最長5 分の潜水!?スタント無しで挑んだ、水中シーンの撮影とは…!
MCU 初参加となった海の帝国タロカンの謎の王、ネイモア役のテノッチ・ウエルタ・メヒアはこの役に抜擢されたことを「夢のようだ」と言い、今回の水中での撮影について「潜水しての撮影が最高だったね。タンクの底は何もかもが静かなんだ。動的な瞑想って感じ。息が続くのは5分ほどだ」と撮影中の様子を語っています。ライアン・クーグラー監督は「前作ではなるべく生身の演技を使った。今回も水中の全シーンをVFXにする余裕はない。(キャストたちの)水中撮影を取り入れた」と説明し、プロダクション・デザイナーのハナー・ビーチラーは「水中環境について徹底リサーチしたの。水の影響、セットの資材や色をどうするか、蛍光色ならくすんで見えないか、水から出た時や水中での見え方、とにかくテストを繰り返した」と話します。スタント・コーディネーターのクリス・デニソンは、「方針転換してスタントマンでなく、役者本人が演じた」と、キャスト自らが水中の撮影に挑むに至るまでを語っている。
さらに主人公シュリ役のレティーシャ・ライトは「監督に聞かれたの、“泳げる?”って。こう答えたわ。“私の居場所はラボよ” “ラボから出て他に何をやれと?”」、「潜水チームとの訓練が始まったわ。もう最高、新しい技術を身に付けた。その先の撮影のいい準備になったし。水陸両方に対応できるなんてすごくクールよね」と撮影現場での様子を笑顔で語っています。キャストやスタッフが一丸となって、本作のメインとも言える水中での撮影の様子が体感できる、貴重なボーナス・コンテンツとなっている。
スタント・コーディネーターが語る水中撮影の舞台裏
スタント・コーディネーターのクリス・デニソンは、出演者の大半と一緒に水中技術をレベルアップさせた過程を語っている。「私たちは、まず、水中環境が全体的に快適に感じられるように努めました。なぜなら、彼ら(タロカンの人々)は水中で生まれたかのように動くことができ、水中の環境を非常に快適に感じていなければならないからです。水中でのパフォーマンスには、体重と重力の関係が重要です。タロカンの戦士たちにとって、浮力のコントロールは重要な鍵でした。一人の戦士が海の底をスキップするようなことがあってはならない。全員がスムーズに泳げなければならないのです。キャストと一緒に、それぞれが快適に泳げるようなストロークを開発したのです」と話している。
ティ・チャラの元恋人、ナキア役ルピタ・ニョンゴの水中トレーニングとは?
ナキア役のルピタ・ニョンゴは、新たに取り組んだ特別な水中トレーニングについて「まず最初に、「ライアン(・クーグラー監督)は水に対して何かを考えているようだと言わなければならないわね。脚本を読んだとき、”ああ、彼は今回、本気で取り組んでいるんだな。水への憧れを抱いているんだ”と思いました。私は間違いなく新たなことを学ばなければならないと。私は小さい頃から浮くことはできても、泳ぐとパニックになってしまう子供でした。子犬のような泳ぎ方で、誰も撮りたがらないんです。だからすぐにトレーニングに取り掛かったんです。そこで、XPT(エクストリーム・パフォーマンス・トレーニング)と呼ばれるものを行いました。呼吸法や水中で重りを使った運動、氷風呂やサウナといった疲労回復のためのテクニックに驚くほど気を使うものです。私はこれを実践し、生まれて初めて30ポンドの重りを持って水中を歩きました。呼吸が楽になり、撮影が楽になるくらい長時間呼吸を止められるようになったのですから、驚きです」と振り返っている。
この度発売するMovieNEX には、プロダクション・デザイナーや衣装デザイナーなどのキャストとスタッフのインタビューを交え、文化や歴史を重んじながら作り上げた製作の舞台裏を追う「ワカンダとタロカン」、兄である国王を亡くしたシュリが、母ラモンダ、新キャラクターのリリ・ウィリアムズらと共に未来に向かって進んでいく「継承されるブラックパンサー」、シュリ役レティーシャ・ライトの可愛らしいミスや、ネイモア役のテノッチ・ウエルタ・メヒアが水中でおどける様子を収録した「NG シーン集」、惜しくも本編には採用されなかった貴重な「未公開シーン」など、見ごたえのあるボーナス・コンテンツを収録!ブラックパンサーことティ・チャラの想いを引き継ぎ、監督のライアン・クーグラーを中心にすべてのキャストやスタッフが、まさに全身全霊を込めて作り上げたエモーショナルでドラマティックな超大作、先日発表されたアカデミー賞®では見事衣装デザイン賞を受賞した『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を、ぜひMovieNEX やデジタル配信で楽しんで欲しい。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
デジタル配信中(購入/レンタル)/3月29日(水)MovieNEX発売
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発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン