1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送が開始され、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いマリオネット・エンターテインメント「サンダーバード」。
数々の逸話を残した伝説が、当時の技術を再現した奇跡の完全新作として帰ってくる!
イギリスの映像プロデューサーであるジェリー・アンダーソンが率いる映像製作会社APフィルムズによって制作された特撮TVドラマ「サンダーバード」。今回はその魅力の原点に迫る特別映像<入門篇>を公開!
到着した映像では、日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』の本編ダイジェストとともに、「サンダーバード」誕生の歴史から国際救助隊の位置づけやストーリー設定やキャラクター紹介などがなんと3分でまるわかり!初めての方でも「サンダーバード」とはどんな作品なのか知ることができる入門的な映像となっている。
「サンダーバード」の舞台は、2065年の近未来。この世界では原子力や電子機器などの進化によって大きく発展した科学技術は、生活を便利にする一方で、ひとたび事故が発生すると大きな被害が及ぶという危険も隣り合わせに。そこで元宇宙飛行士であり、その後大きな資本を得たジェフ・トレイシーが、「国際救助隊」を立ち上げ、地球上の各地で発生する災害や事故から人命を救うストーリーとなっている。
その生みの親であるジェリー・アンダーソンは、電磁式部品などを取り入れることで、より人間的な表情や動きを再現することができるマリオネットを駆使し、実写と特撮を組み合わせることでリアル感のある映像を作り上げる〈スーパーマリオネーション〉という独自の撮影手法を開発!
「スーパーカー」(1961年)、「宇宙船XL-5」(1962年)、「海底大戦争スティングレイ」(1964年)を経て、1965年より「サンダーバード」の放送がスタートした。中でも「サンダーバード」は大変人気を博し、全32話までテレビシリーズは続き、その後も2本の劇場映画『劇場版・サンダーバード』(1966年)と『サンダーバード6号』(1968年)が制作。日本でも、1966年4月からNHKにて放送をスタートし、同時期に『ウルトラマン』を制作していた特撮の父・円谷英二は大きな衝撃が走ったそう。その後、円谷によって制作された『ウルトラセブン』(1967)のメカニック描写にも影響を与え、以降の日本特撮、ロボット、SFアニメ作品に多大なる影響を与えた伝説的作品として知られている。
2000年代に入ってもCGを駆使したハリウッド制作の実写映画版『サンダーバード』(2004年)、50周年を記念したリブート版フル3Dアニメ「サンダーバード ARE GO」(2015~2020年)が制作されており、その人気は今なお健在!。そして今年は記念すべき日本放送開始55周年を迎え、“サンダーバード55周年プロジェクト”が発足し、日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』が2022年1月7日より劇場上映が決定!現在に見事蘇ったシリーズ最新作をぜひ見届けたいもの。
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