9年連続!一夜限りの復活上映
『ソレダケ / that’s it』は『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市 BURST CITY』の石井岳龍監督(aka 石井聰亙)が、バンド bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)のリーダー、故・吉村秀樹からの熱烈なラブコールのもと完成させた爆音暴走映画。染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳、そして綾野剛という強烈な個性派キャストが全篇にブッチャーズの楽曲、音が鳴り響くなか全力疾走と拷問、罵詈雑言の応酬、血まみれの銃撃戦を展開。生きることへ執着心と、世の中の歯車にすらなれないもどかしさと虚しさが交錯する、石井岳龍監督ならではの濃くて危ない、激烈な描写の連続で、ブッチャーズの持つ激しさ=<攻撃的無常感>から導き出される人間の意地を描いた映画だ。
2015年5月27日、シネマート新宿にて劇場公開がスタートした本作は、2016年以降毎年、吉村秀樹の命日である5月27日に同館にて復活上映を行い、ブッチャーズファンだけでなく、全国から多くのソレダケファンたちが集って本作を見届けてきた。だが2020年、新型コロナウィルス感染症拡大による初の緊急事態宣言発出により同館が休館を余儀なくされた末の前代未聞無観客上映、翌2021年は3度目の緊急事態宣言で実施が心配されるも、ギリギリで無観客を回避、無事に有観客上映が行わるなど、幾度となく同日上映の継続が危機にさらされてきたが、今年はあらゆるネガティブ要素を吹き飛ばし、土曜日18:40~という時間帯での上映となる。
海外では『ロッキー・ホラー・ショー』を毎日どこかの時間帯で上映し続ける名画座などはあるが、日本の新作ロードショー館で毎年同じ日に同じ映画を9年間上映し続ける映画館は珍しく、本作とと映画館の関係性は他に類をみないものであるといえるだろう。
今年もキービジュアルに記された【20:15:05:27】を【20:23:05:27】とした特別フライヤーを来場者プレゼントとして用意。2021年のシネマート新宿電力増強工事により得られた強力エレクトリック・パワーと、シネマプロセッサー<ドルビー社製CP950>の導入で出力アップ、爆音暴走感アップ、狂暴性激増、破壊力最大となった「ソレダケ×シネマート」の<爆音3chスーパー・バズーカ音響>が、関係者も不安になるほどの轟音で観客を出迎える。
※なお、<爆音 3ch スーパー・バズーカ音響>はシネマート新宿の<ブースト・サウンド>システムを使った音響ではありません
今年はbloodthirsty butchersライヴ映像も特別上映!
さらに今年はブッチャーズの吉村秀樹が2013年5月27日にこの世を去ってから10年を迎える節目の年。シネマート新宿では『ソレダケ/ that’s it』本編の上映後、2013年4月20日、京都MOJOで行われ、石井岳龍監督チームが撮影・編集・MIXを手掛けたブッチャーズのライヴ映像から1曲「燃える、想い」が特別上映される。
また、吉村秀樹没後10年となる今年は、各地でもトリビュートイベントが開催。ブッチャーズ、吉村の故郷である北海道の留萌市では、同バンドの展示会とブッチャーズを描いたドキュメンタリー映画『kocorono』も上映される<2023年吉村秀樹トリビュート企画 in 留萌『吉村秀樹会』〜センボウダイヘノボル〜>が命日をまたぐ5月18日~28日に開催、札幌BESSIE HALLでは5月27日の『吉村秀樹会』と題されたライヴイベントで射守矢雄と平松学、PANICSMILE、ACADEMY FIGHT SONG、AEROSCREAM、Grans、evepartyが出演する。
さらに10年前の初の「吉村秀樹会」開催地であり、周年等でブッチャーズにまつわる催しを行ってきたライヴハウス、新代田FEVERとPOOTLE(FEVER内)では、『吉村秀樹会 2023』と題して5月25日(木)~5月28日(日)に吉村秀樹の使用楽器の実物をはじめ、ブッチャーズを象徴するバックドロップ(結成初期につくったであろう実物)を展示。来場された方々に想いを書き綴ってもらえるコメント場所も設置される。
そして5月27日(土)には、ドキュメンタリー映画『kocorono』と、そのブルーレイに映像特典として収録されたブッチャーズのライヴ映像を上映、ライヴハウスならではの爆音上映となる。さらには 2015年1月にリリースされた吉村秀樹のソロ作品「Selected Solo Works」がクリアヴァイナルとなって5月27日にリリースされることも決定しており、初回完全限定生産300枚+全国流通無しのBelieve Music Store、7e.p. Online、Bandcamp限定販売として現在予約受付中だ。
『ソレダケ/that’s it』 シネマート新宿7年連続!同日上映
【日時】2023年5月27日(土)18:40の回
【場所】シネマート新宿・スクリーン1
【内容】『ソレダケ/that’s it』 +「撮影終了間近の石井岳龍監督新作長編映画 今回だけのパイロット版」(5分)上映
【チケット料金】通常料金 ※各種サービス適用
