アーティストで映画監督、女優で脚本家、起業家、活動家までといったマルチに活躍する注目の女性たちをフィーチャーする。

ステージでは素顔を見せない"顔なきポップスター"として、世界的注目を集めるシンガーソングライター・Sia(シーア)。キャリアのほとんどを"曲を書くこと"そして"音楽"に費やしてきた彼女が、映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』で初監督を務める。

ジョディ・フォスターや、シャーリーズ・セロンといったハリウッドのトップ俳優が役者の枠を飛び越えて映画監督やプロデュース業へ挑んだり、また、マドンナやビヨンセ、レディー・ガガなど音楽のトップアーティストが監督や演技で映画界へチャレンジしたりと、本業から新たなフィールドでも活躍をみせる芸能人は多い。
Siaが音楽のフィールドを超え、"映画"という新しいクリエイティブを世の中に生み出したのは、マルチに大活躍している人々と、環境、それを受け入れられる"今"だからこそできるものだろう。

今回は、その中でも、“女性の躍進”や“マイノリティへの理解と関心”など、社会に向けて自分の信念を形にしながら、自分のフィールドを超え、新しい分野に挑戦し続ける注目の女性たちを紹介する。

Sia(シーア)

画像: 2020 PHOTO CREDIT TONYA BREWER

2020 PHOTO CREDIT TONYA BREWER

2014年に出したアルバム「1000 Forms of Fear」が、アメリカをはじめ3カ国で見事に1位を獲得。収録されていたシングル「シャンデリア」は世界中で大ヒット曲となり、グラミー賞で「最優秀レコード賞」など4部門にノミネート。
自ら共同監督を務めたミュージック・ビデオでは、圧巻のパフォーマンスを見せたマディ・ジーグラーとのコラボが大きな話題につながり、MTV Video Music Awardsで「最優秀振付賞」を受賞し、不動のトップスターの地位を築いた。
さらに、Siaは、自身の活動だけではなく、2010年、クリスティーナ・アギレラのアルバム『バイオニック』に共作曲を収録したのを皮切りに、デヴィット・ゲッタとのコラボ曲「タイタニウム」(2011)、リアーナの大ヒット曲「ダイアモンズ」(2012)などこれまでトップアーティストに100曲以上の楽曲を提供し、唯一無二のヒットメーカーとしてポップシーンになくてはならない存在だ。そんなSiaは、チャリティ活動にも積極的で、2017年にHIV支援のために、チャリティーソング「Free Me」を発表。HIVとの闘いを歌とダンスで表し、ミュージック・ビデオも大きな反響を呼んだ。収益はすべて、HIVの治療ワクチン開発のため寄付された。さらに、ブラック・ライブズ・マター運動支援の一環として地域コミュニティの支援基金や、オーストラリアで貧困に苦しむ人のため、それぞれ10万ドルを寄付などもしている。

そんなSiaが、音楽家以外に今回初の〈映画監督〉として、メガホンをとった映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』が2022年2月25日(金)に日本での公開を迎える。これまで社会的メッセージも多く発信してきたSiaは、「見えない人々に光を当てたい」という強い思いから製作を決め、愛すべき友人と音楽の存在によって、多くの苦しみを乗り越えてきた自身の半生を基に、原案・脚本・製作まで手掛けた。“愛する”ことを学び、居場所や明日への希望を見出していく感動のドラマを珠玉のミュージックシークエンスで描くポップ・ミュージック・ムービー。Siaのミュージック・ビデオで見られる独創的な世界観も織り交ぜながら、愛が沢山詰まった作品になっている。

画像1: © 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.

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画像: 映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』特報【2022年2月25日(金)公開】 youtu.be

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』特報【2022年2月25日(金)公開】

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STORY

孤独に生きるズーを救ったのは、ミュージックと居場所だった―
アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズー(ケイト・ハドソン)は、祖母の急死により、長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージック(マディ・ジーグラー)と暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボ(レスリー・オドム・Jr.)が現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていくが……。

『ライフ・ウィズ・ミュージック』

画像: 世界屈指のアーティストSiaが映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』で監督初挑戦!“マルチに活躍・挑戦し続ける注目の女性たち”大特集!

2022年2月25日(金) TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開

監督・製作・原案・脚本:シーア
キャスト:ケイト・ハドソン(『あの頃ペニー・レインと』)、マディ・ジーグラー(Sia「シャンデリア」MV)、レスリー・オドム・Jr.(ミュージカル「ハミルトン」)
原題:MUSIC/2021/アメリカ/107 分/カラー/シネスコ 【G】
配給:フラッグ

公式サイト:https://lifewithmusic.jp/
公式Twitter/Instagram:@lifewithmusicjp#ライフウィズミュージック

