武蔵野館(新宿区新宿 3-27-10 武蔵野ビル 3F)スクリーン3
登壇者:宇田川幸洋(映画評論家)、久保田明(映画評論家)
クロージング・トークイベント
日時:6月10日(木)
映画上映開始:18:00~
トークイベント :20:25~20:45(予定)
※『カリガリ博士』 『狂へる悪魔』 映画上映後のトークイベントになります。
場所:新宿武蔵野館(新宿区新宿 3-27-10 武蔵野ビル 3F)スクリーン1
登壇者:澤登翠(弁士)、中野量太(映画監督)
MC:笠井信輔(フリーアナウンサー)