オープニングは『クライ・マッチョ』、クロージングは『ディア・エヴァン・ハンセン』に!
東京国際映画祭としては昨年からのコロナ禍の中で「映画館で映画を観る喜び」を伝えるべく映画館でのフィジカルな上映を基本姿勢としており、まさにその喜びを体験できるような2作品が決定した。
オープニング作品はハリウッドの伝説、クリント・イーストウッド監督が主演も兼ねた最新作『クライ・マッチョ』。クリント・イーストウッド監督の50周年記念作品でもある本作は、人生に失敗した男と親の愛を知らない少年がメキシコを横断していく中で人生に必要な「本当の強さ」とは何なのか?を見出してく感動作になっており、映画祭の開幕を熱く盛り上げる。
クロージング作品は『ディア・エヴァン・ハンセン』。先のトロント国際映画祭のオープニングを飾った本作は、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームで贈る大ヒットミュージカルの映画化作品で、1 通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに<本当の自分>に気づくまでの過程を描く、希望に満ちた物語が映画祭の終幕を飾る。
■オープニング作品 『クライ・マッチョ』
一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク。その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、今は競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ――その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた。2 人が最後に見つけた“新たな生きざま”とは?
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット
配給:ワーナーブラザース映画(2022 年1月 14 日公開/アメリカ)
■クロージング作品 『ディア・エヴァン・ハンセン』
エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日、自分宛に書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、図らずも同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、手紙を見つけ息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は人々の心を打ち、SNS を通じて世界中に広がり、彼の人生は大きく動き出すー。
監督:スティーヴン・チョボスキー
出演:ベン・プラット、エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア、ケイトリン・デヴァー
配給:東宝東和(2021年11月26日公開/アメリカ)