シーンに合わせたクルエラの衣装デザインに迫るボーナス・コンテンツ解禁
クルエラを演じたエマ・ストーンが「衣装が役を作る」と衣装の重要性を語るほどのスタイリッシュな衣装を造り上げたのが、2度のアカデミー賞®を受賞したコスチューム・デザイナーのジェニー・ビーヴァン。彼女は「これは私がこれまでやった中で最も大きな仕事です。エマ・ストーンのために作った衣装の量も私がこれまでやった中で最大でした。彼女には47の衣装チェンジがあり、エマ・トンプソンも33もありました。ジョエル・フライ（ジャスパー役）やポール・ウォルター・ハウザー（ホーレス役）でさえ、それぞれ30の衣装がありましたよ」とその製作規模の膨大さについて語っている。
今回解禁される映像では「“壮大な白と黒のパーティー”で自分に火を放ち、赤いドレスに変身、パーティーのシーンでみんな同じドレスを着てクルエラそっくりになるなど、壮観だった」と熱く語るエマ・ストーンが印象的。また、ジェニー・ビーヴァンが「バイクでクルエラが乱入するシーンは短時間で最大限のインパクトを与えるため、あえてシンプルに」と語り、また別の乱入シーンでの車を包む美しいドレスについては、「硬いミリタリージャケットとフワッとしたスカートの組み合わせ。ジャケット、時計の鎖、肩の飾りには実は全部オモチャのワシやメタルを付け、スカートは深紅の羽根で構成しています」と、こだわり抜いた衣装の詳細を語っている。
大人気ファッション・デザイナーDaichi Miuraが語る『クルエラ』の魅力とは？
さらに今回は『クルエラ』の大ファンのファッション・デザイナーDaichi Miuraからの貴重なコメントが到着！日本を代表するファッション・デザイナーであり、愛犬家でもあるDaichi Miuraならではの視点で、『クルエラ』の感想や見どころポイントを語った。
Q：映画を見た感想は？
A：今までのディズニー映画のなかで映像も衣装も音楽も一番ファッショナブルな映画でした。ロンドン発祥のブランド、Vivien WestwoodやAlexander McQueenなどを彷彿させる、ファッション業界人が見ても、昔の華やかなイギリスモードファッションがリアルに描かれていると感じると思います。ダルメシアンにまつわるクルエラ誕生の悲しいストーリーも素晴らしい構成。好きなシーンやドレスのデザインのディテールを何度も見直してました。
Q：何度も見たくなるような、お気に入りのシーンは？
A：バロネスが乗った車をパンクなドレスで覆い隠すシーンと、ドレスが入っている金庫の扉を開けるシーンの発想が大好きです。
Q：クルエラと似ていると感じる点、クルエラと共感できる点は？
A：自暴自棄になった時、窮地に追われた時に、何かの反発の力でクリエイティブを生み出している姿は自分も似ているなと思いました。そして動物愛があることも。
Q：MovieNEX に収録されるボーナス・コンテンツ「衣装の魅力」について
A：一点物でしか創れないドレスならではのクリエイティブチームのウキウキが伝わってきましたね。僕も元々デザイナーなので、観ていて楽しかったです。
Q：衣装デザイナーが登場シーンに合わせたデザインのポイントを語っています。デザインをする際に、一番心掛けていることは？
A：衣装には着るシチュエーションがあります。そのストーリーのなかの刹那的な一瞬の動作や流れを引き立たせる素材やディテールやシルエットを考えてデザインします。
Q：最もお気に入りの衣装と、その理由は？
A：どれも捨てがたいです。ゴミ収集車から登場したドレスも好きですが、最後のシックな黒いマントの衣装も好きだし、メイドや清掃員の時の衣装や、普段着や街中を歩く人達のファッション、品とアバンギャルドが共存していた良い時代の設定が素晴らしかったですね。
Q：本作を見て“またドレスを創りたくなった”とのこと、どのようなイメージのドレスを創りたい？
A：やはりオートクチュールならではの大きなシルエットのドレスを創りたくなりました。シルエットは大きいけれど、軽やかな素材でクルエラのようにアクティブであり、走れちゃうような。
Q：映画のテーマである 70 年代のイギリスのファッションは、その後のファッション業界にどのような影響をもたらした?
A：保守的から反発が生まれてアバンギャルドが生まれ、素材やディテールの可能性が大きく拡がりましたね。 ただ、この時代のアバンギャルドは品格があります。歴史や伝統に敬意があったアバンギャルドです。今のファッション業界もこの時代に学ぶべきだなと感じます。
Q：愛犬家として、犬たちがデザインのインスピレーションになることは？
A：僕の家族のダンロは本当に綺麗なマーブルで、こんな色のニットがあったら欲しいなと思っています。動物の自然な色はどれも美しいです。僕はデザインする時は犬に限らず、自然界の色をかなり重要視します。
Q：この映画をこれから見る人へのメッセージは？
A：ストーリーはもちろん、ファッション、音楽、背景、映像が本当にお洒落です。エンドロールまで全てが美しい。この時代にタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれます。これぞファッションと映画の理想的なマッチングだと思いました。そしてエマ・ストーンが素晴らしい。クルエラの猫背の姿勢とか（笑）。本当に皆さんにオススメしたい映画です。
Daichi Miura
ドラマやアーティストの衣装デザイン、ファッションデザインのほか、CM や広告のディレクション、住居・カフェのプロデュース、イラストレーションなど、活動は多岐にわたる。
最近では、動物保護や災害への支援等、社会活動にも力を入れている。
Instagram：@daichi_1127
豪華ボーナス・コンテンツ満載の『クルエラ』MovieNEXは8月18日発売！
『美女と野獣』『アラジン』のディズニーが、エマ・ストーンを主演に贈る『クルエラ』MovieNEX には、エマ・ストーンとエマ・トンプソンにフィーチャーした「2人のエマ」の貴重なインタビュー、愛らしい犬たちの名演技に迫る「かわいい共演者たち」、ディズニー・アニメーションの代表作『101 匹わんちゃん』へのオマージュが伝わる「『クルエラ』と『101匹わんちゃん』」、デザイナーのジェニー・ビーヴァンが語る「衣装の魅力」、そして、貴重な「未公開シーン」などの豪華ボーナス・コンテンツを多数収録！家族や友だち、大切な人と一緒に『クルエラ』を MovieNEX やデジタル配信で楽しもう。
2021年8月18日（水）発売
『クルエラ MovieNEX』（4,950 円（税込））
『クルエラ 4K UHD MovieNEX』（6,930 円（税込））
デジタル配信中
© 2021 Disney
公式サイト：disney-studios.jp/cruella
