アットホームな雰囲気も束の間、原作者の映画未鑑賞が発覚!
いきなり映画公開危機?まさかの再撮?
現実と理想はほど遠くとも、日々を地道に戦い続ける主人公。あなたも、私も、みんな「いったい何と闘っているのか」!? 笑ってしまうほど不器用で、カッコいいヒーローとは真逆。だけど彼はきっとあなたの横にも、もしかするとあなた自身かも? 共感度MAX&わかりみ深過ぎ、心と体にそっと寄り添う令和の”喜怒哀楽”サプリメント・ムービー『私はいったい、何と闘っているのか』が映画化!
手掛けるのは、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(2018)をはじめ『神様はバリにいる』(2015)などのヒット作を輩出する奇才・李闘士男(り・としお)監督。原作は、Twitterフォロワー数約100万人を誇り、芸人・役者・作家と多才なジャンルで活躍するつぶやきシロー。2016年に発売された自身の著書「私はいったい、何と闘っているのか」が初の映画化となる。
そして本作の主演を務めるのはドラマや映画、舞台と様々な分野でひっぱりダコの個性派俳優・安田顕。李監督とは『妻ふり』以来の再タッグとなるが、本作では仕事や家族のために七転八倒する中流階級の中年男の日常を切り取った喜劇を体当たりで演じている。またシリアスなものからコメディまで見事に演じ分ける実力派女優・小池栄子、若くしてMCから女優まで幅広い活躍を見せるマルチタレントの岡田結実、昨今のバラエティには欠かせない存在となったファーストサマーウイカ、おなじみ伊集院光、その他にもSWAY(劇団EXILE)、金子大地、菊池日菜子、小山春朋、田村健太郎、伊藤ふみお(KEMURI)、白川和子らなど多彩なジャンルの才能が顔を揃え、脇を固める。
そして、主題歌にはウルトラ寿司ふぁいやーによる書き下ろし、「今すぐアナタを愛したい」が映画をさらに盛り上げる!
そんな話題作のプレミアが開催。まずは主演の安田顕より「本日はお集まりいただきありがとうございます。いつも直接足を運んでいただいていると思うと、すごく緊張しますが、上映後ということで少し楽な気持ちでお話できると思います。どうぞよろしくお願いいたします。」と緊張しながらも感謝の言葉を述べ、小池栄子ら共演者と共に家族を演じた面々が集まったプレミアイベントがスタート。
家族の大黒柱である、父親・春男を演じた安田は共演キャストについて「助かりました、、!(家族を演じるということで)短い時間でコミュニケーションを取って、輪を作っていくということが大事なんですが、そういう部分を小池さんが引っ張ってくださいました。」とコメント。一方で「お昼ご飯を(家族役の)子供たちのところにわざわざ椅子を持って行って食べるんですが、特に何も話すこともない(笑)また椅子を持って自分の部屋に戻るという、謎のコミュニケーションを取っていました。」と笑いを誘った。
また「安心したのは、休憩中に長女役の岡田さんがお姉ちゃんのように次女役の菊池さんや長男役の春朋くんと接して、輪を作っていたんです。お父さん(安田)は相変わらず黙ってるんだけど(笑)『みかん食べる?』と間が空くと、自分が持ってきたみかんを周りに勧めていました(笑)」と役に溶け込むように現場の雰囲気を作っていた岡田たちに感謝していた。春男を支え、伊澤家のムードメーカーである妻・律子を演じた小池は明日11月22日で“いい夫婦の日”であることにちなみ、理想の夫婦像について問われると「やっぱり何があっても一番の味方でいてあげることじゃないですか?」とコメント。
「律子は春男に色んなことがあっても、とやかく言わずに信じて、一番の味方でいるっていう女性。なので、今回演じてみて、私も一回り良い女房になれたらなと思いました。」と語った。そしてその回答に大きく頷く小学生の小山に監督のツッコミで会場に大きな笑いが!
