「あなたの知らない」インド映画を存分に味わう映画祭
インド映画と一口に言っても、ヒンディ映画、タミル映画、テルグ映画など地域によって言語も文化も異なる多種多様な映画が存在している。23年1月に開催される「インド大映画祭」は、インド映画を20年以上探求し続けた特定非営利活動法人「インド映画同好会(IDE)」が、日本未公開の新作を中心に「他の追随を許さない」独特なラインアップで選定。隠れた名作や佳作、賛否両論を巻き起こした問題作や奇作などを日本に紹介するというもの。上映を通し、異文化交流や相互理解を少しでも深めていくことを理念としている。
このたび、本映画祭に先駆けてメインビジュアルと予告編が解禁。さらに他の追随を許さない、独自の上映作品4タイトルを紹介する。
他の追随を許さない独自ラインナップ4作品
【日本初上陸】『若き獅子』
(2018年/148分/タミル映画 原題: Kadaikutty Singam)
監督:パンディラージ
出演:カールティ(『スルターン』『囚人ディリ』)、サティヤラージ ほか
これぞエンターテインメントミュージカル!カールティ(『囚人ディリ』『スルターン』)主演の日本未公開映画をプレミア上映。裕福な農夫ラナシンガムは息子の誕生を望みつつ子作りに励むが、生まれ続けるのは娘ばかり。ついに彼は妻の妹を新しい妻として息子を作ろうとするが、生まれたのはまたもや娘だった。数年後、最初の妻が偶然身ごもり、念願の息子を産んだところ、その息子を巡って数々の問題が持ち上がる。
『スルターン』
(2021年/150分/タミル映画 原題:Sulthan)
監督:バッキヤラージ・カンナン
出演:カールティ、ヨーギ・バーブほか
マフィアが農夫に転職⁉唄って踊ってアクション満載の超スッキリ爽快系ムービー。マフィアの家に生まれたスルターンはムンバイで工学を生業としていた。家業を嫌っていたが父の死去により家を継ぐ事になったスルターンは、暴力を排除し子分らに真っ当な道を歩ませようと悪戦苦闘する。果たして、その方法とは?
『マンデラ』
(2021年/135分/タミル映画 原題:Mandela)
監督:マドーン・アルヴィン
出演:ヨーギ・バーブ、シーラー・ラージクマール ほか
誰に投票するのか決められない!人気No.1喜劇俳優ヨーギ・バーブが主演の巻き込まれ系社会派コメディ。トイレさえない小さな村スーラングディに住む床屋マンデラは低カーストに属していた。教養がなく文盲の彼は見下されても平然としていたが、ふとした事から村の選挙に巻き込まれ、思いもよらぬ出来事が彼の身に…。
『カルナン』
(2021年/152分/タミル映画 原題:Karnan)
監督:マリ・セルヴァラージ
出演:ダヌシュ(『グレイマン』『3』)、ヨーギ・バーブ ほか
ゴミみたいな人生が何になる!インド身分制度の最底辺で抑圧、差別と闘う――『グレイマン』『3』のダヌシュ主演の怒りのリベンジドラマ抑圧されているコミュニティのポディヤンクラム村にはバス停がなかった。隣村メールールとの関係が悪化するのを打開すべく青年カルナンが立ち上がる。緑豊かな風景とは裏腹に、彼と村を待ち受けていたのは壮絶な運命であった…。
「インド大映画祭 in ケイズシネマ」
2023年1月21日(土)~2月3日(金)新宿ケイズシネマにて上映
主催:特定非営利活動法人インド映画同好会
【料金】
一般:1,800円/大学・高校:1,500円/シニア・障がい者:1,000円/WEB割引1,600円 ※WEBでの予約限定の割引となります。
【スケジュール/全日10:00上映スタート】
1/21(土)『若き獅子』★
1/22(日)『スルターン』★
1/23(月)『マンデラ』
1/24(火)『カルタン』
1/25(水)『若き獅子』
1/26(木)『スルターン』
1/27(金)『若き獅子』
1/28(土)『マンデラ』
1/29(日)『若き獅子』
1/30(月)『カルナン』
1/31(火)『若き獅子』
2/1(水)『スルターン』
2/2(木)『若き獅子』
2/3(金)『マンデラ』
★上映前映画解説トーク ※5分程度
登壇者;サミー・アネット・石川(インド映画同好会)