第79回ベネチア国際映画祭で《監督賞》《新人俳優賞》のW受賞に輝いた、主演ティモシー・シャラメ、ルカ・グァダニーノ監督最新作『ボーンズ アンド オール』(原題:『BONES AND ALL』)が2023年2月17日(金)より公開となる。

“喰い尽くしてやった。気分最⾼だった”

アカデミー賞《作品賞》《主演男優賞》など主要4部門にノミネートされ、《脚⾊賞》に輝いた『君の名前で僕を呼んで』(17)に続きティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作はヴェネツィア国際映画祭後もアカデミー賞の前哨戦に数えられるインディペンデント・スピリット賞やゴッサム賞でも複数の部門にノミネートされた禁断の純愛ホラー。社会の⽚隅で⽣きるマレンとリーが抱える秘密。それは⽣きるため本能的に⼈を喰べてしまうこと。その「謎」を解くための⼆⼈の逃避⾏、そして予想だにしない純愛のゆくえが、世界中で賛否を⽣んでいる問題作。

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今回解禁された《純愛ホラー編》は、米ハリウッド・レポーターが「ルカ・ダァダニーノ監督は、“人喰い”というホラーの題材を、アメリカを舞台にしたロードムービーとしてアプローチしました。単なる恐怖ではなく、愛と人生に対する人の必要性を問いかける作品」と評し、「2022年公開のホラー映画トップ10」(※2022年12月25日配信記事/1位はジョーダン・ピール監督の『NOPE ノープ』)の第2位に選出されたことを裏付けるような衝撃的な内容となっている。

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映画『ボーンズ アンド オール』純愛ホラー編 2月17日(金)公開!

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映像は、自分探しの旅をするマレンが、自分と同じ“人喰い”の青年リーと出会い、ダイナーで食事する場面で始まります。マレンが「なぜ私を誘ったの?」問うと「いい人っぽい」からとリーが微笑み、「(私は)いい人よ」という彼女に大きく頷き、「俺はどう?」と尋ねる。
この場面の撮影現場で主演の二人に「天才的だ。すばらしい」と声をかけたルカ・グァダニーノ監督が、「『ボーンズ アンド オール』は愛の不可能性を描く映画だ。居場所を探すことも描く」とコメントし、社会の片隅で生きる二人の出会いの場面がインサートされる。
主演&製作のティモシー・シャラメは、「よそ者であるふたりに共感できると思う。マレンは世間知らずで、自分とは何かを模索している」と、“人喰い”という宿命を背負った二人が惹かれ合い、居場所を捜す旅を続ける姿は、孤独感を抱える現代の若者の心にも響くはずだと言う。

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 「誰も傷つけたくない」と願うマレンに、「ルールはそれぞれ、僕と君は違う。喰わなきゃ生きていけないんだ」とリーは語気を荒げる。「自分らしく生きる方法をリーが知っていると感じている」というマレン役のテイラー・ラッセルの言葉を受けてティモシーが続ける。リーは「マレンに自分を変えず、受け入れるよう促す。持つべきではない重荷を背負っている人もいる。これは一緒にいても安全ではないけれど、お互いに癒やされ、深く愛し合う二人の映画だ」と、ホラーの枠を超えて“純愛”を描く本作の魅力に言及する。

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 “人喰い”、それが逃れられない宿命だとしても決して許されることではない。この禁断のテーマに挑んだルカ・グァダニーノ監督は、「二人が直面する不可能性は、私たちを形作る可能性を反映したものだ」と言う。旅の途中、高原で二人が言葉を交わすシーンでは、葛藤を続けるリーの瞳には大粒の涙が溢れる。テイラーは「嫌な面も含めてその人のすべてを知って、ありのままを愛すことは、稀だと思う」と二人のピュアな愛についてコメントを寄せている。

《純愛ホラー編》のラストは急展開を見せます。凶暴な表情で人に襲いかかるリーの姿に、「何をしたの?」とマレンが問うと、「食い尽くしてやった。気分最高だった」とリーが呟き、倒した相手を見下ろす彼の姿をとらえて結ばれる。「人を傷つけたくない」と願うマレンと、「喰わなきゃ生きていけないんだ」と叫ぶリー。禁断の宿命を背負った二人の愛の旅路には、どんな結末が待ち受けているのか。そして、R18作品で輝くティモシーの衝撃的な姿も必見だ。

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■監督:ルカ・グァダニーノ 『君の名前で僕を呼んで』 『サスペリア』 
■出演:ティモシー・シャラメ 『DUNE/デューン 砂の惑星』 『君の名前で僕を呼んで』 、テイラー・ラッセル 『WAVES/ウェイブス』 
マーク・ライランス 『ブリッジ・オブ・スパイ』 『ダンケルク』

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