2022年9月10日(現地時間)、第79回ヴェネチア国差映画祭が閉幕。クロージング・セレモニーでジュリアン・ムーア審査員長らが出席し授賞式が行われた。

グランプリである金獅子賞にはアメリカのドキュメンタリー映画『All the Beauty and the Bloodshed』が選ばれた。これはアーティストのナン・ゴールディンの生涯と製薬会社王朝サックラ―家の没落を追ったもの。

また『ボーンズ・アンド・オール』のルカ・グァダニーノが監督賞を受賞、同作のテイラー・ラッセルが若手俳優賞を受賞した。男優賞には『イニシェリン島の精霊』のコリン・ファレルが受賞。コリンは授賞式には出席できなかったが喜びの言葉が映像で上映された。同作のマーティン・マクドナー監督は脚本賞を受賞。女優賞は『Tar』で評価の高かったケイト・ブランシェットが受賞。

日本映画のコンペ部門受賞はなかったが、ベスト・リストア映画賞を鈴木清純監督の『殺しの烙印』が受賞している。コンペ部門の主な受賞結果は以下の通り。

金獅子賞(作品賞) 『All the Beauty and the Bloodshed』(ローラ・ポイトラス監督)
銀獅子賞(監督賞) ルカ・グァダニーノ(『ボーンズ・アンド・オール』)
審査員大賞 『Saint Omer』(アリス・ディオップ監督)
審査員特別賞 『No Bears』(ジャファル・パナヒ監督)
最優秀女優賞 ケイト・ブランシェット(『Tar』)
最優秀男優賞 コリン・ファレル(『イニシェリン島の精霊』)
脚本賞 マーティン・マクドナー(『イニシェリン島の精霊』)
若手俳優賞 テイラー・ラッセル(『ボーン・アンド・オール』)

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