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リース・ウィザースプーン

リース・ウィザースプーンは、2001年の『キューティ・ブロンド』と翌年の『メラニーは行く!』が連続して大ヒットを記録し一躍スター女優に。さらに、見事な歌声を披露した『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(05)で、第78回アカデミー主演女優賞、第63回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル)などを受賞。最近では、その歌声を活かして『SING』(17)などにも出演する。そんなリースは、〈映画プロデューサー〉、〈起業家〉としても大活躍している。紅一点の撮影現場に疑問を抱いた彼女は、女性の活躍を推進すべく2000年に、最初の映像制作会社「タイプAフィルムズ」を立ち上げ、自身の飛躍のきっかけにもなった『キューティ・ブロンド』、『フォー・クリスマス』(08)などのヒット作品を生み出し、続いて「パシフィック・スタンダード」社を起業。ベン・アフレック主演の『ゴーン・ガール』(14)をメガヒットに導いた。さらに、2016年にストリーミングに特化したメディア・映像制作会社「ハロー・サンシャイン」を立ち上げ、社会的な作品を数多く制作。映像業界の男女平等を推進する第一人者のひとりとなった。また、映画制作会社の他にファッション業界へも進出。ロサンゼルスやニューヨーク的ファッションだけがよいという考えを不思議に思い、自身の故郷米南部スタイルを提供している。
さらには、世界中の子どもたちの教育や健康問題に取り組む「セーブ・ザ・チルドレン」への支援や、児童支援基金の役員を務めるなど、主に子どもや女性擁護のための活動に長年積極的に関わってきた。2006年に出身地ルイジアナ州ニューオーリンズがハリケーン・カトリーナにより大きな被害を受けた際には、臨時のフリーダムスクールの開校を支援したことでも知られ、世界で信頼できるセレブリティとして君臨している。

ナタリー・ポートマン

ナタリー・ポートマンといえば、11歳から芸能活動を始め、リュック・ベッソン監督作『レオン』(94)でセンセーショナルな映画デビューを果たし話題に。その後、『スター・ウォーズ』プリクエル3部作(99~05)のヒロイン・パドメ役でハリウッドスターの地位を確立し、『クローサー』(04)でアカデミー助演女優賞に初ノミネート。『ブラック・スワン』(10)では、心の闇に落ちていくバレリーナを熱演し第83回アカデミー賞主演女優賞を受賞。その他代表作に『Vフォー・ヴェンデッタ』(07)、『ブーリン家の姉妹』(07)、マーベルの『マイティ・ソー』シリーズ(11、13、17)、『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』(16)など次々とヒット作に出演。
そんなハリウッドを代表する女優のナタリーのもう一つの顔は、〈映画プロデューサー〉。「女性の手で女性のための役をもっと生み出したい」という想いから、「ハンサムチャーリー・フィルムズ」という映画制作会社を共同設立。自ら出演もしている『水曜日のエミリア』(11)を皮切りに、『抱きたいカンケイ』(11)、『高慢と偏見とゾンビ』(16)、『ポップスター』(20)など、TVシリーズや日本で公開されていない作品も含めて12本もの製作に携わっている。昨年日本公開された『愛と闇の物語』では、自ら出演しながら、監督、脚本にもチャレンジした。また、ナタリーは、〈活動家〉としてのアクションも積極的に行っており、世界の貧困問題に取り組む団体「FINCA(国際地域社会援助協会)」のアンバサダーや、途上国に教育を広めるチャリティ「WE Movement」の手助けなど、さまざまな活動に賛同している。2020年のアカデミー賞授賞式では、ノミネートされなかった女性監督たちの名前が刺しゅうで施された「ディオール」のケープをまとって現れ話題になった。

マーゴット・ロビー

マーゴット・ロビーは、マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)で、主演のレオナルド・ディカプリオの相手役に大抜てきされ、一躍脚光を浴びる。その後、『ターザン:REBORN』(16)などでヒロイン役を演じたのち、DCコミックの大人気作『スーサイド・スクワッド』(16)のハーレイ・クイン役で世界的にブレイク。17年には『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を演じ、第90回アカデミー主演女優賞にノミネート。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(18)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)、『スキャンダル』(19)といった話題作への出演が続く。
そんなマーゴットも女性の活躍場を増やしたいという想いから〈映画プロデューサー〉としての顔を持つひとり。2014年に映画製作会社ラッキーチャップ・エンターテイメント立ち上げた。ブレイクして間もない弱冠24歳での企業は、世界にインパクトを残した。当たり役となったハーレイ・クインに再び扮した『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(20)で、主演のほかプロデュースも兼ねた。他には、上記でも紹介した『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(18)や、昨年第98回アカデミー賞で脚本家を受賞し話題となった『プロミシング・ヤング・ウーマン』(21)といった作品を手掛けている。どの作品も共通して、監督や脚本家に女性を採用するなど、女性の躍進にむけて着実に行動している。

グレタ・ガーウィグ

グレタ・ガーウィッグは当初劇作家を目指していたが、『ハンナだけど、生きていく!』(15)で女優としての力を認められ、2017年公開の『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』、『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』、『20センチュリー・ウーマン』などに出演し、実力派女優としての地位を築く。
そんな彼女は、〈映画監督〉、〈脚本家〉としても大活躍。中でも、彼女はマンブルコアの代表作『フランシス・ハ』は、グレタ・ガーウィグは共同脚本で、主演を務め、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされたことで、低予算でアマチュア俳優が出演し、即興やアクシデントを作品にそのまま取り入れ、日常を切り取った様な作風が特徴なマンブルコア派という映画運動活動の代表的存在として知られるようになる。その後、2017年に『レディ・バード』で単独監督初挑戦にして、第90回アカデミー賞で監督賞、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、の5部門ノミネートの快挙。続く、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(19)でも、第92回 アカデミー賞でも作品賞をはじめ5部門にノミネートし、確かな実力を見せつけ、若手映像作家の希望となっている。

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