“善良さと恐ろしい闇を使い分ける俳優”とデル・トロ監督も大絶賛!
デル・トロ監督が映画化に挑んだのは、1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。 1947年にはエドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演によって映画化(『悪魔の往く町』)されるなど、今も名作として語り継がれる題材を、アカデミー賞を席巻した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』で極めた、誰も真似のできないデル・トロ監督独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作として完成させた。先日発表された第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞と主要を含む4部門にて堂々とノミネートを果たし、今後の賞レースの行方にも注目が高まっている。
今回解禁となったのは、ブラッドリー・クーパー演じる、カリスマ読心術師スタン誕生の瞬間を捉えた本映像。
違法の見世物屋がないかカーニバルを取り締まりに訪れた警察を、「待て!そこを下りろ!強力な電流が来てる」と割り込んで止めるブラッドリー・クーパー演じるスタンの姿から始まる本映像。血相を変えた様子で「どうか賢明な判断を頼みます」と感電ショーの健全さを見せながら懇願するスタン。続けて優れた観察力で瞬時に警官の人物像を捉えると、持ち前の話術を駆使して頑なな警官の心をいとも簡単に掴みます。それまではトニ・コレット演じるジーナのただの助手だったスタンが、カーニバルの一座のピンチを救ったことをきっかけに自分の技への揺るぎない自信を持つ、まさにカリスマ読心術師スタン誕生の瞬間を捉えた映像となっている!
主人公スタンは冒頭のカーニバルに入った当時の不安な様子から、後半では威厳に満ちたプロのショーマンの姿、さらには本映像でも確認できるように演技じみた話術で観客を欺いたりと、映画全編にわたり、登場人物のなかで誰よりもそのたたずまいを変えていくキャラクター。デル・トロはスタンについて「スタンは人から反応を得るためにウソをつくことを覚えていきます。本当の自分はけして見せません。きまぐれな男で状況に応じて顔を変えるのです」と解説。
そんなスタンを見事演じきったのは、『アリー/スター誕生』(18)や『アメリカン・スナイパー』(15)でアカデミー賞の主演男優賞へのノミネート経歴もあるブラッドリー・クーパー。デル・トロ監督は「ブラッドリーの演技は感動的です」と劇中のブラッドリーの熱演を大絶賛しており、「スタンが持つ善良さ、肉体美、天性の優雅さを全て兼ね備えていると同時に、恐ろしい闇の人物を演じる技能を持っています」と太鼓判! スタンにカリスマ読心術になる才能があったように、ブラッドリーもスタンを演じるに相応しい才能を持ち合わせていたことがわかる。
読心術を身につけ、華やかなショービジネスの世界が待っていると思いきや、その先には想像も闇が待ち受ける…。果たして、スタンの運命はどうなってしまうのか?!是非とも大迫力のスクリーンでブラッドリー・クーパーの名演とともに楽しんでみたい。
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