毎年アカデミー賞の前日に行われる、ワースト映画に贈る賞=ゴールデン・ラズベリー賞、通称ラジー賞が、今年もオスカー・ノミネーションの前日にあたる2022年2月7日発表された。

第42回ゴールデン・ラズベリー賞では、なんと「ブルース・ウィリス2021年公開作の最低演技部門」が設置され、ブルース・ウィリスが出演した8作がすべてノミネートされ、そこから最も酷い演技が選ばれるという。
ほかに最多9部門で候補になったのはネットフリックスの『ダイアナ:ザ・ミュージカル』。これは故ダイアナ元妃を主人公にしたブロードウェイの舞台を収録したもので、最低作品賞、最低主演女優賞部門などにノミネートされている。
授賞式は2022年3月26日(現地時間)。候補リストは以下の通り。

最低作品賞部門
『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
『インフィニット 無限の記憶』
『スペース・プレイヤーズ』
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』
『Karen』

最低主演男優賞部門
スコット・イーストウッド(『Dangerous』)
ロー・ハルトランフ(『ダイアナ:ザ・ミュージカル』)
レブロン・ジェームズ(『スペース・プレイヤーズ』)
ベン・プラット(『ディア・エヴァン・ハンセン』)
マーク・ウォールバーグ(『インフィニット 無限の記憶』)

最低主演女優賞部門
ジーナ・デ・ヴァール(『ダイアナ:ザ・ミュージカル』)
ミーガン・フォックス(『Midnight in the Switchgrass』)
エイミー・アダムス(『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』)
ルビー・ローズ(『ヴァンキッシュ』)
タリン・マニンング(『Karen』)

最低助演男優賞部門
ベン・アフレック(『最後の決闘裁判』)
ジャレッド・レト(『ハウス・オブ・グッチ』)
メル・ギブソン(『Dangerous』)
ニック・キャノン(『ザ・ミスフィッツ』)
ギャレス・キーガン(『ダイアナ:ザ・ミュージカル』)

最低助演女優賞部門
エイミー・アダムス(『ディア・エヴァン・ハンセン』)
タリン・マニング(『Every Last One of Them』)
ソフィー・クックソン(『インフィニット 無限の記憶』)
エリン・デイヴィー(『ダイアナ:ザ・ミュージカル』)
ジュディ・キー(『ダイアナ:ザ・ミュージカル』)

最低監督賞
クリストファー・アシュレイ(『ダイアナ:ザ・ミュージカル』)
スティーヴン・チョボスキー(『ディア・エヴァン・ハンセン』)
レニー・ハーリン(『ザ・ミスフィッツ』)
ジョー・ライト(『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』)
コーク・ダニエルズ(『Karen』)

最低脚本賞
『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
『ザ・ミスフィッツ』
『Karen』
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』
『スティーラーズ』

最低スクリーンカップル部門
ばかなキャストメンバーと弱弱しい歌詞(または振付)のミュージカルナンバーいずれでも(『ダイアナ:ザ・ミュージカル』)
レブロン・ジェームズとワーナーのアニメキャラ(またはタイム・ワーナーの商品)(『スペース・プレイヤーズ』)
トムとジェリー(またはイッチーとスクラッチー)(『トムとジェリー』)
ジャレッド・レトと彼の17ポンドのラテックスの顔、滑稽な福、ばかげたアクセント(『ハウス・オブ・グッチ』)
ベン・プラットと24時間年中無休で歌うのが普通になっているプラットみたいなキャラ(『ディア・エヴァン・ハンセン』)

最低リメイク、パクリ映画、続編部門
『スペース・プレイヤーズ』
『トムとジェリー』
『Karen』
『スティーラーズ』(『オリヴァー・ツイスト』のラップリメイク)
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』(『裏窓』のパクリ)

ブルース・ウィリスの2021年度作品の最低演技部門
ブルース・ウィリス(『コズミック・シン』)
ブルース・ウィリス(『サバイバル・シティ』)
ブルース・ウィリス(『Apex』)
ブルース・ウィリス(『Out of Death』)
ブルース・ウィリス(『Deadlock』)
ブルース・ウィリス(『Midnight in the Switchgrass』)
ブルース・ウィリス(『The Fortress』)
ブルース・ウィリス(『American Siege』)

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