物語の舞台は、まだスマートフォンもSNSもなく、携帯電話が普及し始めたばかりの2003年の韓国。浪人生のヨンホ(カン・ハヌル)が送った手紙を古書店で働くソヒ(チョン・ウヒ)が受け取ったことをきっかけに、ふたりを取り巻く日常が彩り始める青春ラブストーリー。
主人公のうだつのあがらない浪人生・ヨンホ役をカン・ハヌルが演じる。
2017年のパク・ソジュンとW主演した映画『ミッドナイト・ランナー』(2017)は日本でもリメイクされ話題を呼び、2019年には、韓国の“ゴールデン・グローブ賞”とも言われる第56回百想芸術大賞で「愛の不時着」や「梨泰院クラス」を抑えTV 部門の最高賞・大賞を受賞した「椿の花咲く頃」で主演を務めた。
病床の姉を支えながら母とともに古書店を営むソヒ役には、映画『サニー 永遠の仲間たち』(2011)で注目を集めたチョン・ウヒ。『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』(2017)、『めまい窓越しの想い』(2021)など出演している。
さらにヨンホの予備校の友人・スジン役は『ミセン-未生-』(2014)、『サニー 永遠の仲間たち』(2011)でカン・ハヌル、チョン・ウヒとの共演経験を持つカン・ソラが演じる。
メガホンをとるのは、デビュー作『怪しい顧客たち』(2011)で 一躍脚光を浴びたチョ・ジンモ監督。
誰もが経験した青春時代の”あの頃” を思い出すラブストーリーの傑作が2021年12月17日公開となる。雨を待つふたりに訪れる結末とは。
STORY
「12月31日。僕は今、雨を待っている。降る可能性がかなり低い雨を。」
2003年、ソウル。明確な夢も目標もなく、退屈な浪人生活を続けていたヨンホ(カン・ハヌル)は、長い間大切にしてきた記憶の中の友人を思い返し、あてもなく手紙を出す。一方、釜山では、自分の夢を見つけられないまま、母親と一緒に古い本屋を営むソヒ(チョン・ウヒ)が、ヨンホから姉のソヨンに届いた手紙を受け取る。
「いくつかルールを守ってほしい。質問しない、会いたいと言わない、そして会いに来ない。」
ソヒは病気の姉に代わって返事を書き、二人は手紙を繋いでゆく。偶然始まった手紙のやりとりが、モノクロだった二人の日常を鮮やかに彩り始め、ヨンホは12月31日に雨が降ったら会おうという可能性の低い提案をするのだったー。
『雨とあなたの物語』(邦題)
12月17日(金)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国ロードショー
監督:チョ・ジンモ
出演:カン・ハヌル、チョン・ウヒ / カン・ソラ
原題:비와 당신의 이야기
英題:Waiting For Rain
公式 HP:https://synca.jp/ametoanata
公式Twitter : @SYNCA_asia
2021年/韓国/韓国語/117分/カラー/シネスコ/5.1ch/
配給:シンカ
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