4月29日、浅井七海がキャプテンを務める新チーム B「アイドルの夜明け」の初日公演が行われた。新チームの公演名が発表され た際、浅井は「このチームBのメンバーだったら、絶対にこの公演をやりたいと思って選びました。私たちにしかできない「アイドルの夜明け」公演にしたいと思います」と力強く話していた。チーム B 4th Stage「アイドルの夜明 け」公演(2009 年〜2010 年)のリバイバルとなった本公演初日の模様をお届けしたい。
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浅井七海・石綿星南・稲垣香織・大盛真歩・坂口渚沙・佐藤美波・徳永羚海・左伴彩佳の8名での初日となった、浅井チームB「アイドルの夜明け」公演。
お馴染み、『0overture』受け、幕が開く。流れ出したのが、気持ちを弾ませるマーチングビート。心地好い爽やかな幕開けだ。冒頭を飾った『アイドルの夜明け』が流れた瞬間から、新しい青春物語が始まる予感を覚えていた。弾むマーチングビートに合わせ、客席側の人たちの気持ちも軽やかに弾み出す。8人と一緒に、どんな素敵な青春物語を描けるのか、本当に楽しみになる始まりだ。

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気持ちを騒がせるビートに乗せて歌い踊ったのが、『みなさんもご一緒に』。制服から着替えたメンバーたちが、舞台の上でわちゃわちゃ弾け出す。華やかな楽曲に乗せ、満面の笑顔を浮かべて歌い躍る8人の姿が、とても眩しく見えていた。中でメンバーが語る口上も、毎回の嬉しい見どころになりそうだ。
愛らしい彼女たちに似合う表情や曲調だ。『春一番が吹く頃』に触れていると、新しい物語が始まる嬉しい感覚を覚える。ここから、これから、浅井チームBと一緒に素敵な物語を作りたい。そんな風に心染めてくれるのも、この曲が持つマジックだ。

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早着替えを終えたメンバーたちは、情熱抱いた『拳の正義』通し、力強く躍動した歌声とパフォーマンスを見せていく。長い特効服仕様の衣裳を身につけた彼女たちの、凛々しい歌声や表情にドキッとする。それまでの愛らしさから色を塗り替えるように、8人は異なる魅力を一気に見せ出した。『拳の正義』で男性目線の歌詞を歌う8人の姿には、ぜひ注目してもらいたい。

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ユニットパートのトップを飾ったのが、坂口・稲垣・徳永の3人。彼女たちは清楚な仕種を見せながらも、その奥に隠した影を持った面もさりげなく見せていく。『残念少女』を通した3人の奥深い表情、スタンドマイクを使ったパフォーマンスにも視線が引き寄せられていた。坂口渚沙が吐き出すセリフも、強いインパクトを放っていたこともお伝えしたい。

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先の3人に絡むように登場した大盛真歩・左伴彩佳・石綿星南の3人は、『口移しのチョコレート』を歌唱。この曲で3人は、黒い衣裳姿に似合う少し大胆な姿で、観ている人たちを甘く誘いかけていく。3人のセクシーな仕種交えた姿も、ずっと視線を捉え、離さない魅力になっていた。

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浅井七海・佐藤美波・徳永羚海の3人は『片思いの対角線』を歌い踊りながら、観ている人たちを夏の景色の中へ連れ出した。彼女たちの胸焦がす想いに触れ、気持ちかジリジリしていく。熱した感情を思いきり発散するのではなく、秘めた情熱を少しずつ、でもメラメラと発していく3人の姿にも注目していただきたい。

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続く『天国野郎』では、石綿が板前、稲垣がウサギの着ぐるみ、大盛がロリータファッション、左伴が警察官といったコスプレ衣裳でわちゃわちゃ弾け出す。気持ち騒がせる軽やかなロックンロールチューンに乗せ、メンバーらがゴーゴー気分で歌う姿に触れ、一緒に気持ち騒がずにいられなかった。
凛々しく、いや、女性らしさを全面に押し出すように『愛しきナターシャ』を熱情した姿で歌っていたのが、坂口・浅井・佐藤の3人。毛皮のコートをまとった坂口を中心に、3人がスタンドマイクを用いて色気たっぷりにパフォーマンスしていく姿に、気持ちが熱く騒ぎ出していた。
可愛らしいという姿が似合うメンバーが揃った浅井チームBの中、ユニットパートではメンバーのいろんな面を垣間見ることが出来たのが嬉しい。

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ぬいぐるみを手に、制服姿で登場したメンバーたちが歌ったのが『女子高生はやめられない』。可愛らしいメンバーが揃った浅井チームBにとても似合う表情だ。メンバーたちが笑顔でグイグイ迫る姿を目の前で観ていると、気持ちがドキドキする。愛らしさを振りまきながら弾ける8人の姿を感じるたびに、気持ちが嬉しく騒ぎだす。終盤にじゃんけん対決も実施。誰が勝ち残り、センターでアピール出来るかにも、毎回注目してもらいたい。

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続く、情熱抱いた青春恋愛ソングの『好きと言えば良かった』では、胸の奥に抱いた想いを燃やすように歌うメンバーたちの姿を味わえる。8人の歌声の迫力もひと際アップ。それだけメンバー自身も、高ぶる気持ちを覚えていたということだ。
会場中の空気を一気に華やかで開放的に塗り替えるように、8人が爽やかな声で歌ったのが『そばかすのキス』。ピュアな乙女のひと夏の恋心が、この歌や、彼女たちの無邪気な笑顔浮かべたパフォーマンスからギュギュッと濃縮した想いとして伝わってきた。舞台上の8人の姿が、とても眩い。その姿は、夏の日射しにも負けない輝きを放っていた。

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MCの場面では、本日が初の劇場フル出演となる徳永が「始まる前は本当に緊張していたんですけど、思っていたよりあっという間でした。ファンの方もたくさん手拍子をしてくださっていて、とても楽しいです!」と話し、浅井も「本当にしっかりしている」と徳永をベタ褒め。そして本編最後に届けたのが、『タンポポの決心』。8人は、歌詞に込めた想いを、見ている人たちの胸にしっかり届けるように歌っていた。夢や希望を求め咲き誇ろうとする彼女たち。笑顔の浦に隠した強い決意や決心を、ぜひライブを通して感じてもらいたい。

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アンコールは、ダンサブルな『B Stars』からスタート。温かくポップな表情の多いチームB公演曲の中、激しく、華やかに、しかも気持ちを熱く騒がせる躍動したダンス曲は、公演の中、嬉しい彩りになる。力強いパフォーマンスの中から見えてくる可愛らしいチームBらしさも嬉しい見どころだ。
続く『横須賀カーブ』でも浅井チームBは、歌謡系ダンス曲を通して力強く迫ってきた。アンコールの2曲で見せる表情は、本編とは異なる、浅井チームBの魅力を知れるもう一つの見どころだ。
最後に、メンバーみんなが感謝の気持ちを込め、温かい歌声で『アリガトウ』を歌唱。この日の公演のことを胸の内で振り返るように歌いながら、「アイドルの夜明け」公演の幕を羞じていった。
新チーム公演初日も残すところ、あと1チーム。最後に初日公演を迎える向井地チームAの「重力シンパシー」公演は5月11日(水)を予定している。

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(以下、公演前の記者会見にて)

──初日公演を迎えての感想は?

浅井「5年ぶりくらいの(チームBの)新しい公演になるので、すごく期待をしてくださっている、楽しみに方してくださっているが多いんじゃないかなという思いがすごくありました。その期待へ応えられるようにみんなで時間ある限りたくさん練習してきたので、それが発揮できたんじゃないかなとおもって、すごく楽しかったです」
                                        
大盛「私は前回もチームB(のメンバー)で、今回もチームBで。前回のチームBも、もちろんすごく素敵なチームだったんですけど、今回の浅井チームBは今日やってみて、“初めまして”のメンバーが多かったけど、目を合わせて楽しく出来たり、今後もいろんな風に変化ができるようなチームになれたらいいかなとすごく思ったので、今後の活動がすごく楽しみですし、今日無事にみんなで初日を迎えられてとても嬉しく思います」

坂口「私はすごく大袈裟なんですけど、チームが変わるっていうのは人生の分岐点くらいに思っているので、今日は水色のネイルをして、めちゃくちゃ気合を入れました。公演をやってみて、“もっとここはわちゃわちゃ出来るな”とか新しい発見もたくさんあったので、これから、自分を浅井チームBの色に染めていけるように頑張ります」

徳永「私は初めての劇場公演フルデビューということで、ずっと前から緊張していて、ようやく初日を迎えることが出来てすごく嬉しく思います。これからもっともっと浅井チームBに馴染めるように、劇場にも何回も立って、成長していけたらいいなと思っています」

左伴「新チームの初日公演に出るのは初めてだったのですごく嬉しかったです。前回は(チーム8と)チームKとの兼任で、カッコいい曲とかセクシーな曲が多かったので、今回、自分的に表現の仕方を頑張って、“可愛く見せられるようにしなきゃな”と思って練習もしてきたので、それがこの公演に出たらいいなと思っています」

佐藤「初日メンバーに選んでもらえたのはすごく嬉しいですし、自分のオリジナルの衣裳を作ってもらえたのも嬉しいです。この衣裳は私が一番似合ってるし、チームBの適正能力が一番高いメンバーだと思っているので、チームBの最強になりたいなと思いました。すごく楽しかったです」

稲垣「この公演は、明るい曲やしっとりした曲とか、いろんな種類の曲があるので、楽しんでもらえるようにいっぱい表現とかを頑張っていきたいと思います」

石綿「チームが変わって、初日公演に出演することが私にとっての目標というか、一つの夢だったので、実現できてすごく嬉しかったですし、浅井チームBでは頼もしい、頼れるメンバーになりたいです」

──レッスン中の印象的な出来事があったら聞かせてください。

浅井「正直、このメンバーをパッと見た時に、“ダンスリーダーみたいなメンバーがいないな”と思って。私もダンスが上手なほうではないからすごく不安だったんですけど、せなたん(石綿星南)が動画を見てくれて、“ここ、ちょっと違ったんですけど”とか言ってくれることが、私には意外だったんです。前回のチーム(村山チーム4)の時にはそういうイメージがなかったので、新たな一面が見られて、“チームBのダンスリーダーはせなたんなんじゃないかな”と思っています」

──今の言葉を踏まえてどうですか?

石綿「頼りにされることが目標でもあったから、これからも頼りにしてもらえるような行動をしていきたいと思いました」

──浅井さんの新キャプテンとしての印象を聞かせてください。

坂口「リーダーシップを一番最初から発揮しているなと思ってて、“めちゃくちゃリーダー適正があるな”というのが正直な感想です。MCも、いつもならバタバタで、本番直前に”MC決めよう!”みたいになっちゃうことが多いんですけど、15分前には“早めにMC決めよう”みたいなテキパキって感じだったので、めちゃくちゃ頼りにしています」

大盛「めちゃめちゃ真面目だし、初日を迎える前のレッスンの時にも“アイドルってこうあるべきだよな”という良いことをすごく言ってくださって。“みんな、いろんなお仕事がある中でのレッスンは大変だけど、観てくださるお客さんにはそういうのはわからないし、それを見せないのがアイドルだから”って。“アイドルってこういう心構えでいるべきだよな”って、改めてアイドルとしての大切なものを教えてくださる、すごくしっかりしてて頼れるキャプテンだなと思って、“これからもななみんさんについていきたいな”って思いました」

──その言葉を聞いて、どう思いました?

浅井「リーダーは初めてだから、自分がキャプテンとしてチームをまとめていけるかすごく不安だったんですけど、本当にみんなが一生懸命、私がこういう風に持っていきたいとか思ったことをちゃんと聞いてくれたのがすごく嬉しかったです。前の岩立チームBは、ホワホワ〜っとしてるとか、準備が遅いとか聞いていたんですけど、私がもともといた村山チーム4は、すごく準備が早かったり、真面目なメンバー集まりだったんです。チームBの良さは残していきたいなって思うし、受け継いでいきたいなっていう想いはあるんですけど、それとは違った浅井チームBらしさっていうのをしっかり取り入れていきたいなと思って。やっぱり準備は早いにこしたことないと思うので……今日も結構ギリギリだったので(笑)」

大盛「これから頑張ります(笑)」

坂口「お母さんみたいだよね(笑)」

浅井「みんなが子供のような気持ちなんですけど。(チームBの)良いところは受け継いで、新しいところは取り入れていきたいなと思っています」

──公演を終え、キャプテンから見て印象に残ったメンバーがいたら教えてください。

浅井「誰と言うのは難しいんですけど、やっぱり徳永羚海ちゃんは、今日が初めてのフル出演でしたけど、初めてとは思えないくらい堂々とステージに立ってくれたので。すごく期待しているメンバーの一人なので、この先がすごく楽しみだなって思いました」

