「必要なら駆けつける。いつ どこへでも」
今は亡き国王ティ・チャラの元恋人ナキアを訪ねるため、ハイチにやって来たシュリ。すると、ドーラ・ミラージュで隊長を務めていたオコエが姿を現します。シュリは「護衛はもう必要ない」と伝えますが、オコエは「護衛ではなく、別れを告げに来た」と答えます。さらに「どこへ行くの?」というシュリの問いかけに、冗談を交えた回答で明言を避けるオコエですが、シュリが思いを込めた感謝を伝えると「必要なら駆けつける。いつ どこへでも」と声をかけてシュリの元から静かに去っていきます。切なく温かい別れを描く、感動的で貴重な未公開シーンとなっている。
監督が語る“シュリが新たな主人公になった理由”
ライアン・クーグラー監督によると、シュリがいたからこそストーリーテリングに命が吹き込まれたとのこと。「シュリから始めることが重要だったのは、様々な意味で彼女がこの映画の観客の代理人だからです。彼女は主人公であり、彼女の目を通して、私たちは映画の旅に出るのです。脚本家兼監督である私にとっても、彼女は観客の代わりだったと思います」と語ります。「ティ・チャラは、シュリが最も尊敬しているキャラクターだったと思います。シュリ役のレティーシャ(・ライト)の演技で素晴らしかったのは、ティ・チャラを笑顔にする方法を知っていたことです。彼女はティ・チャラを弱くする方法も知っています。
そして、レティーシャとティ・チャラ役のチャドウィック(・ボーズマン)の俳優としての相性の良さが、その多くを生んでいると思います。レティーシャはチャドウィックの鎧を突き破り、彼からユニークな反応を引き出すことができたのです。それはまるで本当の兄妹のように感じられました。だから、彼女がこの映画の感情の旅路の窓となることは、とても理にかなっていました。シュリの旅はファンタスティックですが、とてもリアルです。例えば、無敵だと信じていた大切な人の死や、自分自身の失敗を受け入れなければならないこと、そして、当たり前だと思っていた人間関係に感謝できるようになることなど、大人なら誰もが悩むようなことに取り組んでいるのです。彼女はこうしたことをすべて探求できるキャラクターになったと思います」と語っている。
この度発売するMovieNEXには、惜しくも本編には採用されなかった貴重な「未公開シーン」や、プロダクション・デザイナーや衣装デザイナーなどの、キャストとスタッフのインタビューを交え、文化や歴史を重んじながら作り上げた製作の舞台裏を追う「ワカンダとタロカン」、兄である国王を亡くしたシュリが、母ラモンダ、新キャラクターのリリ・ウィリアムズらと共に未来に向かって進んでいく「継承されるブラックパンサー」、シュリ役レティーシャ・ライトの可愛らしいミスや、ネイモア役のテノッチ・ウエルタ・メヒアが水中でおどける様子を収録した「NGシーン集」など、見ごたえのあるボーナス・コンテンツを収録!
ブラックパンサーことティ・チャラの想いを引き継ぎ、監督のライアン・クーグラーを中心にすべてのキャストやスタッフが、まさに全身全霊を込めて作り上げたエモーショナルでドラマティックな超大作、アカデミー賞®受賞の期待も高まる『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を、ぜひMovieNEXやデジタル配信で楽しんで欲しい。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
デジタル配信中(購入/レンタル)/3月29日(水)MovieNEX発売
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発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン