監督は、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊 シリーズ、ウルトラマンシリーズなどでも知られ、海外でも活躍する「アクションを知り抜いた男」坂本浩一。ヒロインは、人気アイドルグループ日向坂46から、女優としても活動の幅を広げる渡邉美穂が演じる。そこで、主演の高岩成二とヒロインの渡邉美穂に、互いの印象や話題必至の本作について語ってもらった。
──「ミスター平成仮面ライダー」と呼ばれ、様々な特撮ヒーローのスーツアクターを務めてきた高岩さんですが、最新作『グッドモーニング、眠れる獅子』で初の顔出しによる主演。今作の話をいただいた時のお気持ちを改めて聞かせてください。
高岩「塚田（英明）プロデューサーから“主演で……”とお話をいただいたのが最初なのですが、話半分に聞いていたもので（笑）。冗談も入りつつなんだろうなと思っていたら、後日ご連絡いただいて、本気でやろうとしてるんだなと。これまでずっと顔を隠していた分、ちょっと照れくさくはありましたけど、“はい、やらさせていただきます”とお引き受けしました」
──顔出しで演じるということで、気持ちの入り方で違う部分はありましたか？
高岩 気持ちも何も、とにかく浮き足立っちゃってる部分があったので。顔出しで演るのは、チョイ役ではこれまであったのですが、通して演るのは初めてだったし、ましてや主演なんて全くない経験だったので。無事に取りあえずクランクアップしたいなと。初日なんか本当にもう緊張しっぱなしでした。ドキドキのほうが多かったです。
──ドキドキという意味では、ヒロインが大人気アイドルグループ・日向坂46の渡邉美穂さん。
高岩「それももう、ドキドキですよね（笑）」
──ヒロインが親子ほどの年齢差があるというのはいかがでしたか？
高岩「どう扱ってよいものやら（笑）。うちは男の子しかいないので、自分にもし娘がいたらこんな感じなんだろうけど、たぶん実の娘であっても、どぎまぎしちゃって何を話していいのかわかんないだろうなっていうのを、何とか頑張って現場ではコミュニケーション取ろうとはしたんですけどね」
──互いに、積極的にコミュニケーションはとられたのですか？
高岩「いや、たまたま目が合ったら、ぐらいで（笑）」
渡邉「ちょっとありましたね（笑）」
高岩「加減が難しくて。もうちょっとこう、面白おかしくやれたらよかったかなと、今になって思います（笑）」
──渡邉さんはこれまで、仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなどの特撮作品に触れられたことは？
渡邉「本格的に観たことはなかったんですけど、この話をいただく前に動画投稿サイトを観ていたら、たまたま高岩さんがアクションをやられている動画が流れてきて、そこでスーツアクターというものを知ったんです。“この方は長年、いろんな仮面ライダーをやられてきたんだ。めちゃくちゃレジェンドなんだ”とその時知って。そうしたら、この作品のお話をいただき、“この方（高岩）と一緒なんです”って言われた時に、“えっ、この間観た方だ！”と思ってビックリして。何かの知らせだったのかなって思いました」
──映像はどうでしたか？
渡邉「めちゃくちゃカッコよかったです」
高岩「10代からこの仕事をやって、ヒーローものをやっていたんで、実質35年とか」
渡邉「すごい！」
──実際に共演されて、高岩さんの印象はいかがでしたか？
渡邉「私は父と仲が良いんですよ。普段も会話とかもめちゃくちゃしますし。なので、年齢差という心配は最初はなかったんですけれども、いざお会いしてみたら、“これはあまり話しかけないほうがいいタイプなのかな……”とかちょっと思ったりして（笑）。でも、私は意外とケロっとしてました。お一人で抱えていたとは思わなくて、今日お話を聞いてビックリしました」
高岩「初めて会う人から“取っつきにくい”って言われるんですよ。怖いようなイメージがあるらしく」
渡邉「硬派なイメージがあったかもしれません」
高岩「何かのきっかけがあってしゃべると、ボロが出るんですけどね（笑）」
──撮影期間がもっと長かったら、さらに良い関係を気づけたかも。
高岩「そうですね。ライダーのような特撮ドラマみたいに、丸1年とかっていう風に携わっていたら結構……」
渡邉「また変わったかもしれないです」
──高岩さんは50歳を過ぎて入社してきた新人マネージャー・九條和真、渡邉さんは強気で勝気な売れないアイドル・綿貫玲実という役どころですが、役を演じるにあたり、意識されたことは？
高岩「僕は初めに塚田プロデューサーから“普段はさえない昼あんどんのようなマネージャーというところでやっていただけたら。ただ、〈眠れる獅子〉というように覚醒したその変化、悪者たちと戦うという見せ所もあるので、さえない部分とカッコよくアクションする、そのスイッチの切り替えをよろしくお願いします”と言われたので、なるべくその部分を意識しながら、頑張ってさえない部分を表現しました」