また、主人公・春男のように最近、不満や妄想が頭の中で炸裂した出来事を聞かれた長女・小梅役の岡田は「春男って誰かに似てるな~と思ったら、兄だったんです!本当に何も喋らなくて!年々何を考えているのか分からなくて、、、でもどんどんミステリアスになって好きになっていくんです!この前も一緒に家族でご飯に行って、兄が何も喋らなかったので『何考えてるんだろう、、!』って炸裂してたんですが、やっぱりお兄ちゃんのこと好きだなと思いました!」とほっこりする家族のエピソードを話してくれた。
小梅の彼氏を演じたSWAYは家族でも「これは許せない!」といったことはあるかと問われると「やりたいこと、興味があることを全部否定されると悲しいですね。心配されながらも後押ししてほしいですね。僕の時はヒップホップミュージックということですごく悪そうな恰好から入って、『何その恰好?』と親に言われましたが、否定はされなかったですね。」とエピソードを披露した。
慣れない舞台挨拶で心臓バクバクだという、長男・亮太を演じた小山へ撮影中も緊張したか問われると「リハーサルとか含めて、あまり話さないということで、その人の性格とか事細かいことは分からないので接し方で緊張しましたが、撮影が進むにつれて仲良くなれたんじゃないかな。」と小学生とは思えない、貫禄ある所感を語ってくれた。安田からは「あなたがいてくれるだけで監督の機嫌が良くなる。やること全てをニコニコ見てましたよ。」と小山の愛されキャラぶりを称えた。
続いてMCから原作者・つぶやきシローが試写に呼ばれていないという事実が判明、、!安田「私もSNSで見た気がする。。」監督「前代未聞ですよ!原作者が見ていないということはこの後公開できるか分かりません!撮り直さないといけないかもしれない!」とまさかの再撮影を示唆すると場内からは笑いとどよめきが!すると小池から「キャスティングも変わるかもしれませんよね(笑)」という言葉に笑いのボルテージは最高潮に!
盛り上がった場を仕切りなおしたところで、春男の様に定食屋のカツカレーを食べて発散していたことにちなみ、実際に行っている発散方法について問われると、安田と小池はともにお酒を呑むことだと意見が一致。「この間、朝の3時半に仕事が終わって、そのまま8時出発だったけど呑んだもんね」と安田からパワフルすぎるエピソードが、、!小池も「呑まないとその日がリセットされた感じがしないですよね。」と多忙の中の生活の癒しとなっていることを伺わせた。
そしてここで安田から「皆さん!昨日は映画で素晴らしい妻・お母さんを演じてくださった小池栄子さんの誕生日です!おめでとうございます!」とバースデーソングの生歌唱とともに花束のプレゼントが、、!小池は「感動します。家族に祝ってもらえるのは嬉しいですね。本当に大好きな作品になったので、続編とかどうなんですかね。。?」と監督に問うと、すかさず安田から「続編の前に再撮影するかどうかでしょ」とツッコミが!場内は再び笑いに包まれた。
最後に安田から「1日が思い通りに上手くいったことって私ないんです。小さいことですぐくよくよしたり、あーだこーだ考えることが皆さんもあると思うんです。思い通りにいかない、でもそれでもいいじゃないか!と、もっともっと素敵なことが起きてるよ!ということを気づかせてくれる映画だと思っています。今日はありがとうございました!」と締めの挨拶があり、盛り上がりの熱が冷めやらぬまま、イベントは幕を閉じた 。
≪映画『私はいったい、何と闘っているのか』プレミア試写会イベント ≫
日程:11月21日(日)
場所:スペースSF汐留(港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F)
登壇者:安田顕、小池栄子、岡田結実、SWAY(劇団EXILE)、小山春朋、李闘士男監督
■制作プロダクション:ダブ ■配給:日活・東京テアトル
©2021 つぶやきシロ―・ホリプロ・小学館/闘う製作委員会