本作は、孤独で生きる希望を失っていたひとりの女性・ズーが、家族の存在や周りの人々の助けによって“愛する”ことを知り、居場所を見つける感動の物語。
孤独に生きる主人公・ズーを演じるのは、『あの頃ペニー・レインと』を筆頭に数々の話題作に出演する名女優ケイト・ハドソン。
そして、ズーにとって“救い”となるイマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックをSiaの楽曲「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露し話題を呼んだマディ・ジーグラーが熱演。
ズーに優しく寄り添う隣人・エボを、大ヒットブロードウェイミュージカル「ハミルトン」でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.が演じる。
家族の存在や周りの人々の助けによって“愛する”ことを知り、居場所を見つける感動ストーリーである本作は、孤独な主人公ズーが愛すべき人々の存在によって生きる希望を見出していくドラマシーンと、登場人物の心情を表現したカラフルでポップな音楽シーンが交錯する、これまでにない音楽映画となっている。そんな本作を、ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として、世界的注目を集めるシンガーソン グライター・Sia(シーア)が映画初監督として誕生させた。
明るい音楽とは対照的に、ズーが何度も失敗しながらも人との絆を見出していく共感必至なドラマシーンは、見どころのひとつ。一足先に本作を鑑賞した人達からは、「こんな泣くってくらい泣いた。物語の厳しさとミュージックパートの美しさのギャップ」「苦難の連続だが孤独じゃないと教えてくれる」「弱い自分と向き合う登場人物たちに感動しました。全人類大泣き...」という声で溢れ、苦難に立ち向かうズーの姿に涙する人が続出。
上手く生きられなくても、愛があれば立ち直れる――。
涙なしでは見られない!人生どん底の主人公・ズーが数々の試練を乗り越える姿は必見
ケイト・ハドソン演じる主人公のズーは、アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、頼れる人もなく孤独に生きてきた。そのどこか飄々としている振る舞いは、人と向き合うことを避け誰にも心を許してこなかった証拠だ。そんなズーが、突然訪れた様々な苦難に立ち向かいながら、人と関わることを通して自身も成長していく姿には胸を打たれることだろう。
どん底に落とされるほどの失敗を繰り返しながらも、前を向いて歩き出すズー
最初の試練は、アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを終えた直後に聞いた、祖母の訃報だった。その祖母と2人きりで暮らしていた長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージック(マディ・ジーグラ)と暮らし始めることになる。祖母や周りの人々の支えで生活していたミュージックは日々のルーティンが乱れることを嫌うが、何も知らないズーは戸惑うばかり。それに生活していくお金もないズーは、祖母が残したお金がないかと家中を漁るような始末。
そんな2人のちぐはぐな生活を救ったのが、心優しい隣人のエボ(レスリー・オドム・Jr.)だった。最初は、ミュージックと向き合う気もなく自分勝手だったズーが、エボの優しさを受けて次第にミュージックとも心を通わ せるように。そこから、少しでも楽しく生きようとする前向きなズーの姿勢が周りの人達をも笑顔にし始める。
3人での生活が順調に思えた矢先、試練が訪れる。ミュージックとの生活を一からやり直したいと思ったズーは、まとまったお金を得るためにドラッグ・ディーラーの仕事を引き受ける が、突然のハプニングで全てが台無しに。さらに、これまで支えてくれていたエボが誰にも明かしたくなかった”ある秘密”に気付いてしまう。前向きに頑張ろうとしていたズーは重なる試練に耐えきれず、断っていたはずのアルコールに手を出してしまう。
そんな状況から、ズーが前を向いてまた歩き出すことができたのは、これまで周りの人から与えられた“愛”に気付くことができたからだ。
自身の失敗を反省したズーは、仕事を探し始め再びアルコール依存症のリハビリテーションプログラムにも通うなど、自ら状況を改善しようと必死に努力。すぐには上手くいかないこともあるけれど、これまでは人から優しさや愛情を与えてもらってばかりいたことに気が付いたズー。一度どん底を味わったが、人の悩みに寄り添い、人のために行動することを学んだことで、最後には自分自身の力で立ち上がることができるようになる。
主人公・ズーを演じたケイト・ハドソンが共感したこと
ケイト・ハドソンは、演じた波乱万丈な人生を歩むズーについて、こう語っている。
「ズーはサバイバー。人を思い通りに動かそうと、誘惑したり取り繕ったり、愛嬌をふりまいたりする。他人をコントロールするのは間違っているにしても、ズーはそうやって生き延びる道を見つけてきた。無視されたりだとか、それに似た経験をしてきた者として私もズーには共感するんです。自分は人を愛する価値も、愛される価値もないんじゃないかと、心の奥で怯えている。だからズーはアルコールに走り、自己嫌悪から自分を装ってしまった。感情はズタズタだけど、なんとか生き残らなきゃという感覚がよくわかりました」
ケイト・ハドソンからの映画全体を通してのメッセージ
「この映画は愛そのものだった。私たちがどう愛するかということです。エボと出会って愛を知ったズーは、妹の面倒を見ようと覚悟を決める。初めて責任ある立場に自分を押し出すことで、殻を破るんです。その気になれば人生は変えられるというメッセージが好き。この映画のテーマがみんな好きです」
愛があれば苦難も乗り越えられるということを教えてくれる、愛と希望と驚きに満ちた新体感ポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』は、2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
予告映像
サウンドトラックMV
STORY
孤独に生きるズーを救ったのは、ミュージックと居場所だった―
アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズー(ケイト・ハドソン)は、祖母の急死により、長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージック(マディ・ジーグラー)と暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボ(レスリー・オドム・Jr.)が現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていくが……。
『ライフ・ウィズ・ミュージック』
2022年2月25日(金) TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開
監督・製作・原案・脚本:シーア
キャスト:ケイト・ハドソン(『あの頃ペニー・レインと』)、マディ・ジーグラー(Sia「シャンデリア」MV)、レスリー・オドム・Jr.(ミュージカル「ハミルトン」)
原題:MUSIC/2021/アメリカ/107 分/カラー/シネスコ 【G】
配給:フラッグ
公式サイト:https://lifewithmusic.jp/
公式Twitter/Instagram:@lifewithmusicjp#ライフウィズミュージック
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