本作は『貞子vs伽椰子』や『不能犯』を手掛け、ホラー映画を得意とする白石晃士が監督・編集を務めるオリジナルPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)ホラー。白石監督はこれまでも「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズ、『ある優しき殺人者の記録』、『オカルト』などで自身がカメラマンとなり、POVで展開する臨場感あふれる映像を届け、ファンから支持されているだけに本作は待望の新作となる。また、連続ドラマ形式での放送は白石監督のPOVホラーシリーズでも初の試みとなる。
異界と繋がる祟りの森を舞台に、映画監督と助監督、悪しきものに取り憑かれた美女、“スーパーボランティア”の男性、イケメン霊媒師が次々と迫りくる恐怖から逃げ惑い、時に立ち向かうノンストップ・ジェットコースター・ホラー。撮影は2021年夏に酷暑の森の中で行われ、現在鋭意制作中だ。
<ストーリー>
ホラー映画監督の黒石光司(白石晃士)は助監督の市川美保を引き連れて、ある山奥の家を取材する。そこには黒石の映画のファンだという、精神混乱気味の美女・三好麻里亜がいた。彼女は必死に訴える、「私が体験した出来事は、監督の映画の内容そのものなの」と。そして不気味な麻里亜の家で、黒石のカメラが思いもよらぬ現象を捉え始める。事態はより恐ろしく、不可解で危険な方向へと猛スピードで向かっていく。
次々と恐怖が迫りくる森の中、“スーパーボランティア”の男性に助けられ、さらにイケメン霊媒師も加わり、カメラは絶えず恐ろしい出来事を記録していく。麻里亜を救うため、そして傑作映画を作るため、撮影隊の冒険が始まる。
白石晃士監督コメント
お待たせしました皆々様。久々にホラーに舞い戻って参りました。とはいえちょいとコメディタッチの楽しいホラーです。あんなスーパーヒーローやこんなスーパー霊能者、美しき呪われ者や変人、バケモノやクセ者たちが登場する、殺人殺人また殺人、危機また危機、おバカにつぐおバカの連続活劇でございます。
ワタクシの超常エンタメPOVの最新型にして現時点の集大成と言える「白石晃士FES 2022」な内容でございますので、是非、会場となりますWOWOW “オカルトの森” へお越しくださいませ。お待ちしております。
二宮崇昌プロデューサー(WOWOW)コメント
もし、「オカルトの森」と呼ばれる森が本当に存在し、そこの親善大使みたいな人から「オカルトの森へようこそ!」と言われたところで、実際は行かないですよね。そりゃ怖いですし。オカルトを信じていないか、よほどの命知らずな人ならわかりませんけど。
でも、私は視聴者を信じてます。この「オカルトの森」へ足を踏み入れてもらえる事を。
そして、私は保証します。この「オカルトの森」へ入りこんだことを絶対に後悔させない、と。
ただ、私はもうわからなくなってきました。この「オカルトの森」が本当に存在しているかどうかが・・・・・