2月25日(金)より第78回ゴールデングローブ賞 最優秀作品賞・最優秀主演女優賞(ケイト・ハドソン)ノミネートの映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』が、全国公開を迎える。主演のケイト・ハドソンが起用されたきっかけや、見どころを紹介する。

2月25日(金)より全国公開となる新体感ポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』。
メガホンをとったのは、ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として、世界的注目を集めるシンガーソングライタ ー・Sia(シーア)。そんな彼女が映画監督に初挑戦した。楽曲はもちろん、パフォーマンスやMVに見られる卓越したセンスに定評のあるオリジナル楽曲で本作をカラフルに彩る。

物語は、孤独で生きる希望を失っていたひとりの女性が、家族の存在、周りの人々の助けによって“愛する”ことを知り、居場所を見つける感動作。
主人公ズーを演じるのは、代表作『あの頃ペニー・ レインと』(01)を筆頭に数々の話題作に出演する名女優ケイト・ハドソン。イマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックを演じるのは、Siaの楽曲「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露し話題を呼んだマディ・ジーグラー。隣人・エボ役には、大ヒットブロードウェイミュージカル『ハミルトン』でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.

本作は、ズーの苦悩を描いたドラマと、カラフルでポップな美しい音楽シーンで構成。その独創的な音楽世界にあるキャスト陣のエモーショナルな歌とダンスが、本作の特別さをより際立たせる。特に注目してほしいのは、主演を務めた“ケイト・ハドソンの存在感”

画像1: © 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.

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音楽のシーンでは、粗雑な中に繊細さを持ち合わせたキャラクターの心の内を、ソウルフルに歌い上げる。そんなケイト・ハドソンの演技は高く評価され、第78回ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門で最優秀主演女優賞にノミネートを果たした。

過去彼女は、『あの頃ペニー・レインと』で第58回ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞し一躍脚光を浴びた。その後『10日間で男を上手にフル方法』(03)や『トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合』(06)といったラブコメのヒット作へ数多く出演し、“新ラブコメの女王”として人気を博す。
そんな彼女が、新たな一面をみせたのは、2009年公開のミュージカル映画『NINE』。ブロードウェイ大人気ミュージカルの映画化ということでプレッシャーもある中、ノリノリのダンスと力強い見事な歌声を披露し、世間を驚かせた。
さらに、2016年に母親で女優のゴールディ・ホーンが主催したチャリティ・イベントで、名曲「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー(愛の哀しみ)」を生歌で披露し、確かな歌唱力を見せつけ大きな話題を呼んだ。そして、人気ドラマシリーズ「glee/グリー」のシーズン4では、レイチェルが通う「ニューヨーク・アカデミー・オブ・ザ・ドラマティック・アーツ」のダンス講師・カサンドラ・ジュライ役としてゲスト出演し、圧巻の歌唱力とパフォーマンスを惜しみなく披露した。

演技力、歌唱力、ダンスパフォーマンス力を兼ね備えたケイト・ハドソンが、『ライフ・ウィズ・ミュージック』で挑むキャラクターは、原案・脚本・編集までを手がけた世界の歌姫Siaが自身を投影したズー。

ケイトが演じるズーは、家族と離れ、自由奔放に生きる主人公で、自己肯定感が低く、アルコール依存症を患い、自暴自棄になっていたところ、 疎遠だった妹・ミュージックと暮らし始める。

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今回の役柄についてケイトは「自分は人を愛する価値も、愛される価値もないんじゃないかと、心の奥で怯えている。感情はズタズタだけど、なんとか生き残らなきゃという感覚がよくわかりました。隣人のエボ(レスリー・オドム・Jr.) と出会って愛を知ったズーは、妹・ミュージックの(マディ・ジーグラー)面倒を見ようと覚悟を決める。初めて責任ある立ち場に自分 を押し出すことで、殻を破るんです。その気になれば人生は変えられるというこの映画のテーマとメッセージが好きです。」と語っており、本作への愛情と演じていたズーへの想いを明かしている。

そんなケイトが本作に起用されたきっかけは意外にもSNSだったという。
ケイトはオファーについて「私が歌っているインスタグラムの投稿を見たSiaが、エージェントにコンタクトしてきました。Siaがミュージカルのような音楽映画を作るなんて聞いたら、断るわけないでしょ、すごく嬉しかったですね。Siaほど才能あるアーティストが映画の脚本を書くなんて、歌が好きな人には夢のようなお話」と当時を振り返る。

本作は、登場人物たちがなかなか表に出せない心の奥底の叫びや頭の中のイマジネーションを具現化した音楽シーンに昇華しているところが見どころのひとつ。そのため、出演者には高い歌唱力とダンス技術を求められていたという。「歌うのが好きなだけで歌手の道は選ばなかったです。実を言うと歌手になりたいとも思ってきました。でも、歌手にはすごく憧れるけれど、人前で歌うと思ったら腰がひけちゃって。」と秘めた想いを明かし謙虚な姿勢を見せる。本作ではSiaが書き下ろしたオリジナル楽曲にのせ、ズーの葛藤と成長の物語を、感情を最大限に解放させた歌声とダンスで見事に表現している。
幼い頃から習ったダンス、声を鍛える日頃のボイストレーニングなど、努力の賜物で仕上がったケイトの実力が、最新作ではどのように披露されるのか、乞うご期待。

画像5: © 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.

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ケイト・ハドソンが歌唱力とダンスの実力を遺憾なく発揮し、全身全霊で“愛の力”を表現した感動作『ライフ・ウィズ・ミュージック』は、2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

画像: 映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』予告編【2月25日(金)公開】 youtu.be

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』予告編【2月25日(金)公開】

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STORY

孤独に生きるズーを救ったのは、ミュージックと居場所だった―
アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズー(ケイト・ハドソン)は、祖母の急死により、長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージック(マディ・ジーグラー)と暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボ(レスリー・オドム・Jr.)が現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていくが……。

『ライフ・ウィズ・ミュージック』

画像: 演技力と魅力的な歌声で第78回ゴールデングローブ賞 最優秀作品賞・最優秀主演女優賞ノミネートのケイト・ハドソン、『ライフ・ウィズ・ミュージック』起用のきっかけは?

2022年2月25日(金) TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開

監督・製作・原案・脚本:シーア
キャスト:ケイト・ハドソン(『あの頃ペニー・レインと』)、マディ・ジーグラー(Sia「シャンデリア」MV)、レスリー・オドム・Jr.(ミュージカル「ハミルトン」)
原題:MUSIC/2021/アメリカ/107 分/カラー/シネスコ 【G】
配給:フラッグ

公式サイト:https://lifewithmusic.jp/
公式Twitter/Instagram:@lifewithmusicjp#ライフウィズミュージック

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