『シックス・センス』や『オールド』などのM.ナイト・シャマラン監督最新作『ノック 終末の訪問者』が2023年4月7日(金)より全国で公開。シャマラン監督の本作に込める想いが明かされる特別映像が到着!

「本作のような物語は不完全であることが重要になる。観客と一緒に埋める余白を残しておくんだ」

この度解禁された特別映像では、M.ナイト・シャマラン監督が「聖書を題材にした壮大なスケールの物語を舞台と設定を現代に移した原作の発想に共感した。恐れという感情が主人公たちを苦しめる。その基本前提が秀逸なんだ。ここから逃げ出したくても恐れがそれを許さない」と語り、その言葉通り休暇中に静かな森の奥にある別荘小屋で家族だけの時間を楽しんでいた彼らが、武器を持った4人の突然の訪問者を“恐れ”、その訪問者らに迫られる悪夢のような選択に“恐れ”、テレビに映る飛行機事故などの悲劇を見ることによって更に“恐れる”様子が描かれる。

画像: 「本作のような物語は不完全であることが重要になる。観客と一緒に埋める余白を残しておくんだ」

また、『オールド』(21)、『ミスターガラス』(19)、『スプリット』(17)など他のシャマラン作品と同じく“家族を軸に描く”という共通点がある一方で、シャマランは本作で映画一本をほぼ丸ごと密室劇にするという新しい挑戦に取り組んだ。重い題材の作品ではあるが、メイキングでは白熱するシーンでメガネがもたついてしまったことを心配するデイヴ・バウティスタに対して「むしろそれが良かったよ!」と明るく声を掛けるシャマランが映され、非常に和やかな様子で撮影が進んでいたことが窺える。

画像: 『ノック 終末の訪問者』特別映像 | FEAR<4.7(金)劇場公開> youtu.be

『ノック 終末の訪問者』特別映像 | FEAR<4.7(金)劇場公開>

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映像の最後にシャマランは、「ダークな物語を語るのが得意だ。私は人や世界のことを極めて前向きに受け止める人間だ。どんなマイナスもプラスに転換できる」と自身の作風について分析した上、「生き残りを懸けて葛藤するキャラクターこそ面白い。劇場に足を運んでもらうには“今”を切り取った作品を作る必要がある。わざわざ劇場に行くのは心の底から感動したいからだ。本作のような物語は不完全であることが重要になる。それこそが物語を伝える側の命題だ。観客と一緒に埋める余白を残しておくんだ」と本作に込める想いを明かした。

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