本作は、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」の気鋭の新人監督・川和田恵真監督の商業映画デビュー作。在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに“自分の居場所”に葛藤し、成長していく姿を描く。
画像1: 第72回ベルリン国際映画祭《アムネスティ国際映画賞》から日本映画『マイスモールランド』が特別表彰を授与
画像2: 第72回ベルリン国際映画祭《アムネスティ国際映画賞》から日本映画『マイスモールランド』が特別表彰を授与
画像3: 第72回ベルリン国際映画祭《アムネスティ国際映画賞》から日本映画『マイスモールランド』が特別表彰を授与
画像4: 第72回ベルリン国際映画祭《アムネスティ国際映画賞》から日本映画『マイスモールランド』が特別表彰を授与

今回の受賞を受けて、川和田恵真監督は「世界中の人々の人権のために活動されているアムネスティーインターナショナルより「マイスモールランド」の普遍性や力強さを評価いただけたこと、大変嬉しく思います。国籍を問わずより多くの人々に、この作品が届くきっかけになることを願っています」とコメント。
そして主人公・サーリャを演じた嵐莉菜は「初めて主演を務めさせていただいた作品で、この大好きなチームで作り上げた作品を評価いただけたこと、本当に本当に光栄です!!人種や民族に関する問題は、形を変え、世界中どこでも起こっていると思います。この映画を観て何か関心を持つきっかけになってもらえたら嬉しいです」とコメント。
聡太を演じた奥平大兼は「日本に住むクルド人の方々について、僕は演者としてこの映画に関わらせて頂いて、初めてしっかりと考えることができました。そして映画として作品にするのはとても難しいことだと感じていました。それがこのようにベルリン映画祭の舞台で評価していただけてとても嬉しいですし、これが、より多くの方々に見ていただけるときっかけになれば良いなと思います」とコメントし、今回の表彰を喜んだ。

画像5: 第72回ベルリン国際映画祭《アムネスティ国際映画賞》から日本映画『マイスモールランド』が特別表彰を授与

ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門のヘッドプログラマーのセバスチャン・マルクト氏が「世界共通のテーマである現代社会の矛盾を、とても美しく、映画らしい構成で物語に練りこんでいる」と称え、海外メデイア「VERDICT」に掲載されたレビューには、「川和田監督の『マイスモールランド』はあくまでフィクションとして、彼女自身がダブルとして生きる経験から、クルド人全体を描くのではなく、一人の高校生であるクルド人に焦点をあてる。彼女が生きる日本社会の中で、希望や夢を持ち、目の前の困難に立ち向かう状況を描いた特別な映画である。日本当局の非人道的な難民政策を厳しく批判する一方で、17 歳の少女が自分の感情や、複数のアイデンティティによってもたらされる責任と対峙する姿を感動的に描いており、注目されるべき作品」と高く評価されるなど、ベルリン国際映画祭で大きな反響を得ている。

映画『マイスモールランド』は、5月6日(金)全国公開

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