7月16日より公開の『17歳の瞳に映る世界』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した注目の監督エリザ・ヒットマンの⻑編デビュー作『愛のように感じた』が2021年8⽉14⽇より公開される。
画像1: 注目のエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』が8月14日公開へ

『愛のように感じた』はブルクッリン郊外を舞台に、思春期の少⼥の性と⻘春の刹那を捉えた物語。今世界で最も注⽬を集める監督の⼀⼈であるヒットマンが瑞々しい感性と斬新な演出法でアメリカの⻘春映画の系譜に新たな 1 ページを刻んだ。

まだあどけなさの残る 14 歳のライラは、経験豊富な親友のキアラとそのボーイフレンドのパトリックと共にビーチに遊びに出かける。そこでライラはタトゥーの⼊った年上のサミーに⼀⽬で⼼を奪われる。サミーが「誰とでも寝る男」だと知ったライラは、あらゆる⼝実を作ってサミーに近づこうとする。ところが、背伸びして嘘を重ねるうち、ライラは思いもしなかった状況に陥っていく…

画像2: 注目のエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』が8月14日公開へ

【エリザ・ヒットマン監督コメント】

本作で描きたかったのは、⼦供時代のアウトテイクです。そこにあるのは、孤独な瞬間、根拠のない⾃信の⾼まり、ささやかだけれど屈辱的な出来事といった、私たちの記憶の中に埋もれてしまいがちなものばかりです。私は、映画において「⻘春」のテーマが「幻滅のプロセス」として描かれることに常に魅了されてきました。この映画を観た⼈は、登場⼈物の⾏動に不快感を覚えるでしょう。しかし、その不快感こそ私たちが経験してきたことの真実です。この映画が、観客の⼼の奥底にある何かとつながることができれば嬉しいです

【エリザ・ヒットマン監督プロフィール】
エリザ・ヒットマンは、ブルックリンのフラットブッシュで⽣まれ、⼈類学者の⽗とソーシャルワーカーの⺟のもと育つ。ブルックリンのエドワード・R・マロー⾼校に通い、演劇好きに。2001 年にインディアナ⼤学を卒業し、演劇とドラマの学⼠号を取得したが、その後、美術と映画を学び、2010 年にカリフォルニア芸術⼤学の映画/ビデオ学部で修⼠号を取得。カリフォルニア芸術⼤学在学中に、パートナーのスコット・カミングスと出会い、 2015 年に息⼦を出産した。
⻑編映画では、⼀貫して 10 代のセクシュアリティを主観的かつ詩的に切り取り、内⾯化された感情を探求している。⼀⽅で、ドキュメンタリー的⼿法とも⼀線を画し、スロモーションやクローズアップを多⽤し、感情の解放をもたらすことに重点を置いている。
初の⻑編映画『愛のように感じた』では 14 歳の少⼥の性の⽬覚め、2 作⽬の『ブルックリンの⽚隅で』では⾃らの性的指向を受け⼊れられない 19 歳の⻘年、3 作⽬の 『17 歳の瞳に映る世界』では、望まない妊娠をしてしまった 17 歳の少⼥を描いている。⻑編全てが、サンダンス映画祭で⾼く評価され、2020 年に第 70 回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した。

「愛のように感じた」は8⽉14⽇より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。なお最新作の「17歳の瞳に映る世界」は7⽉16⽇より全国公開。

2013 年/アメリカ/82 分
配給︓イーニッド・フィルム
配給協⼒︓グッチーズ・フリースクール
©2013 IFLL MOVIE LLC

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