『蜘蛛女のキス』(85)でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、数々のヒット映画に主演したウィリアム・ハートが2022年3月13日に亡くなったと米メディアで報じられた。享年71。

息子の発表によれば、家族に看取られての自然死だったという。3月20日の誕生日まであと1週間というところだった。

ニューヨークのジュリアード学院でロビン・ウィリアムズ、クリストファー・リーヴらと演技を学び、『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』(79)でデビュー。『白いドレスの女』(81)『再会の時』(83)『愛は静けさの中に』(87)『ブロードキャスト・ニュース』(87)『偶然の旅行者』(88)など80年代のヒット作に次々主演。その後も『殺したいほどアイ・ラヴ・ユー』(90)『夢の崖てまでも』(92)『スモーク』(95)『ロスト・イン・スペース』(98)『A.I.』(00)『ヴィレッジ』(04)などで活躍。近年は『インクレディブル。ハルク』(08)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)などMCU作品でロス将軍を演じていた。

プライベートでは女優のメアリー・ベス・ハートと初婚。二番目の夫人との間に一子が誕生。その後『愛は静けさの中に』で共演したマーリー・マトリンと同棲し、89年に三度目の結婚で二子をもうけ、92年からフランスのサンドリーヌ・ボネールと交際して一子誕生と、恋多き男として知られた。

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