【チケット販売】5月6日(土)18:00より劇場オンラインと窓口で販売
【入場特典】2023年度版『ソレダケ/that’s it』フライヤー(非売品・当日限定)
【『ソレダケ / that’s it』作品概要】
出演:染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳/綾野剛
監督:石井岳龍|楽曲:bloodthirsty butchers|脚本:いながききよたか
製作:『ソレダケ / that’s it』製作委員会|配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
2015年|日本|カラー|1:1.85|3ch|110分
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あらすじ:戸籍を奪われ、アンダーグランドでもがく大黒。この底辺から抜け出す最後の手段として、裏社会の調達屋・恵比寿の財布を奪うが、予期せずハードディスクを発見する。その中には家出人、ホームレス、風俗嬢たち、地下な人々のビジネス売買用戸籍情報が詰まっていた。大黒はそれを隠すが、恵比寿に追われあえなく監禁される。しかしそこには風俗嬢・阿弥が拘束され、横たわっていた。何とか脱出し、ダークサイドに生きる知人、猪神に助けを請う二人だが、再び監禁され、謎の極悪ギャングのボス千手による拷問の中で大黒の過去にまつわる宿命の謎が明かされる。もがき苦しんでも決して抜け出すことができなかった負のループが導いた先で大黒は、彼を束縛する宿命との対決を決意する…。
■『ソレダケ / that’s it』上映情報サイト https://liveviewing.jp/soredake/
■『ソレダケ / that’s it』公式:twitter https://twitter.com/soredake_film
bloodthirsty butchers 関連イベント情報
2023 年吉村秀樹トリビュート企画 in 留萌『吉村秀樹会』〜センボウダイヘノボル〜
■映画『kocorono』上映&トーク (川口潤監督、射守矢雄、小松正宏、掟ポルシェ)
2023年5月21日(日)12:30~16:00
¥2,000(+one drink)場所:ナイトサロン太陽
〒077-0042 北海道留萌市開運町 3 丁目 7−2
(https://goo.gl/maps/Nf3UkowuSgzGTYyi9)
40 席限定。お申込はこちら:
https://forms.gle/dg4czCrhFeDf6sdz7
■bloodthirsty butchers 展(ライブ写真・関連作品・交友関係者コメント等)
2023年5月18日(木)〜28日(日)12:00~17:00 入場無料
場所:フリースペース yukyuk2 階
〒077-0007 北海道留萌市栄町 2 丁目 2−1
(https://goo.gl/maps/8zCawFyoD7J2siZt6)
NAVYO presents『NOCON vol.16』〜We Love b.t.b ! We Love Hideki Yoshimura!〜
2023年5月27日(土)札幌 BESSIE HALL
出 演 : 射守矢雄と平松学 / PANICSMILE / ACADEMY FIGHT SONG/AEROSCREAM / Grans / eveparty
開場 17:00 / 開演 17:30
前売 3,500 円 / 当日 4,000 円(いずれも 1Drink Order)
ローソンチケット:L-12571
NAVYO 問い合わせ:navyo.sapporo@gmail.com
新代田 FEVER『吉村秀樹会 2023』
■ドキュメンタリー映画『kocorono』+ブッチャーズライヴ映像(BD の映像特典)上映
日程 2023 年 5 月 27 日(土)
会場 新代田 FEVER
チケット ¥2,000(+1d)/ 当日 14:00 販売
OPEN 14:00/ START 15:00/ END 17:30 予定
問:新代田 FEVER 03-6304-7899
■吉村秀樹&bloodthirsty butchers 展示会
会場 POOTLE(新代田 FEVER 内)
開催期間:2023 年 5 月 25 日(木)~ 2023 年 5 月 28 日(日)
時間 平日 17:00~23:00、土 12:00~23:00、日 12:00~22:00
入場 無料
吉村秀樹ソロ作品アナログ化
■吉村秀樹「Selected Sole Works」
完全生産限定 クリアヴァイナル全 6 曲
Side A
1. May / 5 月
2. nocturne(※CD リリース時のタイトルは”untitled”)
3. amenimomakezu
Side B
1. riffrain
2. ready steady go
3. zarame
A1 『We Love butchers indie version』#ZIKS-095 (1999 年)より
A2 吉村秀樹自主制作 7" #391tone-y002 (2002 年)より
A3-B3 NBC 作戦チャリティコラボシリーズ第 10 弾「吉村秀樹×竹林現動×浅野忠信×NBC 作戦 チャリティー」(2012年)より