渡邉「これまでの歴代ライダーのスーツアクターを務められた高岩さんと、数々の特撮作品を手がけられた坂本（浩一）監督がタッグを組む作品と知った時に、“私はどんな役どころで、どんな立ち回りをすればいいのだろう。一体どうなるんだろう……”って思ったんですけど、自分がアイドル役だと知って、“じゃあ、普段の感じを活かしてやっていけばいいのかな”と思って。それは素直に嬉しかったです」
──渡邉さんとは全く異なるタイプのアイドル役でしたが。
渡邉「（笑）そうですよね。見た目も全然違いましたし、ファンも少なくて、会場もガランとしている。だから、“私なんかダメだな”みたいな雰囲気を出すことは意識しました。アイドルって、どんな時もキラキラしてステージ立たなきゃいけないと思うんですけど、“何、これ？ 私悪くないから。マネージャーが悪いんじゃん”みたいにふてくされる。それは絶対にやらないことなので、新鮮でした」
──それはちょっとだけ楽しかった？
渡邉「性格がきつい役だったんですけど、普段はそういうことをなかなか言わないし。だからこそ、そういうことを言えるのは楽しかったです（笑）。もちろん、ちょっと心苦しい部分もありましたけど」
──最後に、本作の見どころを教えてください。
高岩「見どころは、坂本浩一監督です。当然、アクション三昧……と言い方は失礼ですけど、アクションは売りですね。さえない一人のマネージャーが多勢に無勢と言いますか、大勢の半グレ連中、ヤクザ軍団と戦うところは見どころです。あとは、オタ芸ですかね。私のオタ芸をファンの方には見ていただきたいなと思います。“高岩成二はこんなこともやるんだ”って（笑）」
渡邉「高岩さんがおっしゃった通り、アクションシーンはかなり多くて見応えあるだろうなと思いますし、私とライダー俳優だった４名の方（椿隆之・井上正大・西銘駿・佐野岳）との関わりだったり、事件が起きるまでの過程は面白いかなと思っているので、注目していただけたらなって思います。ぜひ観てください」
撮影／奥田耕平（THE96）
文／辻 幸多郎
〈STORY〉
50歳を過ぎて入社してきた、新人の芸能マネージャー・九條和真（高岩成二）。やる気と情熱は人一倍だが、担当する強気で勝気な売れないアイドル・綿貫玲実（渡邉美穂）には煙たがられ、邪険にされている。
ある日、いつものように「アイドルではなく女優の仕事がしたい」と九條に八つ当たりする玲実の元になぜか、ヒット作連発の大物・田崎山監督が手掛ける大型配信ドラマ主演オーディションの話が舞い込む。夢を叶えるチャンスに奮起する玲実だったが、そんな中、ファンの度を越えて彼女を執拗に追いかけるストーカーが起こしたとみられる爆破事件が起き……。
九條は、彼女を狙う謎の集団<グリムリーパーズ>とのヤバすぎる戦いを乗り切り、無事に玲実を守ることができるのか? 玲実のオーディションの行方は? そして明かされる九條の正体とは──!?
『グッドモーニング、眠れる獅子』
2022年4月23日（土）20時〜 ひかりTVにて放送・配信
出演：高岩成二 渡邉美穂（日向坂46）
椿 隆之 井上正大 西銘 駿 佐野 岳 ほか
監督:坂本浩一
脚本:光益義幸
劇中歌:「ひとりぼっちの革命」（歌:渡邉美穂（日向坂46））
©2022「眠れる獅子」製作委員会
https://sites.google.com/view/goodmorning-sleepinglion
PRESENT：サイン入りチェキ1名様
《サイン入りチェキ応募方法》
＜Twitter＞よりご応募ください。
①BIG ONE GIRLS公式アカウント @BIGONEGIRLSをフォロー
②Twitterの「（下記の）該当ツイート」をRT
「高岩成二さん×渡邉美穂さんのサイン入りチェキ」
応募にはTwitterへの登録が必要となります。
「該当ツイート」のリツイートまたは、引用リツイート(RT)または、リプライのご投稿をしていただいた方にキャンペーンの当選権利がございます。
当選者の決定前にフォローを解除されると抽選、選考の対象外となります。
すでにフォローされている場合は、抽選、選考の対象となります。
記載メンション、#タグ、URLの変更・削除は抽選、選考の対象外となります。
プログラム等による自動投稿は抽選、選考の対象外とさせていただく場合があります。
当選した権利を第三者に対し譲渡・転売することはできません。オークションへの出品等転売行為は固く禁止させていただきます。
当選者には、DM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。
賞品のお届け先は、日本国内に限らせていただきます。
[応募締切]
2022年4月30日（土）23:59まで