徳永「そんな風に思ってくださるなんて思っていなかったから、すごく嬉しいです。初日メンバーとして選んでいただいて、先輩メンバーの中に入ってすごく不安もあったんですけど、先輩方がいろいろと教えてくださって、こうして無事に初日公演を迎えることが出来ました。ありがとうございます」

──「アイドルの夜明け」公演を選んだ理由を教えてください。

浅井「劇場公演なので、”劇場公演ために作られたセットリストを絶対にやりたいな”っていう想いがありました。チームBのオリジナル公演って、最近やっていた公演が多くて。その中でも「アイドルの夜明け」公演は、峯岸チーム4以来(AKB48では)やっていなかったのと、メンバーを見た時に”「アイドルの夜明け」公演がすごく似合いそうなメンバーだな”と思って。ユニット曲を見た時にも、パパパパパって“この子にこれをやってほしいな”と思いついたので、浅井チームBは「アイドルの夜明け」公演しかないんじゃないかなと思い、迷いもせずに決めました。

──オリジナルを経験しているメンバー(柏木由紀)がいる公演はレアなケースかと思います。柏木さんからのアドバイスはありましたか?

浅井「ゆきりんさんも、この公演のレッスンにたくさん参加してくださって、オリジナルメンバーさんから教えていただける経験ってなかなかないと思うので。ゆきりんさんも“ここはこうだよ”とか言ってくださったり、私たちが“あれ? これ、どっちに揃えたらいいんだろうな?”みたいなことがあったら、動画を撮って、ゆきりんさんに送って、“どっちが合ってますかね?”とか相談したり。オリジナルを忠実にやっていきたいなという想いでいっぱい聞きました」

左伴「ゆきりんさんは何年もやっているから見せ方がすごく上手で、一つ一つの指の動作や表情、足の動きとかめちゃめちゃ勉強になるなと思いました。チームBに入って、そういうところも良かったなと思ったので、ゆきりんさんからたくさん吸収して、可愛いところもセクシーなところも盗んでいきたいと思います」

──これから、どんな浅井チームBになりそうですか。

浅井「パッと見た時に“可愛いな”って思ってもらえる、“チームBと言えばアイドル”みたいな印象があると思うんですけど、それにぴったりなメンバーが集まっているなと思います。でも、セットリストを紐解くと、ヤンキーっぽいところがあったり、『天国野郎』みたいなちょっとおちゃらけた曲もあったりなので、可愛いはもちろん全面に押し出していきたいし、全てのチームの中でも“一番チームBが可愛いね”と言ってもらいたいんですけど、“可愛いだけじゃないんだぞ”っていうところも、幅広く見せていけるチームにしたいなと思っています」

──初日メンバーでもともとチームBに在籍していたのは大盛さんだけになります。前と今のチームBを比べて「ここが違うな」というところを教えてください。

大盛「一番は何事もスピード感。それこそ着替えるスピードとか、ご飯を食べるスピードとか。岩立チームBはほのぼのした日常がずっと続いてるかのような空気にみんな包まれている感じでしたけど、浅井チームBはみんなシャキシャキしていて、背筋がピン!となるようなところがあるから、そこは全然違うなと思います。今はまだ完全に仲良くなりきれていないところがあるじゃないですか。そこが今後どうなっていくのかがめちゃめちゃ楽しみです。岩立チームBは、終盤は先輩・後輩関係なく全員友達みたいな感じだったので、浅井チームBはみんなとどういう関係になっていけるのかなっていうのがすごく楽しみです」

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公演名:浅井チームB「アイドルの夜明け」
日時:2022年4月29日(金・祝)18:30開演
会場:AKB48劇場
出演:浅井七海・石綿星南・稲垣香織・大盛真歩・坂口渚沙・佐藤美波・徳永羚海・左伴彩佳

<セットリスト>
-- Overture
01 アイドルの夜明け/ALL
02 みなさんもご一緒に/ALL
03 春一番が吹く頃/ALL
04 拳の正義/ALL
05 残念少女/稲垣・坂口・徳永
06 口移しのチョコレート/石綿・大盛・左伴
07 片思いの対角線/浅井・佐藤・徳永
08 天国野郎/石綿・稲垣・大盛・左伴
09 愛しきナターシャ/浅井・坂口・佐藤
10 女子高生はやめられない/ALL
11 好きと言えば良かった/ALL
12 そばかすのキス/ALL
13 タンポポの決心/ALL
〜アンコール〜
E1 B Stars/ALL
E2 横須賀カーブ/ALL
E3 アリガトウ/ALL

文/長澤智典

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