鬼才ダーレン・アロノフスキーとA24が贈る、全世界待望の最新作
異色の室内劇×ヒューマンドラマに心が震える傑作が上陸!
第79回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映時より主演のブレンダン・フレイザーの演技に絶賛の声が寄せられ、オスカー獲得への期待が高まる中、12月9日北米全6館で限定公開。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を超える2022年公開作品の1クリーンあたりの数字を記録し、BOX OFFICEは合計360KUSD、1スクリーン平均60kUSDの興収を上げた。
これは2022年の1スクリーンあたりの興収平均の最高記録、またダーレン・アロノフスキー監督作品としては『ブラック・スワン』以来最高のオープニング成績を叩き出している。現地12月21日からの拡大公開、さらに2023年1月に超拡大公開を予定しており大いに期待が高まる。
そんな中、先日のゴールデン・グローブ賞ノミネーション発表では、ブレンダンはハリウッド外国人記者協会と自身との過去の出来事から辞退を事前表明していたにも関わらず、見事主演男優賞候補入りを果たした。その他、活躍目覚ましい若手女優セイディー・シンク(『ストレンジャー・シングス』シリーズ)、話題作への出演が相次ぐホン・チャウ(『ザ・メニュー』『ダウンサイズ』)らが脇を固め、いよいよ本格化する本年度の賞レースを駆け巡る、必見の1本として、堂々と名乗りを上げる!
低予算映画『π(パイ)』での鮮烈なデビューを果たした鬼才ダーレン・アロノフスキー監督の『マザー!』(17)以来5年ぶりの最新作は、劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇の映画化。ダーレンが初めて舞台をみたその日から長らく構想を温め続けていた企画が10年余りの時を経て、ブレンダン・フレイザー(『ハムナプトラ』シリーズ)を主演に迎え、未だかつてないほどに心を揺さぶる物語を生み出した。
自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリー。さらに心不全を患い自身の死期が近いことを悟ったことで、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたブレンダンが、272キロの巨体の男チャーリーになりきり、全身全霊で挑むその姿は観る者の心を捉えて離さず圧巻の存在感をみせつける。
『レスラー』のミッキー・ロークは驚くべき復活を、『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンはオスカー像の栄冠を、幾度となく主演俳優をオスカーノミネートの場に引き上げてきたダーレン・アロノフスキー監督。今回の主人公は異例のカムバックを果たしたブレンダン・フレイザーだ。彼が演じるチャーリーは、大きな勇気を持って演じなければならず、容姿、内面とも脆弱な姿を完全にさらけ出すことを求められた。ブレンダンは「この役を演じるのが怖かった。自分の限界を越えて深く掘り下げ、わたしのすべてを見せたつもりだ。それがこの映画に焼き付いているよ。あまりにハードでパーソナルな経験だったから、撮影の前と後では違う自分になっていた。このチャンスに感謝している。」と語る。
アロノフスキー監督は「この映画の登場人物たちは善人でも悪人でもない。僕らと同じようにグレーゾーンの中で生きていて複雑だ。それでも皆お互いに対してのエンパシー(思いやり)を抱いている。以前よりも人々が互いに背を向けているような今だからこそ、重要な問いかけだと思う。」
心をえぐるような喪失と絶望、深い悲しみ、複雑で多くの重荷を抱えながらもどこかチャーミングさと温かさ、知性を兼ね備えるチャーリー。ともすれば目を背けたくなる異形な姿で世界から断絶せざるをえなくなった彼が、心の奥底で信じ続ける願いとは―。誰しもが抱える人間の弱さを率直に描いた感動のドラマをスクリーンで目撃してみては。
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